書籍・雑誌

2007年8月 6日 (月)

南総里見八犬伝

                Photo                                                                                                           僕は重症の活字中毒ではないかと時々思います。ちょっとでも時間ができると本や活字を読んでいないと落ち着かないんですよね。子供の頃から、弟たち(僕は男三人兄弟の長男です)と一緒に毎週末図書館に連れて行ってくれた、母親の教育の賜物でもあるのかもしれません。今までに何度も読み返している本が何冊かあるのですが、その内のひとつ、小学校4年生の時にまさにはまってしまった本があります。

それが表題の「南総里見八犬伝」です。

里見八犬伝

買ったきっかけ:
小学生のときから嵌って読んでいました。

感想:
若いうちに読んでおきたい書です。

南総里見八犬伝

著者:平岩 弓枝,佐多 芳郎

この本は1814年から28年もかけて、滝沢馬琴が書き上げた壮大な伝奇物語です。1814年と言えばかのベートーヴェンが交響曲第八番を作曲し、ナポレオンが戦いに敗れてセントヘレナに流された年ですが、日本は化政文化真っ只中でした。

ストーリーは室町時代の関八州(関東)各地に、犬で始まる苗字を持ち、体に牡丹のあざがあり、仁義礼智忠信孝悌の文字の浮きでる玉を生まれながら持つ、8人の若者が生まれます。この玉は、南総里見家の悲劇のヒロイン伏姫の死に関わっているのですが、その武者達がまさに悲劇の伏姫の悲願を遂げるかのように、里見家の復興に関わり、手助けをして、そして見事に身を引いてゆきます。

自分自身が戌年生まれということもあるんでしょうか? この八犬伝のストーリーの奇想天外さと、伏線が最後に網の目のように繋がってゆく緻密さに読書の喜びを初めて知りました。当時売っているほぼ全ての訳者の八犬伝を読んだと思います。小学生の時の卒業記念で書いた絵は、八犬伝の伏姫が自害して、八つの玉が空に飛ぶ時の絵だったと記憶しています。

それほど、この本はインパクトがあったんでしょうね。

実はここ数日、館山の神社について調べる機会があって、ネットを見ていたら、八犬伝のことが出て来る出てくる。南総里見といえば、当然千葉の館山を指すものだと思うのですが、当時はどこの話なのか全く意識していなかったんですよね。

子供の頃に読み、しかも大好きだった本の舞台を、大人になってから調べ、その歴史の深さを知り、さらに自分で働いて得たお金で訪ねる機会をもてるというのは、考えてみるととても贅沢な、大人ならではの楽しみですね。

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2006年11月 3日 (金)

25ans

Ph_1 今月号の25ansから、Dr.藤本の「美容交遊録」という連載をもてることになりました。

一回目は今までに行った国際学会の取材を受けたときのものです。掲載誌を見ていただければ嬉しいです。

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2006年10月30日 (月)

「信長の棺」

4532170672_2 信長の棺を読みました。数年前に良く売れた本だったのですが、本能寺の変後、信長はどこへ消えたか――。というなぞを追う物語です。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。阿弥陀寺の僧侶が握る秘密の鍵。そして、「信長公記」を著した主人公である太田牛一が最後につかんだ驚愕の事実とは。

本能寺の変の後、信長の遺体は忽然とこの世から消えました。明智光秀が寺の焼け跡に残ってくまなく数日捜索しましたが、どこからも出てこなかったのです。

僕はこの本のあとがきを最後に読んだのですが、もしもこれを先に読まれたら、皆さんもこの本を読みたくなると思いますよ。

この著書の構想は約20年前に作者の加藤廣氏が京都の阿弥陀寺に何度目かの訪問をしたときに始まります。ふと阿弥陀寺本堂の裏の廊下で、なぜかひっそりと祀られている開祖清玉上人の木像を前に、いつになく落ち着いた気持ちになってひとり静かに座っていたときのこと。

突然雷に打たれたように、「拙僧と我が弟子の清如の、信長公のご遺骸を巡る物語をかいてくださらぬか」というある種の啓示に近いものを受けたと言うのです。作者はこの後、多くの文献を調べ、このような発想の物語を創り上げたのです。

斬新な発想にはこのような背景があったのかと、妙に納得してしまう話でした。

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2006年10月25日 (水)

