文化・芸術

2007年10月25日 (木)

パリ オペラ座のシャガール

Operaparis今、 上野の森美術館で「シャガール展」をやっているそうですね。

今年は、20世紀を代表する画家の一人であるマルク・シャガール(1887-1985)の生誕120年にあたるのだそうです。

シャガールの作品には、とても好きな絵が何点かあります。シャガール・ブルーと呼ばれる、青を基調にした作品は、一度見ただけでも記憶に残りますよね。

パリのオペラ座の天井に、シャガールの絵があるのをご存知の方も多いと思います。1864年に完成したこの作品は、シャガールの名前を不動のものとした代表作です。大きなシャンデリアを中心に描かれたパステルカラーの作品は、それぞれの色彩で、ベートーヴェンや、ビゼーなどの代表オペラの一情景が描かれているのです。

僕は、医学博士号を取得した時に、その記念に・・・と、どうしても欲しかったこの作品の世界500枚限定のリトグラフを買いました。値段もはったので、当時の僕にとってはそれこそ清水の舞台から飛び降りるようなものでしたが、それでもあの時無理してでも買ってよかったと今は思っています。

気に入った絵って、いつも眺めたくなるんですよね。

今回のシャガール展では、この天井画の制作風景などのシャガールの写真が展示されているそうです。12月11日までに足を運んでみようと思っています。

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2007年10月23日 (火)

「寝坊な豆腐屋」

Photo 森光子さん・中村勘三郎さんによる特別公演『寝坊な豆腐屋』を新橋演舞場で観てきました。

森光子さんは、先代の中村勘三郎さんとは公私ともに親しくされていて、共演も何度もされているそうですが、息子さんとはこれが初めての共演なのだそうです。意外ですよね。

こんな初共演のチャンスを見逃す手はない、と開場前から多くの観客で演舞場の前は一杯。当然チケットはすぐに完売だったそうですよ。

時は東京オリンピック前の活気にあふれる東京の下町。二人は若い時に離れてしまった親子の役を演じています。

戦火を免れて残った東京の下町に、マンションの建築話がおこり、町内会をあげて、てんやわんやの大騒ぎになるのですが、この当時は、外を歩けばご近所が顔見知りで、豆腐を一丁買うのにも、世間話が交わされた時代ですよね。

懐かしい昭和の名曲も随所にちりばめられた人情味溢れるストーリーはとてもおもしろかったですし、また出演者も実力者ばかりで非常に贅沢なものを見せて頂いたな、と思いました。

森光子さんの存在感、勘三郎さんの舞台さばき、どちらも素晴らしかったです。

幕間に黒柳徹子さんも駆けつけてましたよ。

しかし、御年87歳の森光子さんの肌の若々しさ・美しさは聞きしに優るものでした。

最後はじ~んとしました。

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2007年10月18日 (木)

お気に入りのロックグラス

Baccarat 僕は自宅で焼酎をロックで飲むことが多いので、ロックグラスを集めるのが好きです。

中でもお気に入りはフランス バカラ(Baccrat)のロックグラス。何か良いことがあった時や思い出のあるときの記念にペアで一組ずつ揃えている内に自然と増えてしまいました。バカラはこだわりはじめると、アンティークものも気になりますし、高価なものもたくさんありますが、大きなものはなかなか買えません。でもロックグラスぐらいだと記念にもなる、ちょうどいいくらいの値段なのです。

バカラはパリの東400kmの、ロレーヌ地方の人口5000人という小さな街で生まれました。バカラとは酒の神であるバッカスから由来したこの街の名前なのです。

1764年、イギリスとの7年戦争で経済的に疲弊したフランスでのこと。林業従事者が職を失っていたロレーヌ地方で、当時のこの地方の司教がルイ15世に宛てて一通の手紙を送ります。それは、「当時フランスはガラス工芸品が製作されていないために、必要なガラスをボヘミアから大量に輸入しなければならず、戦後の財政再建にまわすべき莫大な資金が海外に流れています。」という内容でした。この慧眼に感服したルイ15世が、いわば国家威信をかけて作製を指示したのがバカラのグラスなのです。歴史を感じます。

