« CYNOSURE AFFIRM | トップページ | 六本木けやき坂 »

2006年11月26日 (日)

分子整合栄養医学

Thomas_edison あのトマス・エジソンは、ひとつの予言を残しているのだそうです。

「未来の医師は、薬を使わず、食事を重視し、病気の本来の原因を探し、予防するという、人間の基本を大事にして治療をするであろう。」

エジソンは1931年に亡くなりましたが、この予言にある「未来の医師」に僕もなりたいと、とある勉強会に23日、参加してきました。

会場はホテルサンルート品川シーサイドというところです。先日のJMECのトータルアンチエイジングセミナーで、一緒に講演した溝口徹先生を中心に行っている「分子整合栄養医学」という学問の勉強会に行ってきたのです。

Image008 「分子整合栄養医学」・・・なんだか耳慣れない言葉ですよね。

この学問はノーベル賞を二回受賞したライナス・ポーリング博士の提唱された「分子整合栄養学」を元に、カナダで未だ91歳で現役医師をしているエイブラハム・ホッファー博士や、分子栄養学研究所の金子雅俊先生らを中心に40年前から行われているものだということです。

ホッファー博士はナイアシンを中心としたメガビタミン療法で、うつ病や統合失調症を治す治療を行ってきたことで有名な博士です。

彼らの長年の臨床実験データを元に、わずかな血液データの変動を捕らえて、一見正常範囲にある血液データからその異常を発見し、体内の微量ビタミンや、ミネラルなどを大量に摂取して補正することで、不足を補ってゆく方法は画期的でした。

実は医学部では栄養についての講義がありません。医者は健康と病気についての専門家であるべきなのに、その健康の土台となる栄養学について学部で学ぶことがない、という恐ろしい現実があります。僕自身はといえば、母親が栄養士の資格を持っていたこともあり、栄養学については細かい知識を教えられてきたと思っていました。でも、実際の臨床の現場でその知識を使うチャンスはあまりなかったのです。

また、僕自身、長年健康診断を受けていますが、ここ数年、「異常なし」というデータをもらい続けています。しかしながら、長年人間ドックをやって、「異常なし」のデータをもらっている患者さんが、半年後にガンになってなくなってしまうことも医師として経験してきました。今検診でもらうデータは過去のもので、決して未来を保障してもらえるものではないのですよね。

実際クリニックで診療する患者さんで美容の相談と一緒に「眠りが浅い」「倦怠感がある」「うつっぽい」「やる気が出ない」「むくみがひどい」「冷えや肩こりがなかなか治らない」「婦人科系の症状に悩まされている」・・・と言ったことを訴える方が多い最近ですが、こういった患者さんを人間ドックのようなもので調べても、実際今の医学で断定できる「病気」の人は少なかったりします。美容医療では、「ホルモン補填療法」を適用させる場合も増えてきましたが、僕自身はまだホルモン療法には疑問点もある。その点で、栄養療法というのは毎日の食生活を見直すきっかけにもなりますし、美容と健康、そしてアンチエイジングを根本から考え直すチャンスにもなる。僕自身の次の展開を考えても非常におもしろかったですよ。

僕もこの冬カナダに行って、エイブラハム・ホッファー博士に会ってこようと思います。報告は、またこのブログでしますね。

|

« CYNOSURE AFFIRM | トップページ | 六本木けやき坂 »

医療」カテゴリの記事

コメント

藤本先生、はじめまして。
私は高校で養護教諭をしているものです。

先日、知人が分子整合栄養医学の勉強会に出席したというお話を聞き(おそらく先生と同じところです・・・)、私も興味があったので調べていたところ、こちらにたどり着き、お邪魔させていただきました。

ナイアシンで精神病がよくなるんですね。すごいです。うちの生徒も精神科で処方してもらっている子がいます。勉強不足でプラセボなのかなと思っていました。

あつかましいのですが一つ質問があります。メガビタミン療法ですが、ビタミンAなど脂溶性のものは過剰摂取による副作用が懸念されるものにものについては、やはりたくさん投与しないのですか?もし、お時間があればご返答お願いします。