9.11テロ捏造

僕の専門のレーザー医療は、アメリカで主に進化してきたものです。その歴史を勉強すると、レーザーの進化と軍需産業は切っても切り離せない関係にあることがわかります。レーザー会社にイスラエル系の会社が多いことがその事実を物語っている側面もあるでしょう。


あの9・11事件がアメリカで起きたとき、美容業界・医療業界・レーザー業界では様々な噂が流れました。あれからもう5年が経ちますが、そのときのことを思い出すような本を今日書店で見つけたので、ご紹介したいと思います。


Bth1330_0b 「9.11テロ捏造」。以前ご紹介したトップポイントや、様々な書評でも取り上げられているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。


911テロ以来、アメリカに行くたびに入国審査で写真と指紋を撮られ、長い時間のセキュリティチェックにまわされ、どっぷり疲れてしまうことも多いのですが、同時にあのテロによってアメリカ人の心に深い傷跡が今もずっと残っているのを肌で感じてきました。


こういった本は、いわゆるUFOや、アポロの月上陸がでっち上げだったなどの”トンデモ本”だと思っていたのですが、この本を読んだら、実際には、そうではない内容で驚いてしまいました。


WTCのツインタワーに飛び込んだ飛行機は、イスラム過激派のビンラディンを中心としたテロリストグループにハイジャックされたものであると伝えられ、誰もそれを疑うようには見えなかったですし、それだけ衝撃的な映像が流れました。そしてそれに続いたのはアフガニスタン、イラクへの悲惨な戦闘と破壊の開幕でした。


ところが最近のCNNの世論調査では全世界の75%の人が9・11はアメリカ政府の自作自演だと考えているのです。FBIのサイトが今でも掲載しているテロの実行犯19人のうち7人は機体とともに命を落とすどころか今も生きており、名誉毀損の裁判を起こしている人物もいるそうなのです。


あのテロでは、ツインタワーの隣の7号棟(47階建て)の何も衝突していないビルまで崩れ落ちているのですが、実は、このビルが倒壊するまで、4.5秒しかかかっていないのです。仮に7号棟と同じ高さから鉄球を落とすと、5.6秒かかるのです。これは爆破によって建物内に陰圧が働いた以外に物理的に説明がつかないそうなのです。


さらに、ペンタゴンに墜落した事件でも、衝突箇所はボーイング757型機のサイズよりも小さく、航空機の衝突後に起きたはずの火災の痕跡もない。確かにあのときのペンタゴンの映像で、穴の開いたビルの屋根の下に、書類の積んだままの机があったのを、なんだかヘンだなと思ったのを、思い出しました。


この本によると、米国には、今までにもマスコミによって世論を刺激し、開戦へと誘導する自作自演のプログラムが過去にいくつもあったようなのです。1898年のスペインとの開戦のきっかけになったメイン号事件。ベトナム戦争のきっかけになったトンキン湾事件。パナマ侵攻のきっかけになったノリエガの逮捕事件などなど。

Fi1330_1e マイケル・ムーア監督がブッシュ大統領を徹底批判するドキュメンタリーだった、『華氏911』を観ましたか? 僕は去年だったか、DVDで観たのです。ブッシュが大統領に当選した際のフロリダでの選挙疑惑や、同時多発テロ前後の彼の行動、ブッシュ家とビンラディン一族の意外なつながりなど、興味深い話が盛りだくさんでした。



国家として成立する条件として、軍事的、経済的に国民を守ることが第一義にあると思います。アメリカという国にも光と影があるとおもうのですが、本当にWTCの爆破がアメリカの自作自演だったとしたら、亡くなったアメリカ人たちは、殉職者として扱われるのでしょうか…。


美容医療でアメリカと深い縁を持ち、子供の頃からアメリカに憧れて育った僕としては、複雑な気持ちになりましたね。

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2006年9月24日 (日)

三国志

Fi1280_0e 最近、横山光輝の漫画「三国志」全30巻を、1巻から読み直し始めました。三国志は吉川栄治の小説も、横山光輝の漫画もどちらも持っています。初めて小説を読んだのは高校生のときですが、それ以来、5年後ごとぐらいに読み直したくなるんですよ。漫画と小説のどちらからか読み始めると、結局いつも両方読んでしまいます。どちらも違った視点で歴史を捕らえていて、とても面白いのです。


