音楽

2007年10月 5日 (金)

魅惑のアルゼンチン タンゴ

Tangoアルゼンチンに来たからには本場のタンゴをぜひ観たいものだと思っていましたので、行ってきました。アルゼンチンにはタンゴの店が本当に沢山ありますが、この「ミケランジェロ」“MICHELANGELO”というお店は比較的新しい店なのだそうです。Tango2

最初にお店に入ると、シャンパンを一杯渡されて、階下でお待ちくださいと言われます。お客さんが集まりだすと、女性が一人現れ、アカペラで歌Tango4を歌うのです。

二曲ほど歌った後に二階のダイニングルームに通され、食事をしながらタンゴショーを待ちます。Tango3

ショーは2時間ぐらい。観光客用に脚色されて、ふりが大きくなっているそうですが、タンゴのステップってかっこいいのですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月15日 (土)

一家に10台のスタインウェイ

Photo 全米ビルボード・クラシックチャートにおいて10週連続第1位に輝いた5人兄妹のピアノ・アンサンブル「THE 5 BROWNS」が来日したので、診察終了後電車に飛び乗って聴きにいってきました。

ヒューストン出身のデザレー、デオンドラ、グレゴリー、メロディー、ライアンの5人兄妹は、全員がニューヨークの名門ジュリアード音楽院出身。その5人がスタインウェイのピアノを“5台並べて”繰り広げるアンサンブルは、なかなか見ることの出来ない光景でした。

演奏に使われているスタインウェイ(Steinway & Sons)は、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファーと並んで、ピアノ製造会社の御三家の一つです。 ニューヨークとドイツのハンブルクに生産拠点を持つスタインウェイは、今でも多くの演奏家に愛される、いわば世界で最も有名なピアノであると言えますね。公式WEBがとてもセンスがいいので良かったら覗いてみてください。

公演中に観客からの5人への質問コーナーがありました。

「皆さんどのように練習されているのですか?」

という質問に対し

「5人それぞれが自分の部屋にスタインウェイを置いて独自に練習しています。また、地下のスタジオにはレコーディング用に5台のスタインウェイが並んでいます。」

と答えていました。ひとつの屋根の下に10台のスタインウェイですよ。プロですから当然のことかもしれませんが、これにはびっくりしました。

コンサートは、アメリカらしいウィットとショウマンシップ溢れる進行で、演奏終了後には5人揃って握手会に応じファンは非常に喜んでいました。演奏の方は、5台のスタインウェイで演奏された「パガニーニの主題による狂詩曲の第18番」、そしてストラビンスキーの「ファイアーバード(火の鳥)」など、今まで聴いたこともない新しい解釈も入っていて非常に興味深く、また素晴らしかったですよ。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年9月12日 (水)

音痴と空間把握能力の関係

Neuro0707_homecover 毎月VISAカードの会員誌を楽しみにしています。今日も読んでいて、東大薬学部の池谷裕二准教授のコラムで「音楽脳」について、素晴らしく面白い記事を見つけました。ネイチャー神経科学の2007年7月号の記事について書かれたコラムだったので、自分でも探して読んでみました。

以下池谷先生のコラムとネイチャーの記事を合わせて御紹介させていただきます。

音痴(Amusia)とは、メロディーや音程の認識が苦手な症状で、人口の4%が有するが、耳などの感覚器の機能不全が原因と、簡単に説明できるものではないのです。つまり、耳は正常に機能しているし、大脳皮質の聴覚野の活動に異常が見られるわけではありません。

これは音楽ではなく言葉に置き換えて考えるとわかりやすいそうで、たとえば日本語でも「明日いらっしゃるんですね」という文章を、「明日いらっしゃるんですね?」と同じ文章を疑問符で使った場合と疑問符がつかない場合では、この「ね」の文字の音程の差だけで、われわれはすべての文脈を認識するわけですが、音痴の人でも、この音程差は間違いなく認識して、意味を理解できる。ですから、耳の感覚器に異常があるわけではない、というわけです。

