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2007年6月

2007年6月29日 (金)

年齢を若く見せるコツ

A 僕は美肌を作る仕事をして長くなりますが、患者さんが初めて診察室に入ったときに、男性でも女性でもほぼ1歳ずれずにその方の年齢を当てることができます。今までに数万人の肌を診ているわけですから当然なのかもしれませんね。一般的には「シワの数を見て」歳を数える人もいるようですが、写真などを撮ってみると、必ずしもシワの多い人=歳をとっている人でないことがよくわかります。

Photo_17 実際の年齢よりも見た目の年齢が若く見える人には、三つのポイントがあると思います。

一つめは、肌のテクスチャーです。肌が老化すると、コラーゲンやエラスチンなど、肌を構成する要素が劣化しますので、いわゆる“乾燥し”“たるんだ”肌になり、10代・20代特有の"水を弾くようなピチピチした肌”や30代くらいで出せる“手に吸いつくようなしっとりとした潤いある肌”からは遠ざかります。

若々しさには肌に「水」が含まれ「弾力」のあるかんじが大切なのですね。

二つめは、色素系の老化です。歳をとると“シミ”はもちろん、そばかすや色むら、くすみが増えてくると思いますが、これは日光を浴びる時間やいわゆる「酸化ストレス」に比例して起こります。

また、これはメイクによって違いが出る部分でもありますが、実年齢よりも「老けて」あるいは「やつれて」見える人というのは、目の周りが黒ずんでいたり口角や法令線のあたりに「影」があったり、またまだらに「赤ぐすみ」してる人も多くみられますよね。

三つ目が顔の輪郭のたるみです。30歳をすぎると法令線が出てきます。40歳を過ぎると、あごの横に操り人形のような“マリオネットライン”というものが出てきます。歳とともに、頬の一番高いところが、目の下1cmぐらいの場所から、1.5cmぐらいの場所まで下がってきます。また目の特に目尻の部分の皮膚がこれもわずかに数ミリ下がってくるのです。

綺麗に見える人と見えない人、若々しく見える人と老けて見られてしまう人の違いは、美容医学の世界ではほんの数ミリです。数ミリの違いが、大きく顔の印象を変えてしまうといえます。

では、レーザーでどこまでこうした「老化のサイン」を改善できるのでしょうか? 美容整形や、ヒアルロン酸・ボトックスの注入といったプチ整形と異なるレーザーの美点は、こうした老化のサインに対し、非常に緩やかで自然、かつ確実な効果が望めることです。そして何台ものレーザー機器を揃えているクリニックでは、患者さんの肌に最適な機器をそのときの状態に合わせて選択できるのです。

まず、一番目のテクスチャーの改善については、西洋人に対してはスキンリサーフェシングという特殊なレーザーを肌全体に照射する方法がありました。アジア人の肌にこれが適応できるようになったのは2004年に発売されたリライアント社フラクセル以降といえます。

現在はサイノシュアー社アファームやフラクセルⅡなど、肌をすばらしく改善できる機器がいくつも登場しています。「ミニマムアブレイティブ」といわれる新しい分野に存在する機種は、適応も効果もそれぞれに全く違う。この患者さんの肌ならこちらの機械、あの患者さんの肌ならあちらの機械・・・というふうに分かれるのです。

次に二番目の色素の改善に関しては、1999年に発売されたルミナス社のフォトフェイシャル(IPL)以降、すばらしく効果のある機械がどんどん開発されてきました。いわゆるノンアブレイティブといわれる施術です。

2002年に登場したシネロン社のオーロラは日本ではその代表ですし、その5世代あとの進化型モデルともいえるE-MAX SRAなどは、クリニックFでも使用していますが、肌に何も負担なく、シミだけが浮き上がる様に、技術の進歩を感じます。

最近使用しているキュテラ社のライムライトは、パルス幅というパラメータが非常に短くまで設定できるので、肝斑や、より薄いシミに対応できます。ホワイトニングの機械というものは、照射の技術よりはむしろ、機器の選択に熟練がいりますね。

最後に三番目のいわば顔の輪郭を改善する機械ですが、これは2003年に登場したサーマクールが“痛い”“高い”とはいうものの、一回で施術が終わることなどを考えると、やはり一番効果があると思います。

現在はサーマクールNXTという機種に変わっていますが、顔の若返りや、妊娠後のおなかのたるみ、バストアップも含めて、効果は圧巻です。

他ではキュテラ社のタイタンXLやシネロン社のポラリスWR、リファームSTなどが痛みもなく、よい効果を残していますね。機種によって特徴があるので、より適した機種を選択する必要があります。

そして、機種の選択よりもっと大切なのは、照射する部位と打ち方の技術です。昨日もある美容ライターさんが来院し、目をぱっちりさせたいという要望があったので、リファームSTを照射したのですが、顔の輪郭からショットの場所を決定し、わずか30発あまりで見違えるように目がぱっちりしました。その効果に、思わず僕自身も

「お~」

と感嘆の声を上げてしまいましたよ(笑)。

タイタンやリファームSTは、同じ機械を使用しても、技術によって効果に大きな違いが現れる機器の代表といえます。まさに我々の腕の見せどころで、患者さんに喜んでもらえるとこの仕事をやっていてよかったな、と思うんですよ。

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2007年6月28日 (木)

青色発光ダイオード

Omniluxblue サンフランシスコ国際空港のビジネスラウンジで、偶然有名な研究者にお会いするチャンスがありました。カルフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授です。名刺を持ってご挨拶させていただき、飛行機を待っている間、30分ぐらいお話しさせていただきました。

実は中村教授とお会いするのは正確には二度目となります。先月松山で行われた日本美容外科学会に招待講演で呼んでいただいたのですが、そのときちょうど僕のひとつ前の枠が中村教授の招待講演だったのです。お顔を拝見したときには「おお、あの中村教授だ!」と思わず心の中で叫びましたよ。

中村教授は青色発光ダイオードを1993年に実用化したことで知られます。以来青色発光ダイオードは交通信号や野外大型スクリーンなどの表示装置、最新のDVDレコーダーなどにはなくてはならない半導体素子となっています。光の三原色の残りの赤色と緑色の発光ダイオードは1980年代には完成して実用化されていましたが、青色の発光ダイオードの実用化は難しいと言われていました。なぜなら青色の発光ダイオードを作るための素子が不安定なものだったからです。

中村教授は全く独自の発想で、その常識を打ち破ったわけですが、そういった特異な発想を生かす教育こそが日本に必要なことだと松山の講演ではおっしゃっていて、非常に感銘を受けました。

青色発光ダイオードは、実は美容皮膚の世界でも注目されています。青色の波長の集光が、実はアクネ菌の生成するポルフィリンに集中するため、ニキビ肌に効果があるのです。痛みも全くない、LED治療の話はフジモトプロトコールのブログでも書きましたが、まさに発光ダイオードによるバイオフォトモデュレーションは今世紀を代表する光治療のひとつだと思っています。美容皮膚科の歴史にも中村教授は名前を残すひとなのです。

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2007年6月26日 (火)

