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2006年3月13日 (月)

声が出ない!!

8日の水曜日、夜にサンフランシスコから帰国して、成田からその足でクリニックに出勤し、残務の整理や、テレビや雑誌の取材の対応、そして彼岸前の墓参りなどをやっていたら、土曜日の夜から、ついに熱でぶっ倒れました。もう若くないですね。僕はもともと忙しい生活が好きなので、“忙しくて寝むれない“なんてことは、どうってことないのですが、この風邪で、なんと、声が出なくなってしまったのです。きっと鼻腔の奥の上咽頭炎で、後鼻漏が続くうちに声帯にも virus が飛び火したんだなとか、西洋医学的に予想はしてみても、実際に声がでなければ、診療も出来ません。さあ、月曜日までに治さなきゃ。


西洋医学的には、のどの痛みをとるために、トラネキサム酸(トランサミン、面白いことに、この薬には、シミを薄くする効果もあります)や、細菌感染症がないときはPL顆粒のような、総合感冒剤を使うしかありません。風邪の引き初めは、葛根湯のような漢方薬が効くこともありますが、このようにどっぷりと風邪になってしまったときは、体力のない、老馬に鞭打つようなもので、逆効果になってしまいます。だったら早く治すために何をしようかと思って、民間療法を調べてみたところ、いろいろと、出てきますね。
 

風邪の民間療法は長い間の経験によって確立された、いわば生活の知恵といえます。たとえば、卵酒は卵によってタンパク質を補給し、日本酒で体を温めて眠りを誘う効果がありますし、しょうがは中国で古くから「風邪を治して冷えや頭痛、鼻づまり、咳、痰を取り去る薬効がある」とされています。梅干しに含まれているクエン酸は、体のTCAサイクルを回して栄養補給をしてくれますし、はちみつやそれに含まれるプロポリスなども効果があります。


<漢方で風邪に効果があるといわれる食品>
●しょうが
●長ねぎの白い部分
●しその葉
●にんにく
●だいこん
●梅干し
●シナモン(桂皮(けいひ))


“喉の痛みや咳には大根“といわれるほど、咽頭部感冒の民間療法として根づいているのが大根です。大根の辛味成分アリル化合物には、炎症を鎮め、せきを止め、さらに殺菌の作用があります。また大根には、天然の消化剤といわれる酵素のジアスターゼやアミラーゼが豊富で、疲れた胃腸の働きを助け、食欲不振を改善するのです。呼吸器系の風邪のときは、Tシャツの胸の前にカイロを貼るのが効果的です。


世界各国でも、風邪に対する様々な対処法があります。フランスでは高熱の時には冷水風呂にいれて体を冷やせなんてとんでもない療法がほんの数十年前までありましたが、今は当然、廃れています。イギリスには『Feed acolid and starve a fever』という言葉があります。「風邪は食べて治せ、熱は食べずに治せ」こうすれば風邪は自然に治るという意味です。かるい風邪の場合はしっかり食事をし、栄養をつけて安静にします。熱がある場合は細菌感染やウイルス感染が考えられますので、食事をして胃腸に負担をかけるよりも(食事をするという行為は実は体力使うのです。現に基礎代謝量の大きな部位を食事が占めています。)水をたくさん飲むようにしろというものです。世界の民間療法にも、程度の差はありますが、西洋医学の観点から考えても一理あるものも多いですね。


で、昨日の日曜日は本当に丸一日眠って(疲れていると本当に丸一日、眠れるものなんですね!)、ついでに民間療法もいろいろ試してみましたが、今日起きて、体力的にはだいぶ復活したものの、残念ながら、声はかすれていて、全快というまでには行きませんでした。でも、仕事には復帰できそうです。やっぱり風邪の時はディフェンスで、時間が経つのを待つしかないですね。(笑)

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