ニュージーランドのビルキー博士らの研究によると、音楽家と、いわゆる音痴な人を比較すると、空間把握能力に相関性があるというのです。空間把握能力は、立体図形を頭の中で回転させた図を思い浮かべるという、簡単な試験で確かめられます。モニターに出てきた図を立体的に回転させて、その図形が別のどの図形と一致するかという、IQテストでも行なう試験です。

一般的に女性より、男性の方が空間把握能力は高いと言われています。確かに地図を見たり、車を縦列駐車をするなんて、男性が得意ですよね。この論文では、その事実を裏付けるように、ビルキー博士は実は女性の方が音痴が多いと考察しています。

音程はピッチで表わしますし、音程を表わす楽譜は等高線のようにも見えます。実は僕も絶対音感を持っているのですが、自分も設計図から出来上がりを予想するような、空間把握能力は決して低くはないのでは? と思っていました。

脳の同じ場所で空間把握能力と音程把握能力が機能している可能性があるなんて、不思議ですよね。

逆に、建築家の方は、音痴があまりいないのでしょうか? 今度建築士の友達に聞いてみようと思いました(笑)。

David K Bilkey博士のアブストラクトの原文を引用しますので、ご興味のある方はお読みください。また、VISAカードの会員の方、池谷先生のコラムもぜひ読んでみてください。僕は池谷先生の著作にも興味がわき、取り寄せようかこれから検索します。

Amusia (commonly referred to as tone-deafness) is a difficulty in discriminating pitch changes in melodies that affects around 4% of the human population. Amusia cannot be explained as a simple sensory impairment. Here we show that amusia is strongly related to a deficit in spatial processing in adults. Compared to two matched control groups (musicians and non-musicians), participants in the amusic group were significantly impaired on a visually presented mental rotation task. Amusic subjects were also less prone to interference in a spatial stimulus-response incompatibility task and performed significantly faster than controls in an interference task in which they were required to make simple pitch discriminations while concurrently performing a mental rotation task. This indicates that the processing of pitch in music normally depends on the cognitive mechanisms that are used to process spatial representations in other modalities.

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年7月 6日 (金)

7月のボサノバ

クリニックFのBGMは、ふだんは僕の趣味のクラシックばかりを流しています。以前は有線を入れていましたが今はi-pod i-tunesなどの素晴らしいツールがあるので、BGMに選択する音楽を自分で決められるのですよね。クリニックの営業時間が8時間としてその間、どんな音楽を流すか、考えながらプログラムを決めるのが好きです。患者さんの中には、音楽に詳しい人もいて、“このショパンの演奏に聞き惚れてしまったのですが、ピアニストは誰なのですか?”などと聞かれると嬉しくなってしまいます。

最近はちょっと蒸し暑い季節になってきたのでBGMにボサノバを流すこともあります。

ボサノバと言えば、僕の中ではジョアン=ジルベルト

ゲッツ/ジルベルト

アーティスト:スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト,ジョアン・ジルベルト

51h2h6xgcxl__aa240_

ゲッツ/ジルベルト

買ったきっかけ:
ジョアンジルベルとはボサノバの神様です。彼がスタンゲッツと競演した名盤

感想:
ボサノバの音楽を聴いたら。その魅力にひきつけられるでしょう。特に夏はとっても合いますね。

でしょうか。彼が初来日した2003年の横浜公演には、診療の合間を縫って、コンサートに行ったことを思い出します。ジルベルトで好きなアルバムは、やはり古典的名盤ともいえる、ジャズサックス奏者のスタン=ゲッツと競演した「ゲッツ/ジルベルト(写真)」ですよね。「イパネマの娘」「デサフィード」「コルコヴァード」などは超のつく名演です。

そういえば、大学のときにサンバパーティーに参加したことがあります。サンバの祭りがあるときに皆で集まって、サンバの演奏をするのです。僕はテンポをとるタンブリンを担当しました。“トントントトストストストストト”というリズムを使うのですが、ボサノバはタンブリンの裏打ちのリズムをそのまま取り出したものなのです。ボサノバを聞くと、いつも大学時代が懐かしく思い出されます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月 1日 (日)