マッセナ、タリランド、アルクール、アルルカン、ハーモニー、ベガなどなど。日によって気分を変えて選んでいます。どれもデザインが洗練された、まさに計算されつくされた意匠美。眺めているだけで満足感に満たされ、幸せな気分になるんですよ。

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2007年10月 6日 (土)

イグアスの滝

Iguazu1アルゼンチンの観光名所であるイグアスの滝にも行ってきました。

イグアスの滝といえば、世界三大瀑布のひとつですよね。ナイアガラの滝には10年前に行ったことがありますが、イグアスの滝を見るのはもちろんこれが生まれて初めて。日本ではウォン・カーウァイ監督の映画「ブエノスアイレス」で一躍有名になった場所、と聞いています。

イグアスの滝へは一泊あれば飛行機でブエノスアイレスから往復できるのです。 Ioguazu

イグアスはブラジルとアルゼンチン、そしてパラグアイのちょうど中間点に位置しており、熱帯雨林のジャングルの中に遊歩道があり、悪魔ののど笛というもっとも大きな滝を含めて200以上の滝が見られる名所になっています。

021 この滝がイグアスの滝の中で最も大きい、「悪魔ののど笛」といわれる滝です。すべてを流し去ってくれるような、その激流と轟音に、しばし時を忘れて見とれてしまいました。

027 この地域は、多くの種類の蝶が生息することでも知られています。トロッコ電車に乗り、移動する時にも多くの蝶がひらひらと舞っていて、夢のような場所でした。

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2007年10月 3日 (水)

ブエノスアイレス

Ba飛行機の中で一泊して、ペルーからアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに着きました。ブエノスアイレスは「南米のパリ」と呼ばれる街です。

この近辺は、ラプラタ川のほとりの、パンパと呼ばれる草原地帯でしたが、16世紀にスペインの侵略があった後はヨーロッパ風の建築物が増え、まるでパリを思わせる美しい都と言われるようになったのです。

Ba4街を歩いていると、このような景色が目の前に広がります。本当にヨーロッパにいるようです。    Ba3

フロリダ通りというブエノスアイレスでもっとも栄えている通りを散歩しながら学会会場に向かいました。

Ba2このピンクの建物は、大統領府です。1873年から建設されたスペインロココ風の建物です。そもそも侵略軍からの領土を守るために要塞の役割を果たしていた建物です。

Ba0こちらは5月革命の100周年の際にスペイン系移民がアルゼンチン共和国に忠誠の意味を込めて贈ったといわれる巨大な記念碑です。アルゼンチンでも高級住宅街に属するパルレモ地区の中心にあります。今回の世界皮膚科学会もこの地域で開催されました。

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2007年10月 2日 (火)

空中都市マチュピチュ

Machi1今回クスコまで来たのは理由がありました。古代インカの空中都市マチュピチュにどうしても行ってみたかったのです。

この遺跡は1911年にハイラム=ビンガムによって発見されたのですが、高地にあったため、スペイン軍の攻略を受けておらず、インカ帝国当時の遺跡がそのまま残っていると言われています。発見当時はそれこそ“草ぼうぼう”で、それを4年間かけて綺麗にしたのだとか。

クスコからマチュピチュまでは、約140km。電車が走っています。3000m級の山の中を4時間以上電車に揺られて行くと、マチュピチュの駅に着きます。マチュピチュ駅からバスに乗り換え、絶壁のような山を400m、約30分かけて登ってゆきます。間違いなく、日光のいろは坂よりも急な坂でした(笑)。

Machi2マチュピチュ遺跡の入口にやっとのことで到着し、そこから山を登り始めるとあるところで、突然視界が開けます。

その光景は・・・思わず息を呑みました。言葉ではなんとも言い表せません。

Great! Wonderful! Spectacular!”と言った声も周りから聞こえてきます。

Machi3 噂には聞いていましたし、写真では見たことがあるのですが、写真のファインダーに入っていた視野は、全視野の10%ぐらいなのです。

その遺跡の大きさといい、迫力と言い360度のパノラマには度肝を抜かれました。ああ、ここまで来て良かった、生きてる間にこの光景を見ることが出来て良かったと、心から思いました。