シネロン・リーダーシップ・アカデミー その3

Golf_1 この学会で米国の著名な形成外科医のマイケル=クーリックと再会したので、セッション前の早朝6時半からゴルフをすることになりました。

クーリックは、日本に初めてポラリスと言うリフトアップの器械が導入されたときに来日した医師で、ハンサムで背が高く、性格も気さくでまさにナイスガイといった人です。お酒とゴルフをこよなく愛し、サンフランシスコの中心ともいえるユニオンスクエア横にある高層ビルでクリニックを経営しています。

コースは素晴らしく、スコアの方もゴルフは久しぶりだった割に良かったですよ。

Mark 午後はセッションに戻り、アメリカらしいトレーニングを受けました。テレビカメラの前でプレゼンテーションの練習をするのです。自己紹介の後、自分の臨床経験などを話します。それをビデオに撮って、すぐに確認し、どのようにしたらもっと良いプレゼンテーションができるか検討。

僕はジェスチャーが少し小さいのと、手の位置がカメラ目線からすると低いので、もう少し上げたほうが良い、とアドバイスをうけました。アドバイスをもらった後に、再度カメラを回してもらい、その画像を再び確認すると、自分でも良くなっていることがわかるんですよ。非常に良い勉強になりました。

この学会を開いたのは、Mark Tagerというシネロンに4ヶ月前に入ったマーケティング担当の医師(写真)なのですが、今回の企画は全般的に素晴らしかったです。彼は日本が大好きだということで、フィッシャーマンズワーフの近くの寿司レストランで夕食を一緒に食べました。10月に来日するそうで、再会が楽しみです。

Fairmont フェアモントホテルのキーを撮影してみました。“F”のデザインがクリニックFに似ているんですよね。クリニックFを新しくオープンさせて、ちょうど一ヶ月経つのですが、同じFのついたホテルに招待してもらえるなんて、嬉しい奇遇ですね。

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2007年6月25日 (月)

シネロン・リーダーシップ・アカデミー その2

Photo_14今日は会場でプレゼンテーションです。昨日のディナーパーティーと同じ会場でしたが、大きなスクリーンが即席で置かれ、学会会場に早変わりしました。朝から多くのプレゼンで、新しい照射方法の検討やクリニックのマーケティング、プレゼンテーションの効果的なジェスチャーの仕方、患者さんの写真の撮り方など、専門家を呼んで興味深い話を聞くことができました。

Photo_15 発表しているところの写真を撮ってもらったのですが、ちょうど昼間で逆光になってしまいました。僕は日本人女性が美白にとても興味を持っていること、そして、シネロンのSAやSRAと言った光治療器がとても効果的だったことを症例を加えて話しました。

Hiruma 今日も晴天で、ゴールデンゲートブリッジが本当に綺麗に見えました。写真をぜひクリックしてください。

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2007年6月24日 (日)

シネロン・リーダーシップ・アカデミー

Ledership 今回サンフランシスコに来た一番大きな理由は、オーロラやポラリス、ギャラクシー、最近ではE-MAXなどの製造会社として知られるシネロン社からの招待講演です。この学会はSyneron Leadership Academy と呼ばれる学会で、今回合計6名=アメリカから3名・海外から3名のドクターが招待され、3日間にわたってアメリカのドクターに対して、様々なトレーニングを行うというもの。僕は栄えあるその3名の海外からの招待講演演者に選ばれ、ここに来たというわけです。若輩者にこんなチャンスを与えて頂き、ほんとにありがたいですね。

Front_1 会場は、サンフランシスコ有数の超高級ホテルである「Fairmont」。一般に参加するドクターは、なんと参加費5000ドルも支払っているとか。日本円に換算すると、60万円ですよ。これには僕もびっくりしました。演者としては嬉しいようなプレッシャーのような。

以前経営していたクリニックから数えると、僕自身は合計10台以上のシネロンの機械をここまでに使ってきたことになります。オーロラ4台。ポラリス2台、コメット1台、オーロラプロ1台、ギャラクシー1台。そしてクリニックFで導入したE-MAX。日本でシネロンの機械を最も知るユーザーの一人ということになるのかもしれません。Dinner

初日はディナーパーティーでした。約60名のドクターたちと会食です。話題はいろいろ。盛り上がりましたよ。

この会場は丘の上に建つFairmontホテルの30階で行われたので、窓から見える夕日がとても綺麗でした。

Golden_gate 今日はサンフランシスコには珍しい晴天で、ゴールデンゲートブリッジに沈む夕日には、皆思わず息を呑んでいました。明日も頑張ろう、と思える光景でした。素晴らしかったですよ。

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2007年6月23日 (土)

フラクセルの本社

Riliant せっかくシリコンバレーに来たので、フラクセルの本社=リライアントに行ってきました。リライアントには昨年のAADの時にも来ましたが、元ネットスケープ社のビルを本社として使っていて、とても綺麗なところです。こういったところで僕も研究が出来たらいいだろうなとつい思ってしまいました。近くにGoogleの本社も。

今回はリライアント社の中もFraxel_clinic見学させてもらいました。組織を取れる研究所や、フラクセルの組立工場、さらにフラクセル専門のクリニックも併設されていました。その設備のすごさには驚きましたよ。まさにレーザーの本場アメリカ!というかんじでした。

リライアント社のCEOとも話すことが出来て、新しい機械についてちょっとした情報を聞くことが出来ました。残念ながらここではまだ書けませんが、新フラクセルはアファームと並んで、素晴らしい市場を開拓することを確信しました。ダウンタイムが多少あっても、肌を画期的に変えることができる、「ミニマムアブレイティブ」という新しい概念をここから両社が提案していくのです。

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2007年6月22日 (金)

ライセンスの問題

  Licence                                                                                                                 今回スタンフォードで様々な話を聞いた中で、ライセンスの問題が非常に興味深かったので、お話しましょう。それは、スタンフォードで開発された特許や製品はすべてスタンフォードに帰属し、それを使用するためには、スタンフォード大学近くのライセシングセンターに行って話をしなければならないと言うのです。

アメリカの大学では、このようなしきたりが一般的なのだということです。そういえばハーバード大学に留学した同期がいるのですが、彼も大学ですごい発明をしたのに、すべて大学の権利としてとられてしまったと言っていましたっけ。

Licencef でも、そんな環境の中でも新しい美白剤の開発に関する話は順調に進みそうなかんじで、このまま行けば来年には全く新しい化粧品がデビューできる・・・かな? ひとつの化粧品を日本でデビューさせるには、ライセンスの問題だけでなく様々な苦労がつきものですからまだ楽観はできませんが、取り扱いができるのが確実に見えてきたらまたこのブログでアップするようにします。

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2007年6月21日 (木)

再びスタンフォードへ

Stanford 水曜日に慌しく用事を済ませ、そのまま成田へ。学会とレーザー会社や化粧品会社との打ち合わせがあるのです。

サンフランシスコ経由で再びスタンフォード大学へ。スタンフォードの形成外科医のドクターハンタッシュが、ハイドロキノンに代わる新しい美白剤のペプタイドを研究しているという情報を得たのです。