チャイコフスキー国際コンクール

チャイコフスキー国際コンクールの入賞者が発表されましたね。ヴァイオリン部門で日本人ヴァイオリニスト神尾真由子さんが優勝されたそうです。同じ日本人としてはとても嬉しいニュースですよね。

日本からヴァイオリンの優勝者が出たのは、90年の諏訪内晶子さん以来ということになります。僕は5年ほど前に一度サントリーホールで諏訪内晶子さんの演奏を聴いたことがあります。細い身体を弓のようにしならせて弾くチゴイネルワイゼンに、感動しましたっけ。

チャイコフスキー国際コンクールは原則として4年に一度モスクワで開催され、音楽の世界では若手音楽家の登竜門のコンクールであり、過去の優勝者の中には現在巨匠と呼ばれる人も多々いることで知られています。

Mosukko このコンクールが初めて開催されたのは、1958年。ロシアによるロシア人音楽家のためのコンクールであったはずなのに、ピアノ部門の第一回優勝者がアメリカ人のヴァン・クライバーンであったことで物議を醸したと聞いたことがあります。名も知られぬ田舎の若者だったクライバーンは、この優勝によって一躍アメリカの国民的スターとなりました。同年RCAに録音したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が、アメリカでプラチナ・ディスクに輝くなど、クラシック音楽ファンの垣根を越えた幅広い人気を誇り、まさにアメリカンドリームを実現したことで知られています。

また、第二回の62年には、ピアノ部門でウラディーミル・アシュケナージが優勝しました。彼は2004年からNHK交響楽団の指揮をしていますから日本では馴染みのある人ですよね。最近は指揮者として有名になってしまいましたが、以前ピアノ協奏曲の指揮をピアノを弾きながらしていた時期があり、そのときの美しい演奏を良く覚えています。

98年には、以前にもこのブログで書いたデニス・マツーエフが、02年には上原彩子さんがそれぞれピアノ部門で優勝しています。このコンクールの入賞者の演奏を聴くのはクラシックファンとして大きな楽しみの一つです。

神尾さんのヴァイオリンの演奏を聴く機会はいつになるのでしょうか。コンサート情報、早速チェックしてみますよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月19日 (火)

フランツ・リスト

前回書いた「パガニーニ」の話の続きを書きましょう。雑誌「男の隠れ家」で紹介されていたもう一人の超絶技巧派リストについて。

リストとの初めての出会いは、「超絶技巧練習曲」です。僕が高校生の時に鎌倉の市立図書館でこの練習曲の“超絶技巧”という名前を見て「超絶技巧って一体なんだろう?」と、LPを借りてテープにダビングし、はじめてリストを聴きました。今思うとあまりうまい演奏ではなく、誰の演奏だったかも忘れてしまったのですが、多感な時期に毎日通学の道すがら聴いていたので、リストにはとても影響を受けました。この超絶技巧練習曲は、最近ではブログにも書いた、小菅優さんの演奏のものが好きですね。またリストの「ピアノ協奏曲」も好きな曲の一つです。これは同じく高校生の時にショパンのピアノ協奏曲のLPが欲しくて買ったら、カップリングされていたのですが、思ったよりもいい曲でとても気に入りました。でも、普通の人からすると、リストというとやはり「愛の夢」とか、「ラ・カンパネッラ」なのではないでしょうか。

「ラ・カンパネッラ (la Campanella) 」はフランツ・リストが作曲した6曲から成る『パガニーニによる大練習曲』(Grandes Etudes de Paganini, S. 141) の第3番にあたります。最近コマーシャルでよく聞きますね。何台ものピアノが奏でる“ミミレ・ドドシ・ラソラシソ♪”

この曲はその名が示すとおりニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7、第3楽章のロンド『ラ・カンパネッラ』を主題にリストが作り上げたのです。リストは20歳の時に、ニコロ・パガニーニの演奏を聴いて感銘を受け、自らもピアノでの超絶技巧を目指したといわれています。

ハンガリー人だったリストは、ピアニストとしては当時のアイドル的な人気を誇っていて、女性ファンの失神も続出した逸話が残っているのだそうです。しかも、どんな曲でも初見で弾きこなしたと言われ、超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニストで「ピアノの魔術師」と呼ばれていたそうです。その技巧と音楽性から、ピアニストとして活躍した時代には、「指が6本あるのではないか」ということがまともに信じられていました。

