ダイエット

2007年10月21日 (日)

日本肥満学会

Photo昨日は 千代田区の都市センターホテルで行なわれた日本肥満学会で、発表をしてきました。メタボリックsyndrome  で悩む男性1004人を実際に痩せさせたデータを統計解析したものが、学会の演題に通過したのです。

人類がこの地球上に存在してから100万年以上経過していると言われていますが、今まで人体は、圧倒的に飢餓に対しての対応が必要でしたし、飢餓の対応しかしてきませんでした。DNAには、飢餓に対する対応策はとても多く書き込まれています。

たとえば血糖値。

血液中の血糖値が下がってしまうと、三大栄養素の中で糖しか利用できない脳の活動が低下します。脳は最も大切な臓器の1つですから、生体は飢餓によって血糖値が下がると、筋肉内のグリコーゲンなどを分解し、血糖値を維持するように調整します。ですから、血糖を上げるホルモンは、グルカゴン、アドレナリン、コーチゾール、脳下垂体の成長ホルモンなど、様々なものがあります。1経路が壊れても、他の経路で補えるようになっているのです。

反対に、飽食に対する防備策はDNAレベルではあまり無く、ちなみに血糖を下げるホルモンはインシュリンしかありません。この経路が何らかの状況で破壊されてしまったら、その生体は注射してインシュリンを補うしかないわけです。

肥満=飽食に対する対応は、実は人類が食物に対して安定供給を出来るようになった1950年代からわずか50年程度で持ち上がってきた、100万年の人類史上、全く初めての脅威なのです。

僕の専門のレーザーの分野では、NEXT FRACTIONAL の市場として、痩身のためのレーザー機器が研究されています。レーザー先進国のアメリカでは、肥満は社会問題になっているのです。今年の8月にニューヨーク州で開催された学会のコントロバーシでも、痩せのためのレーザーの演題が多くありました。いまだ研究・開発レベルですが、2008年には、本当に効果がある痩身のためのレーザーがおそらく市場に出てくると思います。

楽しみですね。

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2007年8月 4日 (土)

目の下のたるみをとるレーザー

目の下のたるみは、30代後半から40代以降の女性にとって悩みのたねとなっている場合も多いと思います。ここ何度か連続して目の下のたるみを取ってほしいという患者さんがいらっしゃって、そういえば、ここ数年で最も変わった肌の治療法は、シワやたるみに対する治療だなと改めて思いました。

ほほや、顔のしわなどは、ほんの数年前までは、「フェイスリフト」という形成外科的な手術を行っていました。耳の前から頭の中にメスを入れ、皮膚と筋膜を引き上げるという手術です。この手術をしてしまうと、表情がつり目になるので、「フェイスリフト」と呼ばれていたのです。

顔のほとんどのしわに効果があると言われるフェイスリフトですが、ひとつどうにもできなかったにが目の上下の弛みです。特に目の下のたるみは、“ブレファロプラスティー”という、目の下に切開を入れて脂肪を取る特殊な手術が必要だったのです。でも、メスを顔に入れるのは、どうしても抵抗がある方も多く、レーザーだけでどうにかできないものだろうかと僕の元を訪れる患者さんに聞かれるわけです。

レーザーは光です。この光を照射して肌の中にどのぐらい浸透できるかというと、以前は0.3㎜ぐらいが限界でした。これだと茶色いメラニンというシミの元を作る、比較的皮膚の浅いところにあるメラノサイトという細胞を破壊するのがやっと、というかんじでしょうか。これを大前提に考えると、当時、レーザー=シミをとる機械という認知がされて当然だったと言えます。

しかし、ちょうど2003年頃から、肌のより深くにエネルギーを照射できる機械が開発されてきて、こうなるとシワやたるみに対して効果が出てきます。さらにこの手のレーザーは肌の皮膚が少し縮むので、“だらっ”としたたるみが減るのです。

さらに、2004年にフラクセルが開発されてからは、表皮角質層のキメ(テクスチャー)を整えることで、加齢した肌そのものをより若い肌に入れ替えができるようになってきました。

目の下のたるみを気にしてクリニックにいらっしゃる患者さんには、クリニックFでは、皮膚を縮ませるレーザーと、肌のテクスチャーを入れ替えるレーザーを併用することで、かなりの改善例を作っています。メスを入れる場合と比較して、70-80%ぐらいの改善率があるのではないかと思っています。

 

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2007年7月 2日 (月)

ダイエットでゆるんだ肌をどうするか?

