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2006年8月24日 (木)

医療事故と医療ミス

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航空機産業の世界では、ハインリッヒの法則というものがあるそうです。ひとつの重大事故の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏にはケガではないが、ヒヤッとした300件の体験があるというものです。医療の世界にもそのまま適応できるのではないでしょうか。


医療過誤が起こるたびに、医師免許を更新性にすべきだなどといった議論が毎回起こりますが、僕はそれはナンセンスだと思っています。医療ミスは、一般には、医師の医学的知識が欠除しているために起こるのではなくて、点滴や、薬の申し送りがうまくいっていなかったりする、単純なミスが連続した場合に引起されることが、実に多いのです。


実際には、医療事故と医療過誤は全く違います。


事故は一定の確率で起こるものです。過誤は人為的なミスが重なったものなのです。ですが、この2つは混同されつつありますよね。


やはり医療事故は、手術に関わるものが多いです。今までに肉親など近い人の手術を三回経験しましたが、手術室の外で祈りながら待つ気持ちは、表現できないぐらい、心配で、なんともいえない気持ちになります。


純粋な麻酔の事故も、70000例に一例あるという報告も有ります。事故ならしょうがないという医療サイドの考え方と、事故や過誤が起こりません様にという患者サイドの気持ちとを考えながら、でも、過去に経験した色々な手術の事例を想像してしまうのです。


昔は手術は危険なものだというのが当たり前でしたし、スピードが勝負でした。ですから、手先の器用な、作業の早い外科医が重宝されましたし、手術室から患者さんが出たら、皆安心したものです。


しかし、以前、ブラックジャックのブログ[関連した日記LOG]にも書きましたが、今は、麻酔の技術が発達しているので、たとえ何時間手術時間がかかっても、心臓を動かしたまま、手術室から患者さんを出すことは出来るのです。手術の良し悪しは、その後の予後にかかわってくるのです。


今でも、医療事故や医療過誤で尊い命が失われることがあるわけですが、医療従事者として、一件でもそういったことが減るのを祈るのみです。

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