レーザー

2007年11月 3日 (土)

美白に使う言葉

通常クリニックFは祝日を休診日とさせていただいているのですが、今日文化の日は博多からわざわざ来てくださる患者さんがいて開けることになりました。九州から飛行機で来てくれるなんて、ほんと嬉しいですよね。

今月は23日の勤労感謝の日も開ける事になりましたので、祝祭日しかおいでになれない方がいたらぜひいらしてください。

さて、レーザーを使った美白(ホワイトニング)も定評のあるメニューです。オーロラやライムライトなどを使ってしみやくすみを改善していくのです。ライムライトの場合は、そのあと必ずビタミン導入をサービスでつけさせて頂いていますので、一段と白さと透明感が増すようですね。もちろんオーロラでも導入をつけることは可能です。

患者さんのカウンセリングをする際、美白や「白くなる」ということを言おうとしてるのに何故か僕が使ってしまう言葉があります。

それは

「色を抜く」

という言葉です。

「色抜きに良いレーザー」とか「色抜けましたか?」とか、なぜか言ってしまうんですよね。普通に「白くなりましたか?」とか「肌の色が明るくなります」とか言えばいいのに、とスタッフに怒られます。

「色を抜く=脱色する=まるでマイケル・ジャクソンみたいじゃないですか!」

と(苦笑)。

こういう失敗はけっこうあって、何度か怒られています。昔もあるナースと話していて、彼女はキャリアも長く患者さんからの信頼も厚い人だったので、

「○○さんみたいなベテランのナースが」

と言おうとして

「○○さんみたいな年老いたナースが」

と言ってしまったんですよ。

なんでそんなことを言ったのか自分でもわかりません。あれは明らかにムッとしてたよなあ・・・。

女性と話すときの日本語は難しい(苦笑)。気をつけて今日も診療がんばります。

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2007年11月 2日 (金)

ピーリングによる毛穴治療

毛穴が開くという、いわば加齢してゆく肌の状態を、医学的に改善するのは、今までは非常に難しいことでした。

一言で「毛穴が目立つ」「毛穴が開く」と言ってもその原因は様々です。大きく分けると毛穴にも2種類あって、ひとつは毛穴の横にある皮脂腺を発達させ、皮脂膜を作ることによって肌を乾燥から守るという、皮脂腺発達型の脂性肌の毛穴。

もうひとつは皮下の弾性を維持するエラスチンが劣化して肌がたるむことによって出来る加齢型の毛穴。

このふたつの種類があります。

今までも毛穴には多くの「治療法」「対処法」が提案され、存在してきました。薬局や通販などで手に入る毛穴パックや、吸引器などによる美容的アプローチですと、一時的に綺麗に見えるだけで毛穴は開いたままなので、そこに皮脂や汚れがつまるとまた黒ずみの原因となります。

美肌クリニックでも流行したピーリングが治療に使われてきたこともあります。これらは肥厚した角質層を、薬剤やダイヤモンド粉末などを使用して化学的、物理的に排除する治療です。

化学的ピーリングとしては、フルーツ酸、グリコール酸、サリチル酸などの特殊な薬剤を使ったケミカルピーリングがあげられます。

物理的なピーリングとしては粉砕した金属などを吹き付けるクリスタルピーリング。金属のバーに蒸着されたダイヤモンドを皮フに当てて角質を削るダイヤモンドピール。水を使ったジェットピール、シルクピールなどに大きく分類されるでしょうか。マイクロダーマアブレーションもこの物理的なピーリングに含まれます。

ピーリングをすると、肌が平滑になり、角質が削れるため、一見毛穴が良くなったように見えます。ただし、むやみにピーリングばかりをすると、肌の乾燥を増すことにもなり、自然保湿因子(NMF)の低下した肌ですと、皮脂腺の発達を促すことになり、かえって毛穴がひらいてしまいます。