先週いらした患者さんで、

「先月、一気に10Kg近いダイエットに成功したが、その後に肌がしわしわになってしまい、ダイエット前よりも老けた顔になってしまった」

とおっしゃっていた方がいました。

10kg!! そんなすごいダイエットに成功するなんて、意思の強い人だなぁとまずは感心してしまいました。

確かに急激なダイエットをすると、皮下の脂肪組織が急激に減ることにより、相対して伸びてしまった皮膚は縮むことができないため、結果的に皮膚が余って垂れ下がってしまうという現象が起きます。しぼんだ風船のようになってしまうんですね。

この「皮膚が余ってしまう」という現象は、脂肪吸引で痩せた後にも必ず起こるのですが、「美肌」の見地で考えるとかなり深刻な問題のように思います。

こういった患者さんには、ゆるんだ肌を縮める効果のあるレーザーやRF機器を当てることが可能です。クリニックFにある機種でしたら、サーマクール、タイタン、リファームSTなどになります。

Thamage_nxt サーマクールは今まで何度もこのブログ(たるみを引き上げる「秘策」 、首のしわに効くレーザーサーマクールのボディへの応用セッション )に登場していますが、やはりリフティングや皮膚を縮めるための機器としては最高の力を発揮すると思います。値段が高く、痛みがあるのが弱点ですが、4-6ヵ月後の肌の改善度は一番効率がよいといえます。米国の学会での評価も、いまだ一番よいのです。ここには提示できないのですが、クリニックに“奇跡”とも言える効果の写真がありますので、ご要望の方にはお見せしているんですよ。

Espasa タイタンは1.5-2ヶ月に一度ぐらい照射するのがもっとも効果的だと思います。痛みをまったく感じないですし、効果も持続度もよいといえます。サーマクールのアンカリングメソッド法を提示したルイス=エスパーザ医師(写真)は最近はすっかりタイタンのファンになってしまい、諸国でタイタンの講演を行っています。

リファームSTは、e-lightや、その上位機種でもある e-maxなどに取り付けられるのですが、短期間の効果はもっとも良いといえます。クリニックFでは最近最もリピート率の高いレーザーであるといえます。

こうした「スキンタイトニング」や「リフトアップ」の機器は、それを使って「料理する」技術者の腕によって、まったく効果が異なることでも知られています。同じブランドの包丁を持っても、料理人の腕によってまったく違う料理が出来上がってしまうように、レーザーもその使いこなし方で結果がまったく異なってしまうのです。

最初に出てきた患者さんは、最終的にはリファームSTをを選択してゆきましたよ。照射後すぐに違いが誰の目にも歴然とするので、“こんなにすぐ結果が出るんですね~!!”と喜んでいただけました。うれしかったです。

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2007年6月17日 (日)

妊娠線に効くレーザー

Photo_2 「妊娠線」が気になる、どうにかなりませんか? という患者さんがクリニックに来ることがあります。妊娠線とは急速な体重増加または骨格の成長に起因する皮膚のストレッチマーク(皮膚割れ線、皮膚萎縮線と同等)のことで、皮膚に「ひび割れ」のように入ってしまう線のことを言います。真皮までの断裂がほとんどなので、皮膚科学的にもこれを改善するのはなかなか難しいのです。化粧品ではまずムリでしょうし、医療現場で出来ることも今まではあまりありませんでした。