ハイドロキノンは肌の表皮の基底層でメラニンを精製する過程の、チロシナーゼ阻害剤ですが、強力な美白剤として知られてきました。しかしながら、この薬は近いうちに米国FDAで禁止されることが分かったのです。クリニックFでは基本的にレーザー治療が主となるため、ハイドロキノンをメインで使うことはあまりないのですが、それでも患者さんの希望もあってドクター・オバジのクリームプログラムのご案内もしていますし、禁止されてしまっては困る患者さんの顔が目に浮かびます。美白剤については、アメリカでは議論も盛んで、今までもコウジ酸やアルブチンなどの商材が使えなくなったりしました。

Hantash ハンタッシュとスタンフォード近くのヒルトンで食事をしました。彼は五つものハイドロキノンに代わる新しいペプチドを研究し、見つけているのです。この商材は日本にも早々に入ると思います。でもその前に、1つ障害があったのです。明日書きますね。

続きを読む "再びスタンフォードへ"

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2007年6月19日 (火)

フランツ・リスト

前回書いた「パガニーニ」の話の続きを書きましょう。雑誌「男の隠れ家」で紹介されていたもう一人の超絶技巧派リストについて。

リストとの初めての出会いは、「超絶技巧練習曲」です。僕が高校生の時に鎌倉の市立図書館でこの練習曲の“超絶技巧”という名前を見て「超絶技巧って一体なんだろう?」と、LPを借りてテープにダビングし、はじめてリストを聴きました。今思うとあまりうまい演奏ではなく、誰の演奏だったかも忘れてしまったのですが、多感な時期に毎日通学の道すがら聴いていたので、リストにはとても影響を受けました。この超絶技巧練習曲は、最近ではブログにも書いた、小菅優さんの演奏のものが好きですね。またリストの「ピアノ協奏曲」も好きな曲の一つです。これは同じく高校生の時にショパンのピアノ協奏曲のLPが欲しくて買ったら、カップリングされていたのですが、思ったよりもいい曲でとても気に入りました。でも、普通の人からすると、リストというとやはり「愛の夢」とか、「ラ・カンパネッラ」なのではないでしょうか。

「ラ・カンパネッラ (la Campanella) 」はフランツ・リストが作曲した6曲から成る『パガニーニによる大練習曲』(Grandes Etudes de Paganini, S. 141) の第3番にあたります。最近コマーシャルでよく聞きますね。何台ものピアノが奏でる“ミミレ・ドドシ・ラソラシソ♪”

この曲はその名が示すとおりニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7、第3楽章のロンド『ラ・カンパネッラ』を主題にリストが作り上げたのです。リストは20歳の時に、ニコロ・パガニーニの演奏を聴いて感銘を受け、自らもピアノでの超絶技巧を目指したといわれています。

ハンガリー人だったリストは、ピアニストとしては当時のアイドル的な人気を誇っていて、女性ファンの失神も続出した逸話が残っているのだそうです。しかも、どんな曲でも初見で弾きこなしたと言われ、超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニストで「ピアノの魔術師」と呼ばれていたそうです。その技巧と音楽性から、ピアニストとして活躍した時代には、「指が6本あるのではないか」ということがまともに信じられていました。

この指が6本ある「多指症」は、実は1000人に2人の頻度で比較的多く起こる先天性疾患の一つです。僕も何度も見たことがありますし、実際に豊臣秀吉や、作家のサリンジャーなども6本指だったといわれています。フィクションの世界では、「羊たちの沈黙」の、あのハンニバル・レクター博士もそうでしたね。ただ、リストが多指症であったということは聞いたことがありません。やはり天才だったのでしょうね。

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2007年6月18日 (月)

フジモト・プロトコール

米国レーザー学会ASLMS American Society for Laser Medicine and Surgery)は、毎年1回アメリカで開かれます。一昨年はオーランド、去年はボストン、今年はテキサス。開催地は毎年変わります。僕はそのASLMSで演題を毎年発表してきましたが、2005年に発表した「アジアンスキンの肝斑に対するQスイッチヤグレーザーピーリングとLEDの併用治療法」はありがたいことに高い評価を頂き、その後その治療法は「フジモト・プロトコール」と命名され、ヨーロッパ・アジア諸国の肝斑治療で使われるようになりました。

前回ヨーロッパの学会に参加したときに、「フジモト・プロトコールのフジモトか?」と何人かのドクターから聞かれ、そうです、と答えたところ、それぞれの先生方は肝斑治療で僕が提案した治療法を使ってくださっているそうです。それを聞いてとても嬉しかったです。

それまでレーザー(フォトディストラクション・光破壊)を中心としていた学会の意向に、LED(フォトバイオモデレーション・光学的生体内変性)を加えた「併用療法」を提案したことに意義があったのだろうと思います。

Photo_13 ところでLEDとはなにか、ご存知ですか? 美容医療現場で使われるLEDは知らなくとも、信号機で使われたり、最近では蛍光灯の代わりに使われたりするので、普段の生活の中では馴染みのあるものだと思います。「青色発光ダイオード」の話題で覚えている方もいるかもしれません。

では、美容医療現場で使われるLEDとはどんなものなのか? それを考える前に、まずは美容医療現場のトレンドの話をしましょう。

美容医療の現場では、レーザーを主体としたアンチエイジング治療がそれまではずっと脚光を浴びてきました。レーザーの光によって表皮と真皮両方に刺激を与えることで、メラニンやヘモグロビンなどの色素を破壊し、コラーゲンの活性を図る事で抗加齢に取り組んできたのです。ところがその後「光治療」と呼ばれる、レーザーのように単一の光でなく、光の波長に幅をもたせた治療法が登場し、注目を浴びるようになりました。レーザー治療のように強烈な変化を一度で求めるのではなく、光治療によって穏やかながら確実な変化を求めるクライアントが増えてきたこともその背景にあります。

LEDはこの光治療に分類されます。LEDでは緩やかな光によって、細胞の中のいくつかの器官を活性化する効果があることが医療現場で明らかになり、学会の演題でも近年多く取り上げられるようになりました。この細胞器官活性効果を、フォトバイオモデレーション(光学的生体内変性)と言います。また、LEDが持つ創傷治癒過程を早める性質が、医療の分野では特に注目されており、LEDを利用した治療器は現在確実に増えています。

1. LEDの光がマストセルを活性化させる。マストセルは肌のコントロールタワーであり、皮膚の細胞の化学伝達物質をつくる他細胞のコミュニケーションの要である。

2.マストセルが放出した化学伝達物質の影響で肌のコラーゲンをつくる線維芽細胞や筋線維芽細胞や、皮膚の中の老廃物を食べ掃除をするマクロファージ、白血球などが活発になる。

3.光の波長で影響をうけた細胞が活化することで、細胞レベルから肌の新陳代謝が高まる

よって→→→たるみ、シワ、くすみ、シミなど総合的な肌効果をもたらす

LEDによって多くの細胞が活性化され、それによって肌の入れ替わり(ターン・オーバー)が早くなるというわけです。レーザーのような痛みを伴わず、穏やかでしかし確実な効果を期待できるLEDは、「スローライフ」を好む世代に受け入れられる次世代的な「スローデバイス」と言えるでしょう。