鉄器がなく、文字もなく、キープと呼ばれる綱の結び目によって事象を伝達し、ミイラ信仰や生贄を生業としたインカ帝国。違う文化で育った人間の能力の可能性と言うものを、改めて思い知らされました。

Machi4マチュピチュはほとんど絶壁の山の頂上にあるので、下を見ると、約500mの高層ビルの上から地面を覗き込んでいるような視界で、本当に足がすくんでしまいます。

街の中は神殿を中心とした住居エリアと耕筰エリアに綺麗に分けられています。

スペイン語なまりの英語ガイドによると、マチュピチュの遺跡は現在もアメリカのエール大学と共同で発掘作業が行なわれており、全体の30%は再建されているが、10%がまだ未発掘だと考えられているのだそうです。

今後、どんな遺跡や遺産が発掘されるのでしょう。楽しみですよね。

また、2011年には発掘100周年をむかえるということで、記念式典も予定されているようですよ。

明日は朝からアルゼンチンに移動です。まさに大陸を端から端まで移動するので、夜通しの旅になりそうです。

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2007年10月 1日 (月)

インカ帝国の虹の色

Inka インカ帝国の国旗は、虹をモチーフにしたものです。

インカの首都クスコの近辺にも、多くの虹色の旗がはためいています。きっちりの7つの色の線があって、とても綺麗でした。虹の色と言えば日本では7色で赤、橙、黄、緑、青、藍、紫で、いわば常識ですが、実は虹の色を7色としない国も多いのです。

Niji ちなみにイギリスやフランスですと6色。ドイツだと5色。アフリカの一部の国だと2色なんて地域もあります。視神経という感覚器は同一でしょうから、これらの違いは色を理解する文化の違いなのでしょうね。

光の波長をプリズムによって分離すると虹色に見えるのですが、これはニュートンによって発見された事実です。本来は光の波長によって、連続した変化をしています。

レーザーやIPLの中には、これらの可視光線を使ったものも多く存在します。たとえば、オーロラやライムライトのようなフォトフェイシャル(IPL)光は、黄色から緑色の光を使いますし、脱毛のダイオードレーザーは波長の長い赤外線を利用しています。

一般的に、茶色いメラニンに対する吸収性は波長が短い(紫外線より)方が高いので、シミには効果が高いのですが、色の黒い人にあまり波長の短い光を打ち込むと、火傷をしてしまいます。クリニックFでは、診察をさせていただいた後に、それぞれの人に合わせて、波長とパワーを初期設定して少しづつ調節しながら治療を進めるようにしています。

このようにしてゆくと、透明感のある白い肌が手に入るのです。

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2007年9月30日 (日)

古代インカ都市クスコ

Machi0  「わざわざアルゼンチンまで行くのなら、途中ペルーにも寄っていきなさい」と知人や患者さんからの薦めもあり、アメリカ・ヒューストンで一度飛行機を降りた後は、まずペルーに入りました。

ペルーの首都リマに着くには、日本からヒューストン経由で最短でも36時間以上かかります。さらにそこから1000km離れたクスコに飛行機で移動。日本を出発して実に3日後にようやくクスコに着きました。クスコはあのインカ帝国の首都であった街です。この写真はクスコの中心地アルマス広場です。

 Ishi クスコの街中にはインカ時代の石組みがそのまま残っています。「カミソリ一枚すら入らない」と言われている緻密な石組み。街を歩いていたら、こんな石が組み込まれた石組みがありました。角を数えてみると、14角ですよ。鉄器のないインカ帝国で、どうやって作ったのでしょうか?