以前に韓国でメソセラピーを使用して妊娠線を改善しているクリニックがあり、見学したことがあります。MTSという針を併用する療法で、血はだらだら流れ、そのあまりの痛みを伴う治療に、もしも効果があるとしても、これは日本人には到底受け入れられないだろうなと思いました。

1_2  僕の専門であるレーザーでも今まで妊娠線に効果のあるものはなかなか見当たらなかったのですが、実は最近、最新のレーザーと既存のレーザーを組み合わせることで、妊娠線の改善が見られる可能性があるという論文が出てきました。論文に出てくるレーザーは偶然にもどちらもクリニックFにあるレーザーでした。早速患者さんに施術したところ、結果は思いがけず良かったですよ。患者さんも喜んでいました。

化粧品では改善しきれないしわやたるみなど、真皮層に届く症状にレーザーは威力を発揮します。最近では、上記のようにひとつではなくふたつのレーザー/光治療器を組み合わせることによって驚くような改善が見られるケースも増えてきました。ふたつのレーザーを組み合わせる場合には、パワー設定や打ち方などにちょっとしたコツが必要となってきます。そのコツがあるかないかで、結果がまったく変わってくるのですね。オーロラとポラリスを組み合わせたギャラクシーが良い例です。今度はしわやたるみについて書いていきましょう。

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2006年10月27日 (金)

メソフラックス

2   イタリアの医療器専門メーカーのプロモイタリアが、メソセラピーの最新機器を持ってきました。僕は去年のパリの美容アンチエイジング学会でメソセラピーのサーティフィケートを取ったのですが、メソは奥深いのです。この機械はメソフラックスと言うのですが、二酸化炭素を注入し、体の気になる部分を痩せさせる「ルボキシセラピー」と、メソセラピーを行うための「メソガン」を合わせた、世界初の複合機なのです。

プロモイタリアの製作者は、昨年にはこの機械が完成すると言っていたのですが、ようやく販売するまでにこぎつけたのです。早速使用してみましたが、結構使いやすいですよ。

メソセラピーについては11月の11日に講義を頼まれています。昨年ナポリでメソセラピーを習ったドクターバニーニが来日します。ほぼ一年ぶりの再会です。楽しみです。

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2006年6月25日 (日)

ダイエットの最新情報

Fi945_0e Zone ダイエットという米国で考案されたダイエット法を知っていますか? 


米国の生化学博士のDr. Barry Searsによって開発された方法で、食事をタンパク質40%、脂肪30%、炭水化物30%という割合に食事のバランスを変えることで、インシュリンの量を調節するホルモンが分泌され、脂肪細胞を放出して体脂肪を減らしていくと言うダイエットなのです。


ゾーン式ダイエットが、他の低インシュリンダイエットともっとも違う点は、体内に飢餓状態を感じさせないように細心の注意を払うことなのです。

通常の食事の約三分の一ぐらいの低カロリー(800-1200カロリー)食をベースにするのは通常のダイエットと変わらないのですが、おなかがすいたらダイエットバーと呼ばれる100キロカロリー程度のタンパク質40%、脂肪30%、炭水化物30%で作られたカロリーメイトのようなものを食べてよいのです。

つまり、通常50-60%摂取するはずの糖質(炭水化物)を食事で減らし、同時に飢餓状態を防ぐことによって、インスリンの急激な上昇と下降を抑え、糖質(炭水化物)が必要以上に吸収されないようにして、肥満を防ぐという方法です。

飢餓状態が続いて糖質不足になると、グルカゴンの分泌量が増大しますので、ケトーシスなどの異常代謝状況を回避することが出来ます。さらに、他のダイエットと比べて、内臓脂肪の減少率が高いのは、魅力的だと思いました。


このダイエット法は炭水化物の摂取を減らす一方で、脂質やたんぱく質は体重が増えない限り好きなだけ食べられるアトキンス式ダイエットと並び、低炭水化物ダイエットとして世界では広く実践されているのです。ところがこのゾーン式ダイエットは、米国、欧州で知名度が高いのにも関わらず、日本では代理店がないため、あまり知られていないものでした。