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2007年6月17日 (日)

妊娠線に効くレーザー

Photo_2 「妊娠線」が気になる、どうにかなりませんか? という患者さんがクリニックに来ることがあります。妊娠線とは急速な体重増加または骨格の成長に起因する皮膚のストレッチマーク(皮膚割れ線、皮膚萎縮線と同等)のことで、皮膚に「ひび割れ」のように入ってしまう線のことを言います。真皮までの断裂がほとんどなので、皮膚科学的にもこれを改善するのはなかなか難しいのです。化粧品ではまずムリでしょうし、医療現場で出来ることも今まではあまりありませんでした。

以前に韓国でメソセラピーを使用して妊娠線を改善しているクリニックがあり、見学したことがあります。MTSという針を併用する療法で、血はだらだら流れ、そのあまりの痛みを伴う治療に、もしも効果があるとしても、これは日本人には到底受け入れられないだろうなと思いました。

1_2  僕の専門であるレーザーでも今まで妊娠線に効果のあるものはなかなか見当たらなかったのですが、実は最近、最新のレーザーと既存のレーザーを組み合わせることで、妊娠線の改善が見られる可能性があるという論文が出てきました。論文に出てくるレーザーは偶然にもどちらもクリニックFにあるレーザーでした。早速患者さんに施術したところ、結果は思いがけず良かったですよ。患者さんも喜んでいました。

化粧品では改善しきれないしわやたるみなど、真皮層に届く症状にレーザーは威力を発揮します。最近では、上記のようにひとつではなくふたつのレーザー/光治療器を組み合わせることによって驚くような改善が見られるケースも増えてきました。ふたつのレーザーを組み合わせる場合には、パワー設定や打ち方などにちょっとしたコツが必要となってきます。そのコツがあるかないかで、結果がまったく変わってくるのですね。オーロラとポラリスを組み合わせたギャラクシーが良い例です。今度はしわやたるみについて書いていきましょう。

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2007年6月16日 (土)

カプリース

B_0707 アファームの講演で八重洲富士屋ホテルに行きました。早く着きすぎてしまったので、途中八重洲ブックセンターに立ち寄り「男の隠れ家」という雑誌を買ってみました。特集が「大人のためのクラシック」だったのです。

初心者にもわかりやすく、そしてクラシックファンも納得のクラシックの魅力をとてもよく取り込んでいて、買って満足。中でも面白かったのが超A級難易度の作曲家兼演奏家の特集です。このコーナーでは、ピアノではリスト、ヴァイオリンではパガニーニが挙げられていました。

ニコロ・パガニーニに至っては、その悪魔的な超絶技巧の演奏が、悪魔に魂を売ったとしか思えないといわれ、教会での埋葬を拒否されたという逸話が残っています。パガニーニのヴァイオリン音楽史上の金字塔ともいえる、「24のカプリース(奇想曲)」をお聴きになったことがありますか? 特に第一番はその時点までのほぼすべてのヴァイオリンの奏法が持ち込まれています。

パガニーニ:カプリース

買ったきっかけ:
15歳のときに演奏したパガニーニ最高難易度のバイオリン曲。

感想:
10度重音、一弓スタカート、二重トリル、左手のピチカートなど、ほぼ完璧な技術であっさりこの曲を弾きこなす五嶋みどりは本当に天才です。

おすすめポイント:
バイオリン好きは、一度は聴いてみたい名盤です。

パガニーニ:カプリース

アーティスト:五嶋みどり

31vw795pkfl__aa240_ などなど。僕も初めて聴いた時は、確かに神か悪魔の演奏と思いましたよ。二人で弾くことならできそう。そんな感じです。

超絶技巧の演奏ができるためには、もちろん手先が器用であるということが重要だと思いますが、これには手指が長い、手指が柔軟であることが不可欠です。

実はこういった二つの症状を同時にもつ病気があります。それはマルファン症候群という遺伝性の結合組織の病気なのです。マルファン症候群は、異常に長い肢が特に特徴ですがあとの症状をあげると高身長、上肢や下肢などの手足、指が細くて長い(クモ状指)、関節の過可動性といったところでしょうか。このパガニーニも、リストも、そして僕の好きなラフマニノフも、実はマルファンだったのではという推測があります。演奏家としては天与の才能になるのでしょうね。

このマルファン症候群、体中の結合組織が病気になってしまうので、大動脈かい離などの病気で命を落とすことが多かったようです。

ちなみにこのパガニーニの「カプリース」。お勧めのCDは、五嶋みどり演奏のものです。「男の隠れ家」でもこれが紹介されていました。彼女は見かけからしても、もちろんマルファン症候群ではないですが、この演奏、15歳の時にレコーディングしているのだそうです。天才ですね。

リストについてはまた次回書きます。

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2007年6月15日 (金)

顕微鏡の神秘

001_3 クリニックFの院長室には一台の顕微鏡があります。実は顕微鏡は、僕を科学の世界に引き込んだ、きっかけの光学器機です。

僕は藤沢と鎌倉で育ちました。祖父母の家が由比ガ浜にあり、特に祖母は僕が初孫だったのもあって、本当にかわいがってもらいました。

その祖母が僕が小学校2年生になった時に、「二年生になったから、顕微鏡を買ってあげようね。」といって、鎌倉のデパートまで連れて行ってくれたのです。僕は顕微鏡というものが一体どんなものなのか全く知らなかったし見たこともなかったのですが、分からないながらもその名前にわくわくし、「何を買ってくれるんだろう??」と、デパートまでついていった記憶があります。

確か1980円という当時としては高額のプレゼントだったと思うのですが、その後、僕は身の周りの自然のものを顕微鏡で眺めて、スケッチをするという、ミクロの世界に魅了され、はまってしまいました。顕微鏡熱は小学校の高学年になるまで続きました。医師だった母方の祖父の家に遊びに行き、病理の顕微鏡スライドを見せてもらったり、顕微鏡を使った研究職についていた叔父の研究所を見学させてもらったり、いっぱしの研究者気取りで毎日顕微鏡に向かっていたものです。

今思うと、不思議ですね。でも、物事に集中する性質は子供のころからあったのでしょう。今レーザー機器のおたく?マニア?になっている自分を見ると、三つ子の魂百までと言いますが、不思議に思います。

医師になる遠因を作ってくれた祖母は83の時に大腸がんの手術を受けなければならなくなりました。その時手術部にいた僕は、祖母を東京の病院に連れ出して、信頼できる医師に手術をお願いし(教授や准教授が手術がうまいわけではないのです)当時麻酔科にいた僕が麻酔を担当し、最高の環境で手術ができるようにアレンジしました。祖母は90歳を超えて、今だに健在ですが、少しでも恩返しができたとうれしく思いました。

今回備品として購入したのですが、顕微鏡を見ると、研究者として初心に戻る気がしますよ。

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2007年6月14日 (木)