先生のブログ面白くてとても勉強になります。また、拝見させていただきます☆

投稿: | 2006年11月26日 (日) 21時59分

脂溶性のビタミンは、胆汁によって代謝される経路しかありませんので、胆石になるリスクも上がりますし、特にビタミンAは奇形児が生まれるリスクも上がります。論語にも、「過ぎたるは尚及ばざるが如し」ってありますよね。

投稿: 藤本 幸弘 | 2006年11月27日 (月) 23時21分

ご返答ありがとうございました!
個人的には今とっても元気なので、ホドホドにしておきます☆

投稿: 養護教諭です | 2006年11月28日 (火) 19時55分

はじめまして
「トータルアンチエイジング」の検索でHitしたこちらのページへお伺いいたしました。

私は医療従事者ではありません。が、代替療法サロンを経営いたしております。

ライナスポーリング博士の提唱される分子栄養療法を約10年勉強させていただいておりますが、ビタミンA・Eの過剰症の実例はないと伺っております。
A・Eといった脂溶性ビタミンを有効活用できないのは、たんぱく質の摂取量に問題があり、適切な形で血液に送り込むことができないからだとお聞きしております。(欧米でのVA投与による癌抑制実験の大量投与にも過剰症の例は出ていないはずです)

ポーリング研究所も、博士のご他界後少しずつ変化をしているようです。
もしご興味をお持ちでしたら、ポーリング博士が1992年に出された「ラス・ポーリング宣言」のマティアス・ラス博士のホームページをご覧下さい。
おそらく日本の医学会にとって衝撃的な内容を目にすることが出来ますよ。

投稿: | 2007年3月 6日 (火) 10時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/153009/4321393

この記事へのトラックバック一覧です: 分子整合栄養医学:

» 「史上最高のセミナー」マイク・リットマンら その1 [成功者になるための!!オンライン図書館 ]
トラックバック失礼します。世界の成功者へのインタヴュー「史上最高のセミナー」について記事に書きました。よろしければ遊びに来てください。 [続きを読む]

受信: 2006年12月 3日 (日) 20時38分

» 毛穴開きは、ナイアシンを摂取 [毛穴 黒ずみ ケアが美しい肌への第一歩です]
毛穴の開きケアとして、ナイアシンを摂りましょう。ナイアシンを多く含んだ食材を上手に取り入れ、毛穴開きの予防をしましょう。 [続きを読む]

受信: 2006年12月16日 (土) 21時15分

» 毛穴開きケアにデトックス [毛穴 黒ずみ ケアが美しい肌への第一歩です]
毒素を排出する事(デトックス)も大切ですが、体内毒素を取り込まないということも毛穴開き予防には大切です。体内毒素を排出(デトックス)する方法としては、運動をする、デトックス効果のある食品を摂取するなどがあります。... [続きを読む]

受信: 2006年12月16日 (土) 22時05分

» 栄養士・管理栄養士の資格取得を目指しましょう! [栄養士・管理栄養士を目指そう!]
栄養士・管理栄養士を目指す方々への情報をまとめてみました。栄養士と管理栄養士の違いは?栄養士・管理栄養士って何?など、色々な情報をまとめました。 [続きを読む]

受信: 2006年12月21日 (木) 11時19分

» デトックス美人への道!! [デトックス美人への道!!]
今流行のデトックスで、美人な女を目指すブログです。 [続きを読む]

受信: 2006年12月29日 (金) 04時43分

» 毛穴ケアは過保護にしない事 [毛穴 黒ずみ ケアが美しい肌への第一歩です]
毛穴開きケアには、肌を過保護にしない事が大切です。それは、そもそも肌にはNMF(皮脂膜)という天然の保湿成分があり、皮脂膜によって肌の保湿やバリア機能の役割をしており、肌状態に合わせて丁度良い量を分泌し、肌の調整を行ってくれています。皮脂が分泌されなければ、乾燥した肌を作り出してしまい、毛穴の開きを助長させてしまいます。... [続きを読む]

受信: 2007年1月10日 (水) 02時10分

« CYNOSURE AFFIRM | トップページ | 六本木けやき坂 »