実は20日火曜日に、バリー・シアーズ博士が来日し、ニューオータニでこのZONEダイエットについて講演したのです。開催者の一人が僕の知り合いだったので、講演後、クリニックにも訪問してもらいました。写真をとる時間はなかったのですが、ものすごい腰が低い人なので驚きました。そして、握手した時に気付いたのですが、とても背の高い人でしたね。もしかしたら2mあるかも。


ちょうど良かったので、講演の内容で理解を深めるために二つ質問させてもらいました。的確な答が返ってきましたよ。PRがきちんとすれば、日本でも、ものすごくブレイクするかもしれません。

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2006年3月31日 (金)

イタリアからの来客

Fi612_0e プロモイタリアという美容医療の製品を作っている企業がイタリアにあります。担当者が来日したので、プロモイタリアの作成した新しい機械のプロトタイプをクリニックで見せてもらいました。


メソセラピーは、ヨーロッパではケミカルピーリング、レーザー、注入療法と並ぶ、美容市場の四大巨頭の1つです。日本では痩せの注射として有名になりました。この施術は、脂肪分解効果と、血管拡張作用のあるカルボキシセラピー(炭酸ガス療法)を併用すると効果が上がることから、併用療法を選びたい医師が多かったのです。しかしながら、どちらも針を使用するということで、患者さんの負担を考えると、なかなか併用が出来ませんでした。

 この新しい機械は、メソセラピーとカルボキシセラピーを1つの針で行う事の出来るという、部分痩せを痩せたいという画期的なものなのです。製品化をされたら購入しようかな??

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2006年3月30日 (木)

針を使わないメソセラピー

メソセラピーMesotherapyという言葉をご存知ですか?


約5年前に、日本に初めてこの療法が輸入されたときは、「注射だけで痩せられる最新の痩身技術」という印象が強かったため、やせの注射??と思われる方も多いとおもいますが、実は半世紀ほどの長い歴史を持つ、治療部位に直接、有効成分を少量ずつ注入する治療法の総称でもあります。実はこのセラピーの最大の欠点は、針を使わなければならないという点でした。顔やおなかに何度も針を刺すと言うのは、ちょっと抵抗ありますよね。


先だってイタリアで、針を使わずにメソセラピーに有効な成分を体内に注入するという療法が開発されました。今回クリニックFではこの療法をいち早く採用し、針を使わないメソセラピー療法なるものを治療の一環として始めることにしました。


クリニックFで現在、治療可能なメソセラピーは、
1.部分痩せを行うフォスファジチルコリンを高濃度に使用した『セルフォーム』。
2.顔の老化を防止するためにヒアルロン酸とアミノ酸・ビタミンをスペシャルミックスしたフェイシャル専用の『ビタジェル』。この薬剤は、小じわの軽減、肌のキメ・光老化肌・クスミ・タルミ・乾燥肌の改善に効果的な活性美容液カクテルです。効果的は化粧品は、より浸透度の高い抗酸化剤である新型ビタミンCを作ることに集中してきましたが、肌を作り上げるヒドロキシプロリンや、アルギニンなどのアミノ酸や、ビタミンを直接注入できるのは、画期的な発想で、大きなメリットと言えます。
3.パイヤエキス・メロンエキス・リポ酸・N-アセチルシステインを配合した、即効性のあるボディ用たるみケアには『トニック』が有効です。この薬剤は、ボディを中心に、老化肌改善・皮膚の引き締め・ストレッチマークを軽減お肌にハリと輝きを与えます。
4.表皮下に直接コラーゲンをメソセラピーにより導入する『ダイレクトコラーゲン』療法
これらの薬剤は、合計6回程度治療を続ける必要がありますが、針を使わずにほぼ同等な治療を行うことが出来るのは福音でもあります。ご興味がありましたら、クリニックにご連絡ください。

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