アメリカ CUTERA社の CEO来たる

 Kevin 先週の話になるのですが、米国カルフォルニアに本社のあるレーザー会社CUTERAのCEOであるKevin Conorsが クリニックF を訪ねてくれました。クリニックFにはキュテラのXEOという最新鋭のレーザーが導入されており、その効果と、評判、さらには日本のレーザー医療の市場について聞きに来たのです。

Products_lineup_100 このXeo という機械は、タイタン(リフトアップ)、ライムライト(ホワイトニングや肝斑)、アキュチップ(しみ取り)、ジェネシス(目の下のたるみやクマ)、プロウェイブ(脱毛)などのすべての症状に対応できる機械です。

この機械は元来青い色の機械なのですが、クリニックFには日本で初の、米国仕様のグレーとグリーンの機械が導入されています。

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2007年6月13日 (水)

レーザーの歴史 その拾 最新のミニマムアブレイティブのレーザー

このフラクショナルレーザーリサーフェシングの市場で、私が注目するのは、やはり2007年の春にデビューした本家本元のReliant 社フラクセルⅡと、Cynosure 社のアファームです。フラクセルⅡとアファームは両方使わせていただいていますが、全く違った機械と考えてよいと思います。今までのノンアブレイティブの治療では満足できない方に、数日間なら赤みが残ってもよいという、ミニマムアブレイティブなレーザーのニーズがあり、これらの機種は、ちょうどそこの枠にきっちりとはまったレーザーだと思います。

1550nmのフラクセルⅡに対して、1440nmのアファームは、光の浸透の深さが違います。両者の波長の、水に対する吸収率が違うからなのです。アファームの採用している波長は水の吸収率が高いので、お椀のようななだらかな浅い熱変性を起こしますが、フラクセルⅡは逆に、組織が針や鉛筆のような、細長く深い熱変性を起こします。毛穴はアファーム。アクネスカーはフラクセルⅡが効果的でしょう。

Fraxeld フラクセルⅡはフラクセルⅠよりも痛みが少なくなり、施術の深さも深くなりました。また青い色素も必要なくなり、ニキビ跡のような、深い皮膚疾患には効果が高いと思います。スタンフォード大学(Stanford University)の皮膚科の女医であるZakia Rahmanが日本に来日した時のフラクセルの講義は素晴らしかったです。講義の後に、ディストリビューターであるJMEC社の好意で一緒に会食をしましたが、彼女の研究熱心さが非常に伝わりました。フラクセルを体のどこにどのくらいの深さで、どのくらいの密度で打つかを全て調節できるようになっていて、現状のフラクショナルレーザー市場では明らかに一歩先んじています。

Affirm アファームは1440nmの近赤外線および、CAP(The Combined Apex PulseTM)システムを使用した、最新フラクショナル・レーザー・リサーフェシング機器です。1440nmという光は、その水への吸収効率から、光老化の対象である300μm以下までしか届きません。その点痛みも弱いし、効果も浅いと言えるのですが、一般的に紫外線の効力のある部分の肌の入れ替えは出来ます。さらに米国ではランチタイムリジュビネーション(ランチタイムを使った肌の若返り)と言われているほど、約15分という短期間に施術を終えることが出来るのが魅力です。

アファームには1320nmの赤外線を同時に照射するアファームマルチプレックスという新機種が近々デビューする予定です。この機器はアファームの能力にプラスして、さらにたるみ引き締め効果を取り入れた機器で、大変期待が持てます。現在ワシントンDCのロバート=ワイス(Robert Weiss)医師、カルフルニア州サクラメントのエミル=タンゲッティ(Emil A. Tanghetti)医師、ロサンジェルスのロナード=モイ(Ronald Moy)医師、テネシーのブライアン=ビースマン(Brian Biesman)医師、ニューヨークのブルース=カッツ(Bruce E. Katz)医師の5人の医師(彼らは米国レーザー学会で私ともよく話をする仲です)が選ばれ、治験をしているところです。クリニックF院長の藤本は、フラクショナルレーザーの経験が日本で最も多い医師の一人であるため、日本で一番最初のアファームマルチプレックスをクリニックFに導入することを米国サイノシュア社から約束されています。

FDAFood and Drug Administration of the United States Department of Health and Human Service)米国食品医薬品局=日本の厚生労働省

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2007年6月12日 (火)

星に願いを

Photo_16 10日前に作曲家でピアニストの羽田健太郎さんが亡くなりました。死因は肝細胞癌。58歳という若さだったそうです。

僕は羽田さんが司会を務めるテレビ朝日系列「題名のない音楽会21」が大好きで、毎週録画予約して必ず観ていました。「渡る世間は鬼ばかり」や「西部警察」などのテーマ曲を作曲したことでも知られる羽田さんは、音楽家としての腕や知識も秀逸なものがありながら、声や表情、ゲストを立てながらも締めるところは締める抜群のバランス感覚など、名番組の司会を務めるにぴったりの人だといつも思いながら観ていました。「シェルブールの雨傘」やガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」、フジコ・ヘミングが番組内で演奏したリストの「ラ・カンパネッラ」、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」などは、コンサートで聴いたことがなくとも、番組で聴くことで、まるでコンサートに行ったような感動を味わいました。

肝臓は「沈黙の臓器」と言われていて、多少おかしくなったとしても、初期には自覚症状はほとんどありません。予備力が非常に高い臓器なのです。肝臓の予備力が減って症状が出てくるときには、全身倦怠感や、食欲不振、黄疸、発熱などが起こります。肝細胞癌はウイルス性肝炎にかかっている人がほとんどなのですが、ウイルス性肝炎を持つ人が10年単位で肝硬変になり、そのうち数パーセントが肝細胞癌を発症するという経過をたどります。しかし、58歳は若すぎますね。

羽田健太郎さんは、アンコールでよく「星に願いを」を弾かれたそうです。星の上で安らかに眠られていることを祈っています。

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2007年6月11日 (月)

レーザーの歴史 その九 Fractional Laser Resurfacing

Fractional Laser Resurfacing 

2004年、ダラスのASLMS(米国レーザー学会American Society for Laser Medicine &Surgery)で、カルフォルニアのリライアント社が発表したFractional Laser Resurfacingは画期的な技術開発でした。ちょうど初めての技術発表のそのときに私は学会会場にいて、この講演を聞いていました。肌に細かい穴を開けて(正確には1550ナノメーターのエルビウムグラスレーザーを使用してミクロン単位で上皮を凝固させるのですが)肌を入れ替えるという全く新しい考えで、会場内に衝撃が走ったのを鮮明に覚えています。色素沈着が起こりやすいアジア人にとって、リサーフェシング(肌を入れ替える)施術ができることはまさに福音でした。私は日本の一台目のフラクセルを輸入し、多くの患者さんに使用し、とても感謝されました。

翌年の2005年以降、このフラクショナルリサーフェシングの技術を応用した器械が多く発売されました。基本的な情報と、FDAでの認可された適応疾患を書きますと

       Fraxel SR Laser:          

      1550nm Fiber Laser

      IOTS

      FDA: Pigmented lesions, resurfacing, melasma, periorbital rhytides, acne scarring and surgical scarring, coagulation of soft tissue.

