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2006年11月16日 (木)

真っ赤なお鼻の??

実は先週から体調を崩していて、鼻のところになんと“面疔”が出来てしまいました。クリニックのスタッフからは「先生、どうしたんですか? 鼻が赤いですよ!!」と何度も言われるし、患者さんと話をしていても、なんだか視線をちらちらと鼻の頭に感じるんですよ。

ここ2~3日初対面の人には、視線を感じた瞬間自分から「ちょっと体調が悪くて面疔が出来ちゃって・・・」と自己申告/言い訳しながら診察している有様です。この状況は男の僕でも正直つらいですね。人の目線が気になって外出するのも億劫になります。重症なアトピー・にきびの患者さんや、顔に濃いシミを持った人は、外に出たくないし人にも会いたくなくなって、そういった精神的なストレスがさらに肌への悪影響を及ぼすと言われます。

医者として知識ではわかっていましたが、その患者さんの気持ちが、初めて心から良く理解できました。身をもって知る貴重な患者さん体験ですね。

ところで、面庁が危険だと言われるのには、理由があります。毛穴が細菌に感染したことによって起きる炎症を、“毛嚢(もうのう)炎”又は“せつ”と呼びます。毛穴と一致した所に赤い腫れや、軽い痛みがあり、中心に膿みを持つことが多いのですが、この“せつ”が鼻の周りに出来ると、昔の人は注意したようなのです。なぜなら顔面・・・特に鼻周囲の汗腺、皮脂腺は非常に深いところに分布しており、血管は頭蓋内の血管と直結しています。さらに、顔面は表情の変化などで常に動いていますから、患部の安静が保ちにくい場所です。原因の細菌はブドウ球菌など一般の菌が多いのですが、栄養の悪かった時代には、脳髄膜炎に至る危険性があったとされているのです。

確かに「面疔」なんていう言葉を、皆本当によく知っていますよね。面疔は通常は抗生剤を使用して1週間ぐらいで治りますが、長引く人はメスを使って切開するのがよいでしょう。直に治るさと軽く考えず、お医者さんに相談すべきですね。

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