前に読んだのは、ちょうど2000年ぐらい。大学院に入ったときでした。


登場人物の中では、僕は圧倒的に曹操が好きです。三国志演技などで、劉備が善人、曹操が悪人とされてしまい、今の中国では曹操は悪人扱いなのは非常に残念なことです。


曹操は優れた政治力と戦闘力、企画実行力を持った上に、優れた詩をも多く残しており文化的な才能を持つ人物であったとおもいます。中国の王朝は、易姓革命(天が優れた人物を選び、皇帝にする)の考えがあります。前王朝の歴史の書物を次の王朝がまとめ上げるという、中国独自の歴史観から、劉家から漢王朝を簒奪し、魏の国を建てた曹操が、悪く言われてしまうのも仕方がないのかもしれません。魏の国は、邪馬台国の卑弥呼が金印を遣わされたと記録されている魏史倭人伝を編纂した国であり、実はこれが日本と中国との最初の接点なのではないでしょうか。


少し前に、中国が、中国の偉人8人を発表したのですが、その中には漢の劉邦、秦の始皇帝にならび、三国時代から曹操と諸葛亮が選ばれていました。曹操の復権が成されているのは喜ばしいと思いました。


晩年の曹操はこんな詩を詠みました。

老驥伏櫪 (老いたる馬は厩に伏すと言っても)
志在千里 (志は千里にあり)
烈士暮年 (烈士は晩年においても)
壮心不已 (壮心はやまず)


「天よ、われに全ての艱難辛苦を与えよ」と言う名言を残した曹操。全ての苦労を背負って、自ら成長することを望んだ曹操は、自分にも他人にも厳しかった人なのでしょう。晩年に至っても大志を抱いていた曹操に憧れを感じます。

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2006年8月26日 (土)

MAQUIAに載せて頂きました。

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MAQUIAにクリニックを載せて頂きました。

ギャラクシーとオーロラSRAの合わせワザで、シミとシワを一気に解決するというもの。


キャラクシーもオーロラもイスラエルのシネロンという会社で開発されています。レーザーは軍事目的で開発されますから、アメリカとイスラエルが圧倒的に進歩しているのです。


1999年にフォトフェイシャルという、肌にかさぶたを作らずに、光治療器でシミを治療する方法が開発され、2000年に日本で大ブームになりました。


その機械にRFという電流を用いたELOSというシステムを開発し、シミだけでなく、シワやたるみに対しても効果を持たせた機器が、オーロラという機器です。2002年ぐらいに発売になりました。パトリックビターJrというカルフォルニアの医師が、フォトフェイシャルに代わり、医師のトレーニングに使用したことで、一気に知名度が上がったのです。


オーロラは火傷などの副作用も少なく、非常に使いやすい機器で、すでに日本国内に300台近い機械が輸入されたと聞いています。


このゴールドスタンダードといえるオーロラに、たるみを取るポラリスの機能を加えたものが、ギャラクシーです。ギャラクシーは、パトリックビターのトレーニングにも現在使われており、現在の肌のメンテナンス機器の世界的なスタンダードといえます。月に一度、この施術を行うと、ハリのある、健康的な肌が手に入れられるので、クリニックFのメニューでも、最も人気のある施術のひとつになっています。


また、オーロラSRAは、オーロラの機能を、よりシミに対して効果を高めた、オーロラの進化型なのです。従来のオーロラで治療して、とりきれなかったうすいシミが、一気に反応して取れるので、患者さんに驚かれます。百聞は一見に如かず。ぜひご体験いただきたい施術です。

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2006年7月 8日 (土)

村上春樹

Fi1002_0e 僕は高校生のときに村上春樹の小説に出会いました。


確か”世界の終わりとハードボイルドワンダーランド”の発売のときです。
衝撃を受けましたね。、『ハードボイルドワンダーランド』という人間の意識下のもう一つの世界と、『世界の終わり』と題された現実世界の二つの世界を一章ごとに交互に描いていくというなかなか凝った構成をしているのです。


 この二つの世界は小説の中で、最後には見事に交わって行くわけですが、そこに至るまでの経緯や、『世界の終わり』で出てくるいろいろな事象が秀逸なのです。高校生のときから何度も読み返しましたが、いつも発見があります。ほんとうにすばらしいですね。


お勧めの書です。

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