       Affirm Laser:

      1440nm

      CAP, not fractional

      FDA: Periorbital wrinkles, pigmented lesions

       Lux IR Fractional:

      IPL 850-1350nm

      Stamping

      FDA: Coagulation of soft tissue

       Lux 1540nm:

      1540nm

      Stamping

      FDA: Coagulation of soft tissue

       Pixel Laser:

      2940 ablative Erbium

      Stamping

      FDA: Wrinkles, Skin resurfacing, epidermal nevi, spider veins, keratoses

       Mosaic Laser:

      1550nm

      Stamping (1 tip), Stationary Scanning [CHAOS] (3 tips)

なります。(写真はMosaic)私も20075月のオーストリアで行なわれたヨーロMozaic ッパ皮膚科学会に参加しましたが、イスラエルのシネロン社も、フラクショナルなポラリス(e-laserWR)を発表していました。多くのフラクショナルレーザーの販売が、この市場を作っているといえます。

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2007年6月10日 (日)

プレステージ 

    Prestage       映画「プレステージ」。日本公開のその日に観て来ました。

僕は昔から手品(のタネを予想するの)が好きで、これまでもテレビ番組で手品があると欠かさず録画して見たものです。米国の産んだ世紀のマジシャンのデビット・カッパーフィールドが来日した1998年には、忙しい手術の合間に部長に頼み込んで、銀座の東京フォーラムに行ってしまったぐらい。僕はいわゆるマジックのファンなのです。そのデビット・カッパーフールドが監修を務めたのがこの映画です。

「プレステージ」は観るのを本当に楽しみにしていたのですが、実は先月のオーストリアのヨーロッパ皮膚学会(EADV)に参加したときにルフトハンザの機内で英語版のプレステージを見る機会があったのです。でも、3泊4日、しかも滞在時間の48時間がほとんどが学会見学に費やされた強硬なスケジュールで、不覚にもまさに半分見たところで僕は寝てしまったのです。

いやー。ちょうど半分の一時間で寝てしまった僕は本当にアホでした。この映画、前半のほぼ全てのシーンが伏線と言ってもいいぐらいの、優れた騙しの映画でした。もしこの映画を観られたら、クライマックスまで仕掛けられた罠のために作られた、映画のほぼ全てのストーリーが大きな謎解きのためのヒントだったと驚きますよ。

僕は主人公の一人のアンジャーが、森の中で数多くのシルクハットを見つけた瞬間に、それまでの映像から結末を完璧に予想できました。しかも、このシーンは映画の最初のシーンに何の脈絡もなく出てきて、その映像がまさに結末を予想させる伏線なのです。つまり、このシーンを二度目に見た時が、映画を見ている最も勘に優れた人が、最初に全ての結末が予測できる条件が全て揃うシーンなのです。

最終の結末が予想が全て当たったときは嬉しかったとともに、製作者の伏線の引き方に感動しましたよ。お勧めです。

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2007年6月 9日 (土)

毛穴に効くフラクショナル・レーザー

「アファーム」や「フラクセル」といった“フラクショナルレーザー”が、なぜ毛穴治療に効くのか?   これは、フラクショナル・レーザーを用いて肌に照射すると、まず照射部位に熱による組織の凝固層が形成されます。この部分は、変性したたんぱく質、いわば電子レンジでチンしたように一回り縮んだような状態になります。これにより、肌が15%程度収縮する。毛穴もその周りの皮膚も「縮む」わけです。これが第一に毛穴に効く理由です。

Fraxel しかしながら、変性したたんぱく質の周囲は正常な組織があります。この正常な組織は編成部分を早く押し出そうとして、肌のターンオーバーが促進されるのです。つまり肌の入れ替わりが速くなる。加齢による毛穴の開き・緩みとは、加齢による肌の代謝=ターンオーバーの速度が遅くなることで生じるとも言えますが、それが改善されるわけです。これがフラクショナルレーザーが毛穴に効く第二の理由です。

さらに照射された皮下では熱によりラジカルが発生し、同時にヒスタミンなどの神経伝達物質を含む顆粒を細胞内に持つ肥満細胞(マストセル)が、顆粒を放出します。これが線維芽細胞を誘導し、皮下ののコラーゲンを合成するのです。肥満細胞は、僕の医学博士論文の主題の研究テーマでしたので、このあたりの最新の研究についてはアップデートしているつもりです。皮下のコラーゲンが新生するため、昨日のブログに書いたような、肌の内側の体積が少なくなるタイプの毛穴にも効果があるのです。これが第三の理由です。

僕のクリニックで、アファームを照射した直後の毛穴の変り方は、こうした症例を見慣れている医者でもちょっと感動ものです。

今後も、国内外の研究機関とこれらの追跡研究を行ってゆく予定ですので、またこのブログでもご紹介しますね。

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2007年6月 7日 (木)

究極の毛穴治療再び

レーザーの歴史を振り返ってきましたが、それらを踏まえてここで毛穴治療の話に戻りたいと思います。

僕が「毛穴治療」について取材を受けることが多くなったのは、先にも書いたとおり2003年頃からです。レーザーの専門医として当時毛穴治療に選択していたのは、MAXピールでした。毛穴治療に対して、「レーザー・ピーリング」という選択肢をとっていたわけです。

それから4年経ちますが、レーザーのトレンドもここ数年でがらっと変わりました。今、毛穴に対して最も効果を出しているのは、「フラクショナル・レーザー」です。毛穴に詰まった皮脂が盛り上がり、小鼻の上の黒いぶつぶつが気になる「いちご鼻」も、加齢によって毛穴が丸でなく楕円に広がり、オレンジの皮のようになってしまった「頬の毛穴」も、これでずいぶん改善されるようになりました。

Mae Ato 写真は、小鼻に対してフラクショナル・レーザー「アファーム」を照射した「Before/After」です。左側が照射前。黒いぶつぶつと目立つ毛穴にアファームを打つと、右側=翌日にはこのように黒ずみもとれ、毛穴も引き締まり、照射前に比べてほとんど目立たない状態になっているのがおわかりになりますでしょうか? 