この指が6本ある「多指症」は、実は1000人に2人の頻度で比較的多く起こる先天性疾患の一つです。僕も何度も見たことがありますし、実際に豊臣秀吉や、作家のサリンジャーなども6本指だったといわれています。フィクションの世界では、「羊たちの沈黙」の、あのハンニバル・レクター博士もそうでしたね。ただ、リストが多指症であったということは聞いたことがありません。やはり天才だったのでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月16日 (土)

カプリース

B_0707 アファームの講演で八重洲富士屋ホテルに行きました。早く着きすぎてしまったので、途中八重洲ブックセンターに立ち寄り「男の隠れ家」という雑誌を買ってみました。特集が「大人のためのクラシック」だったのです。

初心者にもわかりやすく、そしてクラシックファンも納得のクラシックの魅力をとてもよく取り込んでいて、買って満足。中でも面白かったのが超A級難易度の作曲家兼演奏家の特集です。このコーナーでは、ピアノではリスト、ヴァイオリンではパガニーニが挙げられていました。

ニコロ・パガニーニに至っては、その悪魔的な超絶技巧の演奏が、悪魔に魂を売ったとしか思えないといわれ、教会での埋葬を拒否されたという逸話が残っています。パガニーニのヴァイオリン音楽史上の金字塔ともいえる、「24のカプリース(奇想曲)」をお聴きになったことがありますか? 特に第一番はその時点までのほぼすべてのヴァイオリンの奏法が持ち込まれています。

パガニーニ:カプリース

買ったきっかけ:
15歳のときに演奏したパガニーニ最高難易度のバイオリン曲。

感想:
10度重音、一弓スタカート、二重トリル、左手のピチカートなど、ほぼ完璧な技術であっさりこの曲を弾きこなす五嶋みどりは本当に天才です。

おすすめポイント:
バイオリン好きは、一度は聴いてみたい名盤です。

パガニーニ:カプリース

アーティスト:五嶋みどり

31vw795pkfl__aa240_ などなど。僕も初めて聴いた時は、確かに神か悪魔の演奏と思いましたよ。二人で弾くことならできそう。そんな感じです。

超絶技巧の演奏ができるためには、もちろん手先が器用であるということが重要だと思いますが、これには手指が長い、手指が柔軟であることが不可欠です。

実はこういった二つの症状を同時にもつ病気があります。それはマルファン症候群という遺伝性の結合組織の病気なのです。マルファン症候群は、異常に長い肢が特に特徴ですがあとの症状をあげると高身長、上肢や下肢などの手足、指が細くて長い(クモ状指)、関節の過可動性といったところでしょうか。このパガニーニも、リストも、そして僕の好きなラフマニノフも、実はマルファンだったのではという推測があります。演奏家としては天与の才能になるのでしょうね。

このマルファン症候群、体中の結合組織が病気になってしまうので、大動脈かい離などの病気で命を落とすことが多かったようです。

ちなみにこのパガニーニの「カプリース」。お勧めのCDは、五嶋みどり演奏のものです。「男の隠れ家」でもこれが紹介されていました。彼女は見かけからしても、もちろんマルファン症候群ではないですが、この演奏、15歳の時にレコーディングしているのだそうです。天才ですね。

リストについてはまた次回書きます。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年6月12日 (火)

星に願いを

Photo_16 10日前に作曲家でピアニストの羽田健太郎さんが亡くなりました。死因は肝細胞癌。58歳という若さだったそうです。

僕は羽田さんが司会を務めるテレビ朝日系列「題名のない音楽会21」が大好きで、毎週録画予約して必ず観ていました。「渡る世間は鬼ばかり」や「西部警察」などのテーマ曲を作曲したことでも知られる羽田さんは、音楽家としての腕や知識も秀逸なものがありながら、声や表情、ゲストを立てながらも締めるところは締める抜群のバランス感覚など、名番組の司会を務めるにぴったりの人だといつも思いながら観ていました。「シェルブールの雨傘」やガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」、フジコ・ヘミングが番組内で演奏したリストの「ラ・カンパネッラ」、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」などは、コンサートで聴いたことがなくとも、番組で聴くことで、まるでコンサートに行ったような感動を味わいました。

