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2007年9月22日 (土)

レーザーと化粧品の関係

昨日はクリニックFにてレーザー会社と化粧品原料会社、化粧品制作会社の方と僕・・・といった、ちょっと珍しいメンバーで、ある化粧品の素材についての打ち合わせがありました。

一部のレーザーは例外となりますが、レーザーを照射したときに、打つだけで患者さんをお帰しするのか、それともレーザーを打った後特定の原料が入った化粧品を使って、きちんとスキンケアを仕上げてからお帰しするのかで、まったく照射後の効果が異なります。

もちろんこれは日々のスキンケアにも同じことが言えます。決して安価とは言えないレーザー治療を行う上で、その効果を最大限に引き出すためには、照射後のホームケアに使う化粧品をきちんと「選ぶ」ことが必要となるわけです。

今回は、従来よりもさらに高い効果を求めるための化粧品原料についてあれこれとおもしろい話をし、研究の企画を作ることができました。

元々8月のお盆休みでクリニックを閉めた時に、クリニックFの「あるレーザー」を大学の研究室に持ち込み、肌に打ち込んだ時に発生する活性酸素の種類をESR ( electron spin resonance) -Spin trap法という方法で測定する実験をしたのですが、その実験結果が今回上がってきました。

ESR法とは皮下に照射したときに発生するフリーラジカルが、どの種類であるのか直接検出できるシステムです。

もともと化粧品原料の特色や効果を確認するために行った実験でしたが、結果は非常に興味深いものでした。僕たちは5種類のフリーラジカルの測定を行いましたが、その中でも特殊なラジカルだけが上昇したのです。(まだ学会発表前なので内容は秘密です)

この結果は、レーザーが従来提唱されてきた赤外線レーザーによる水の分子運動(熱エネルギー)の増加による組織破壊とは別のメカニズム(活性酸素誘導)により細胞変性を誘導し、肌を作り変えている可能性を示唆するもので、もしかしたら40年間レーザーの効果と考えられていたロックスアンダソンの選択的光融解理論に付随すべき、新しい解釈が新たにできるかもしれません。

この結果は、来年フロリダで行われる米国レーザー学会ASLMSか、パリで行われるヨーロッパ皮膚科学会(EADV)に発表する予定です。

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