AHAやBHAによりピーリング、スクラブや器具を使った吸引・圧出など毛穴に対するアプローチは巷に多々あるようですが、これらは毛穴の「掃除」は出来ても広がった毛穴を縮めたり、周辺の皮膚を若返らせることで毛穴を目立たなくさせることはなかなかできません。最近美容雑誌でも取り上げられているようですが、毛穴周囲の皮膚は加齢と共に凹むという現象が起きます。毛穴とその周辺の皮膚どちらにも一緒にアプローチできるのが、フラクショナル・レーザーの際立った特徴なのです。

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2007年6月 6日 (水)

レーザーの歴史 その八  肌を入れ替えるレーザーの登場

肌を入れ替えるスキンリサーフェシングレーザーの登場
波長が10600nmの炭酸ガスレーザーは、集光度合いの標的が水にあるため、生体組織には吸収されやすいのです。このレーザーは組織選択性が低いので、いぼや、盛り上がったほくろのような編成した組織を蒸発させることで簡単に除去ができました。この性質を利用して、焦点をぼかして肌に照射すると、正常な肌と病変の肌に差がなくほぼ同一の深さに影響を与えることができるのです。ダウンタイムはあるが、特に白人種では肌を入れ替えることができ、夢の肌の入れ替えレーザーとなりました。しかし、過度に熱変性を加えてしまうと真皮まで編成してしまうため、炎症反応が強くなってしまいます。また創面も炭化するため、治療が長引いてしまう性質があり、特にメラニン色素の多いアジア人には施術後の色素沈着症が問題となりました。
蒸散系のレーザーとしては、次にエルビウムヤグレーザーが生まれました。このレーザーは炭酸ガスレーザーよりも水への吸収率が高く、肌が均一に薄く削れる特長があります。また施術面が炭化しないため、創面がフレッシュになるため、その後に加工がしやすかったのです。 サイトンというレーザーが有名で、レーザーの王様と言われており、日本以外の東アジアでは最も売れているレーザーのひとつですが、色素沈着が多Saiton く、日本人の肌には馴染みませんでした。

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2007年6月 5日 (火)

レーザーの歴史 その七 リフトアップレーザー

Poralis_2 このサーマクールの成功を受けて、たるみすなわち形態的な老化に対しての治療法が模索されるようになりました。その対抗馬として、2003年にイスラエルのシネロン社がelosシステムをダイオードレーザーと組み合わせたポラリス(現e-laser WR) を登場させました。私は日本に初めに入った3つのポラリスのうち、ひとつを当時の六本木のクリニックに導入しました。このポラリスは痛みが少ないため、体のどの部位にも使用することができました。バストアップやヒップアップの体験症例も多くありました。

Taitanまた、痛みのないサーマクールとして脚光を浴びた同じくカルフォルニアのCUTERA社からタイタンTitanという機器が2003年に発売されました。このタイタンは1100-1800nmという赤外線(IR)域の光が皮膚深くまで浸透するという性質を利用して開発されたたるみ治療機です。以後、タイタンとポラリス、サーマクールは学会会場でもたるみ効果の判定で、頻繁に比較されるようになりました。

Emax_2 2006年 シネロンはelosシステムとIRを利用した、リファームST(SKIN TIHGTNING)という機械を開発しました。カナダのトロントから2006年9月にDr. Stephen Mulhollandが来日し、この発表会があり、私も立ち会いました。リファームSTの効果は波長に比例します。つまり、同じ理論のポラリスよりも深い部分にエネルギーが照射されるのです。引き上げ効果はかなりのものです。 しかしながら、サーマクール、タイタン、ポラリスWR、リファームSTともに、それぞれ効果も得意とする分野も違います。患者さんのお顔の特性を生かしながら、それに合った施術を選択する必要があるのです。 クリニックFでは、このサーマクール、タイタン、ポラリスWR、リファームSTのどれもが体験 できますのでぜひご相談ください

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2007年6月 4日 (月)

レーザーの歴史 その六 サーマクールの登場

形態的老化(たるみ、しわ)へのアプローチ R F の登場 

2002年にはラジオ波(Radio freaquency)という電流を使用した治療法がASLMS(米国レーザー学会アトランタAtlanta)で発表されました。光やレーザーを利用するのではなく、電流を使用する治療を提示したのです。この治療はたるみに代表される「形態的老化」に効果を発揮します。単極(モノポーラ)RFであるサーマクール(ThermaCool)がカルフォルニア州のサマージ(Thamage)社より発売され、話題騒然となりました。

Thamage サーマクール(ThermaCool)は、電気メスのRF技術を利用した、顔のたるみを治療するために作られた機械でした。キースというアメリカ海兵隊上がりの50歳過ぎのCEOが、何年という開発期間を経てこの機械を市場に出したのです。サーマクール=サーメージには、大きく分けて二つの効果があります。

ひとつは、しわやたるみを改善し、肌を引き締めながらリフトアップする効果です。真皮層内のコラーゲンがRF(高周波)の熱により収縮することで、即効的に引き締め効果が現れます。

もうひとつは、コラーゲンの活性化による美肌生成。RFの熱で壊れたコラーゲン繊維が修復される過程で、大量のコラーゲンが作られ活性化していきます。

施術を受けた患者さんの感想は

・肌の張力を感じる

・頬が痩せたような気がする

・頬に張りが出てきた

・額に張りが出てきた

・鼻唇溝(ホウレイ線)が浅くなった感じ

・皮膚の内側に張りがある感じ

・額がつるつるした感じ

2週間後から毛穴がしまった感じ

・子供から皮膚感が違うと言われた 

・痩せたと言われた ・アゴのラインがきれいになった

・直後からピーンと張った感じ

12週間で効果が出てきた

・頬からアゴにかけて小さくなった

・頬の小じわが改善されてきている

・眉が上がって目が大きくなった気がする

・皮膚にツヤが出てきた

・自分自身でも頬の変化を感じる

・痩せたと言われる

・口角が上がったと人に言われる 

・・・というように上々でしたが、反面決定的な弱点として施術中の痛みがあり、これが特にクローズアップされることになります。痛みを軽減すべく多くの医師たちの努力によって、サーマクールの施術方法は下記のように毎年変わってきました。

2003年 アトランタ開催の米国レーザー学会(ASLMSサーマクール・デビュー 全顔ハイパワー照射法が奨励されました。

2004年 ダラス開催の米国レーザー学会(ASLMS) 

    ルイスエスパーザー医師によるアンカリングメソッド法の発表。痛みの少ない照射法が検討されました。 

2005年 オーランド開催の米国レーザー学会(ASLMS

    全顔マルチプルパスおよびベクトル法の発表。アンカリングメソッドを生かして、患者さん個々に合わせた、テーラーメードの照射法が検討されました。

2006年 ボストン開催の米国レーザー学会(ASLMS

    照射面積3cm2 従来の三倍のビッグチップ

    照射面積0.25cm2 のまぶたスモールチップ

    2つのチップの登場により、顔だけではなくて、ボディーに対しても効果的な治療法が検討されました。

2007年のAAD(米国皮膚科学会)ではより進化したThamage NXT (サーマクールネクスト) が登場し、照射スピードと操作性が格段に上がりました。 

Thamage_nxt_2

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2007年6月 3日 (日)

上原彩子のラフマニノフ

レーザーの歴史シリーズの中で、ちょっと閑話休題で、音楽の話です。

上原彩子は2002年の第12回チャイコフスキー国際コンクールで、女性として、そして日本人として初めてピアノ部門の第1位に輝いたまさにクラシック会の天才です。 このコンクールでUeharatchaico 弾いたラフマニノフの”パガニーニの主題による狂詩曲”は、今まで聞いたCDの中で最も素晴らしい演奏で、スタジオではなく、コンクールの演奏と言うのが信じられないぐらいの演奏でした。何度も聞かせてもらいましたよ。