クリニックFでお勧めするのは、まずは乾燥肌を改善させる目的としてレーザーを照射し、いわば「肌の基礎工事」を行い、ある一定の水準まで肌レベルを引き上げた時点でフラクセルやアファームなどフラクショナルレーザーで皮膚を入れ替えるか、もしくはピーリングや、パールなどのレーザーによるリサーフェシングに切り替えるというもの。ホームケアとしてAPPSやフラーレン、セリシンなどが配合された化粧品をお使いいただく場合もあります。レチノイン酸だとかえって毛穴が目立ってしまう人も中にいますから、こちらは肌を見てから決めていきます。

この方が肌の根本的な問題を解消できますから、長い目で見るとリーズナブルですし効果もきっちり出していくことが出来ます。

レーザーの中には皮膚に基礎体力をつけるデバイスとしても非常に優れたものがありますから、毛穴を根本から治療していきたい方にはぜひいらしていただければ、と思っています。

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2007年10月29日 (月)

火傷跡と色素沈着

火傷跡や手術跡、またアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎による色素沈着で悩まれている方からご相談を受けることがあります。

こうした悩みは友人にも家族にも言えず、保険診療の病院では保険適応外となる場合も多いですから、ひとりでずっと悩みを抱えていることもあるようです。

レーザーはこうした皮膚の状態に効果を出すデバイスとしては非常に有効ですから、ぜひひとりで悩まれている方はメールでもお電話でも気軽にご相談頂ければ、と思います。レーザーだけを使っていくのではなく、症状によってはレチノイン酸などの外用薬と併用して治療を進めていくことで、必ず良くなっていきます。

「鏡を見るのが憂鬱」

という状態は、実は驚くほどストレスや負荷が心身ともにかかるものなのですよ。

クリニックFで、

「メイクしたりおしゃれするのが楽しい! 外に出たり人に会うのが楽しい!」

という状態を作るお手伝いをできたら、と思っています。

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2007年10月28日 (日)

ブライダルエステ? ブライダルレーザー?

「3ヵ月後に結婚式なので、それまでに綺麗にしてほしい」

と言ってクリニックにおいでになる患者さんがいらっしゃいます。

ご本人の場合もあれば、お母様からご連絡いただく場合もあります。

人生一度きりの、女性として最も美しくありたいときのために準備をしておきたい・・・という気持ちは、やはり女心なんでしょうね。

そんなときには僕の方で、挙式当日までのスケジュールを組んで、予算内で最大限の効果が出るようにレーザーを組み合わてメニューを作るようにしています。

クリニックFは、他院と比較しても、多くのレーザー機器を揃えているつもりなので、より多くの選択が出来るというわけです。

ブライダル前に必要な施術は 顔と首周りを含めた

「脱毛」「美白」「リフトアップ(たるみ改善・小顔効果)」「美肌」「痩身」

に尽きると思います。

この中で、「美白」「リフトアップ」「美肌」については完璧なラインアップが揃っていると自負していますが、痩身に関してはレーザーで改善しきれるものではないこと、それから脱毛に関しては顔の産毛処理には適切なものがあるものの、身体の脱毛に対して最適なものはクリニックFに置いていません。

クリニックFをプランニングしたとき、導入したいレーザー候補が山ほどあったのですが、一台の金額が高級外車一台に相当するレーザーをすべて買うわけにはとてもいきませんでした。

実際今も、

「これでポルシェ1台分、これでマセラッティ1台分、これでランボルギーニ1台分・・・。全部でマンション1軒分・・・」

クリニックにずらりと揃ったレーザーを見ると、涙ぐみそうになるときがありますから(笑)。

クリニックFは、レーザーマニアのための、特に顔の施術にフォーカスを当てた美肌、美顔のクリニックにしたかったので、顔に効果のあるものはかなり取り揃えましたが、身体に対して効果を発揮するもので、テーマとも予算とも合わず惜しくも選からもれてしまったレーザーがあります。

Apogee_elite その内のひとつが、「サイノシュア エリート」。顔の産毛処理には向きませんが、腕や脇、足・・・など脱毛に使用するととても効果があるレーザーです。