16世紀にインカを征服したCusukoスペインは、残ったインカの石組みの土台の上にスペイン風建築物を建てました。クスコで大地震があった際に、土台の石組みはひずみ1つ起こさなかったそうですが、スペインの住居はもろくも崩れ去ったそうです。インカ時代の技術の高さを肌で感じました。

Inka1

写真はサクサイワマンという遺跡です。クスコの高度は3400mですが、この遺跡は4000m近くのところにあります。

Teふと手を見ると手先がこんなに真っ青になっています。標高1000m以下のところから2500m以上の高地に48時間以内の短時間に到達した場合、三人のうち、二人が高山病になると言われているのです。 次第に耳鳴りや頭痛、倦怠感を感じてきました。高山病には初めてかかりましたが、きついですね。

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2007年9月24日 (月)

ミュージカル 「ウィキッド」

Photo 実は僕の「隠れ娯楽」はミュージカル観賞です。

日本で観るのも好きですし、毎回学会でNYやLASに行ったときは、学会の会期中にいけるミュージカルを探します。今までも「オペラ座の怪人」や「ライオンキング」、「マンマミーア」などを本場で観て来ました。

東京でも時間があると観に行きます。「レ・ミゼラブル」や「シカゴ」など、何度観ても楽しいですよね。

先日は、今年の6月から汐留の劇団四季でやっている『ウィキッド』を観て来ました。ずっと観たかったんですよ。

『ウィキッド』(Wicked) はブロードウェイで大人気を博したミュージカルです。2003年10月30日ガーシュイン劇場で初演を迎え、ブロードウェイのほかにシカゴ、ロンドン、ロサンジェルス、オーストラリアで現在も上演されている名作です。

「オズの魔法使い」は、誰もが知っている物語ですよね。僕はジュディ・ガーランド主演のものをDVDで観て、非常に感動した覚えがあります。モノクロから一気に鮮やかなカラーへと変わるそのコントラストは、ストーリー展開ともに見事で、

「アメリカ映画ってすごいよなあ」

と、しみじみ思った覚えがあります。きっと多くの映画監督がこれに影響を受けたのではないでしょうか。

御存じない方の為にストーリーをここで簡単に書いておくと、アメリカカンザス州に暮らす少女ドロシー(Dorothy)は竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトトと共に不思議な「オズの国(Land of Oz)」へと飛ばされてしまいます。途中で知識の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため「エメラルドの都(Emerald City)」にいるという大魔法使いの「オズ」(Wizard of Oz)に会いに行くのです。

でもオズに会ってもその願いは叶えられません。願いはそれぞれの、心の中の「気付き」によって叶えられるということに皆が気付いて物語は終わるのです。

『ウィキッド』は、この「オズの魔法使い」の中に出てくる西の悪い魔女エルファバと南の良い魔女グリンダとの間の知られざる友情を描いた作品なのですが、実は2人は心の通った親友で、お互いを思いやりながら、南の“良い”魔女グリンダと西の“悪い”魔女エルファバを「オズの魔法使い」の中で運命に導かれて役を演じてゆき、それぞれ本音とは別々の道を歩んでゆくのです。本音と建前と言うのは日本独自の文化かと思っていましたが、西洋にも存在するのですね。

音響がちょっとつらかったのですが、舞台セッティングは非常に素晴らしく、見て楽しめました。お勧めです。アメリカでも観たくなりましたよ。もしも観られる場合には、「オズの魔法使い」を読んでから出かけてくださいね。

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2007年9月 3日 (月)

EOS40D!!

Photo以前形成外科の先輩に、

「形成外科とは何か」

と教えられたことがあります。

彼女曰く

「1に写真、2に写真、3、4がなくて5に写真。」

肌や手術の変化を写真に撮り記録することが、いかに大事かと言うことの教えでした。

クリニックの診療でも、初診の患者さんの写真を撮らせていただくことから始めます。肌の状態は、高画質のカメラと、接射のフラッシュで照射して記録するのが一番なのです。数回の施術後に、施術前の昔の顔をみた患者さんが驚くのを楽しみにしています。

僕は小さな頃から光学機器が好きだったので、カメラにはいつも自分なりのこだわりがありました。レンズを交換できる一眼レフカメラが好きなので、クリニックを作るたびに新しいカメラを購入してきました。中でもCANONはお気に入りのカメラで、EOS10D、EOS20D、EOS30D・・・と歴代の一眼レフの機種をマクロレンズと接射フラッシュともに、開業時に購入してきたのです。

ところが、今日久しぶりにテレビを見たら渡辺兼さんのEOS40D新発売のコマーシャルが…。クリニックFで30Dを買ってわずか4ヶ月なのに…。

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