今日、横浜のみなとみらいホールでロシア・ナショナル管弦楽団とのカップリングで、ラフマニノフのピアノ協奏曲三番の演奏会があったので、ほぼ1年ぶりにコンサートに行って来ました。ラフマニノフのピアノ協奏曲三番は、僕が多分数千回ぐらい聞いている、最も好きなクラシックの曲の1つなのですが、技巧と表現力に長ける上原彩子さんのカップリングは本当に楽しみでした。

いやしかし、今回の演奏は、聴いていて涙が出るぐらい感動しました。なんというか、適切な言葉がまったく思い浮かばないのですが、彼女は日本の宝ですね。技術力を持った演奏家は今までにもいましたが、あの表現力は、視覚ではなくトリノで聴覚のみで、金メダルを取った荒川静香のスケートに匹敵するような、聴衆を引き込む吸引力を持っていました。皆さん本当にお勧めです。

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2007年6月 2日 (土)

レーザーの歴史 その五 スキンリジュビネーション(肌質の若返り)のためのレーザー

スキンリジュビネーション(肌質の若返り)のためのレーザー

もともとレーザー光線には、肌の下のメラニンやコラーゲン、ヘモグロビン、水に作用する効果があります。IPLが開発されて、施術後すぐにメイクをして帰れるという「non-ablative skin resurfacing」の治療が始まって以来、レーザーを低いパワーで顔全体に照射することで、スキンリジュビネーション(肌質の若返り)を行なう治療が始まりました。この治療法は、Laser facial と呼ばれています。

Laser facialは通常のシミを取るレーザーに比べて低出力ですが、顔全体に数百ショットの照射を施すことで、痛みなく肌の茶色いシミや赤みが減少し、さらにテクスチャーでも「肌の張り」が出るため、非常に人気のある施術になりました。CUTERA社のジェネシスや、CYNOSURE社のEliteなどを使用したロングパルスのレーザーフェイシャルは定評があります。

2002年にJMEC社が日本にディストリビュートしたMAX engineering(現Lutronic)社のQスイッチNd:YAGレーザーであるSPECTRA VRM を使用し、マックスピールと呼ばれる黒いカーボンローションを使用したレーザーピーリングを紹介しました。 Max01 この手法はGoldberg Dermatol Surg という雑誌に2001年に発表した方法を参考に開発されました。当初は世界的なスタンダードだったQスイッチNd:YAGレーザーはHOYA社のMEDLITEという製品でしたが、もともと、QスイッチNd:YAGレーザーはアメリカで刺青をとるために開発されたものでしたので、それに適したように、安定した出力と5mmのスポット径、さらにビームプロファイルが山のような形をしたガルシアンと呼ばれるモードになっていました。

レーザーピールという観点では、SPECTRA VRMには、MEDLITEを上回る性能が二つありました。ひとつは照射径の大きさが大きいこと。もう1つはレーザーのビームプロファイルがトップハットと言われる出力が均等なものであることでした

Beam_mode レーザーのスポット(照射半径)に必要なエネルギーは、その半径の二乗に比例します。すなわち、7mm の径と5mmの径で、同じパワーの出力を求めたい場合、半径を二乗しますと一方では7×749 5×5255mm径を7mm径にするためには機械的には、ほぼ倍(2549に)の出力を持つ製品でなければならなかったのです。SPECTRA VRMは当時のQスイッチNd:YAGレーザーとしては珍しく、7mmの径の照射が可能でした。同時にレーザーのビームプロファイルも、先端のパワーが均一のトップハットのものでした。

このレーザーは当時としては「なすすべがない」と言われていた毛穴の治療に効果があったためマックスピールの名前で広まり、私も何編か論文を書かせていただきました。

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2007年6月 1日 (金)

レーザーの歴史 その四 IPL(フォトフェイシャル)の登場

画期的な色彩的老化(シミ、くすみ)の治療法 

IPL(フォトフェイシャル)の登場

1999 シモン=エックハウスが提唱した光治器=intenced pulsed lightフォトフェイシャルが米国ルミナス社で発売されました。 レーザーのような単一波長ではなNatulight く、カメラのフラッシュに似た、ある程度の光のバンドを持った治療器です。照射直後からメイクができるというコンセプトの元、かさぶたを作らないノンアブレイティブ治療というあらたな概念を作り、日本でも一世を風靡しました。

いわゆる「フォト治療」や、「フラッシュランプ治療」というのはこのIPLを指します。フォトフェイシャルというのは、戦闘機の塗装をはがすために発明された軍事機密の一つだと聞いたことがあります。戦闘機やジェット機は機体が大きいため、塗料の重さもずいぶんと多くなってしまうようなのです。当初この治療機が紹介された時は、医師の間では全く効果がないといわれていましたが、効果は医師ではなく世の中が判定します。エックハウスはこの発明によりビリオネアになりました。

2002年には、オーロラ(現e-light SR)という、IPLの技術と双極RF(後述)技術を合わせたイスラエルのシネロン社elosシステムが開発されました。

シネロン社のオーロラ(Aurora) は、シモン=エックハウスが技術者 としてスピンアウトし、カルフォルニア州の開業医であるパトリックビターJr.医師が開発にか関わりました。私自身も日本におけるもっとも初期のオーロラユーザーの一人ですが、シミだけが浮き上がり、ぼろぼろととれてしまう仕組みに感動し、患者さんにより満足できる施術が開発されたと、感心しました。日本では300台以上が売れたヒット商品となりました。

Aurora 光治療機はシミを消すために様々な機器が開発されてきましたが、2004年にシネロン社から発表されたオーロラプロ(スーパーオーロラ、オーロラ SRAともいわれます)は、それまでのオーロラの波長を100nm紫外線域に振り、パルス幅を半分にすることで、シミへの効果をあげたものでした。今までのオーロラを“やすり”と表現すれば、オーロラプロは“ナイフ”のようにシミを切り取る効果がありました。使用方法に気をつけなければ、火傷のリスクも上がるのです。今までのオーロラでは取れなかったシミが浮かびパラパラと落ちていく様は、まさに驚きでした。

ちょうど同じころ、カルフォルニアのCUTERA社ではアキュチップ(AcuTip 500)という直径6.35mmのチップを使用したフラッシュランプのシミ治療器を開発しました。小さい径ですが、非常に切れ味のよく、使いやすい治療機となりました。

Xeo_1 2006年には同じCUTERA社よりライムライト(LimeLight)という光治療機が登場しました。この治療機は、520-1100nmという、赤いヘモグロビンにも、茶色いメラニンにも反応する波長を使用し、より改良したIPL です。

 

オーロラ(現e-light SR)、オーロラプロ(現e-light SRA)、ライムライト、アキュチップは、それぞれ効果も得意とする分野も違います。患者さんのシミの特性を見ながら、それに合った施術を選択する必要があるのです。

クリニックFは、色素系疾患へのアプローチとしてオーロラ(現e-light SR)、オーロラプロ(現e-light SRA)、ライムライト、アキュチップのすべてが選択できる数少ないクリニックとなっています。

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