肝臓は「沈黙の臓器」と言われていて、多少おかしくなったとしても、初期には自覚症状はほとんどありません。予備力が非常に高い臓器なのです。肝臓の予備力が減って症状が出てくるときには、全身倦怠感や、食欲不振、黄疸、発熱などが起こります。肝細胞癌はウイルス性肝炎にかかっている人がほとんどなのですが、ウイルス性肝炎を持つ人が10年単位で肝硬変になり、そのうち数パーセントが肝細胞癌を発症するという経過をたどります。しかし、58歳は若すぎますね。

羽田健太郎さんは、アンコールでよく「星に願いを」を弾かれたそうです。星の上で安らかに眠られていることを祈っています。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2007年6月 3日 (日)

上原彩子のラフマニノフ

レーザーの歴史シリーズの中で、ちょっと閑話休題で、音楽の話です。

上原彩子は2002年の第12回チャイコフスキー国際コンクールで、女性として、そして日本人として初めてピアノ部門の第1位に輝いたまさにクラシック会の天才です。 このコンクールでUeharatchaico 弾いたラフマニノフの”パガニーニの主題による狂詩曲”は、今まで聞いたCDの中で最も素晴らしい演奏で、スタジオではなく、コンクールの演奏と言うのが信じられないぐらいの演奏でした。何度も聞かせてもらいましたよ。

今日、横浜のみなとみらいホールでロシア・ナショナル管弦楽団とのカップリングで、ラフマニノフのピアノ協奏曲三番の演奏会があったので、ほぼ1年ぶりにコンサートに行って来ました。ラフマニノフのピアノ協奏曲三番は、僕が多分数千回ぐらい聞いている、最も好きなクラシックの曲の1つなのですが、技巧と表現力に長ける上原彩子さんのカップリングは本当に楽しみでした。

いやしかし、今回の演奏は、聴いていて涙が出るぐらい感動しました。なんというか、適切な言葉がまったく思い浮かばないのですが、彼女は日本の宝ですね。技術力を持った演奏家は今までにもいましたが、あの表現力は、視覚ではなくトリノで聴覚のみで、金メダルを取った荒川静香のスケートに匹敵するような、聴衆を引き込む吸引力を持っていました。皆さん本当にお勧めです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月18日 (金)

憧れのウィーン

011 オーストリアの首都、音楽の都ウィーンは一度訪問したい憧れの土地でした。 シェーンブルン宮殿などのハプスブルグ王朝にまつわる古い建物がある一方で、006

EADV(ヨーロッパ皮膚科泌尿器科学会)のような大きな医学学会のできる様な近代的なコンベンションセンターも新旧の街並みがあるのです。

018 今回は滞在が40時間とほとんど自由時間がなかったにも関わらず、どうしても訪問したかった樂友協会の大ホールに夜中に見学に行ってきました。

大ホールといっても別名ゴールデンホールという名前なのですが、このホールの名前に聞き覚えのある人はいませんか?

020そう。ウイーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートを開催するあの場所なのです。テレビでご覧になったことがある方もいるかもしれません。年始にヨハンシュトラウス一家の作曲したワルツやポルカなどが演奏され、世界中に中継されるあのコンサート会場なのです。いちクラシックファンとして、思わずうれしくてにやついてしまいましたよ。日本では2002年の小沢征爾の指揮のものが有名だと思いますが、89年91年のカルロスクライバーの演奏も素晴らしかったです。僕は昔DVDを見つけた瞬間に購入してしまいました。

026

この日は観光客向けの小さな演奏会がありました。モーツアルトを中心に、ウイーンにゆかりのある曲を演奏してくれたのですが、最後の曲はお約束のラデッキー行進曲。もちろんニューイヤーコンサートをまねて、皆で手拍子しました。明日は早朝に空港に行き、日本に帰らなければなりません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)