「ブライダル・エステ」ならぬ「ブライダル・レーザー」を求めてこられる患者さんのカウンセリングをするときは、

「腕や足の脱毛にレーザーの中で最も効果のあるのは、現段階ではエリートです。残念ながらうちにはないんですけど、どういうレーザーかというと・・・」

と、ひととおりご説明させていただき、必要な方にはエリートのあるクリニックを一緒に検索したりしています。

いわゆる、「うぶ毛」の脱毛にはe-max(RF+ダイオードレーザー)やプロウェイブといったクリニックFにある脱毛器で十分対応が可能なのですけれど、濃い毛に対してより良い器械があったらそれをご紹介したいですから。

しかしエリート・・・1ヶ月に一度でいいから貸してもらえないものだろうか?

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2007年10月27日 (土)

フラクショナルレーザー「フラクセル2」と「アファームマルチプレックス」の違い

「肌を入れ替える。若返る。にきび跡に効果がある」

と言われている、フラクショナルレーザーの二雄である、フラクセル2とアファームマルチプレックスの違いについてのご質問をよくいただきます。この二機種を両方とも使用しているクリニックは、おそらく国内ではクリニックFだけだと思いますので、今日はその2機の違いを述べたいと思います。

同じフラクショナルレーザーとしての機能を持っているとしても、両者はさまざまなところが違います。

Fraxeld_2 フラクセル2に使用する波長は1550nm。照射方法はスキャニング方式。肌全体を均一に照射できるところはメリットですが、照射を数パス行うので、色素沈着が起こるリスクは高くなります。

フラクセル1と比較すると、フラクセル2はビームモードが狭く、深く届くようになったのがポイントです。同じパワーで照射すると、赤みも腫れも、フラクセル2の方が少ない。

1回照射するぐらいだと、あまり効果が分からないかもしれません。しかしながら、3回ぐらい施術した後から代わってくる肌の質感は、柔らかくてより自然な仕上がりになります。

Affirm 対してアファームは1440nmさらにアファームマルチプレックスの場合は1440nmに加えて1320nmの二つの波長をフラクショナルに照射します。

照射方法はスタンプ方式。頬に「判子」のような跡が数日残りますし、均等に照射するのにテクニックが必要です。

アファームは元来、フラクセルに比べて浅いところに効果的に熱刺激が加わるように設計されています。

これはマルチプレックスが加わって、より効果が上がりました。照射した直後から肌のリフトアップが見られます。

特に皮膚の浅いところの変化である「首のシワ」には、アファームマルチプレックスが格段の効果を見せます。

にきび跡は、通常、浅い穴ーと深い穴が混在していますので、今まで、どちらかの機器で治療された方は、より効果をあげるためにもう一方の機械の照射をお勧めします。併用療法がもっとも効果的ですね。以前ブログにも書きましたのでよろしかったらご覧ください。

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2007年10月24日 (水)

韓国から届いた光治療器

001 今日、クリニックに新しいIPL(光治療機)がやってきました。機器の名前は「AMT APL23」。 韓国のAMTエンジニアリングという会社の商品です。約二週間、クリニックFで預かって効果判定をしてほしいという依頼を受けました。

IPLという、レーザーではなく、狭い波長の光を使った治療機が開発されたのは1999年のことでした。

「お肌のシミのみを浮き出させて」、

さらに

「施術後、その場でお化粧をして帰宅できるような気軽さ」

が合わさったこの光治療機器は、ルミナスのフォトフェイシャルという機器が発表されたときから、世界的に爆発的に売れました。

RFを合わせたメカニズムをもつオーロラや、IP2Lやライムライトなどの進化版のフォトフェイシャルが日本の市場にも多く出てくるようになりました。

進化型の機種が多く市場に出てくると、機種間の違いがわかりにくくなるのですが、この機器の特徴は 「Multiple Pulse」 というもの。通常一回のみの光照射を、非常に短い時間の間に続けて2-4回連続してマシンガンのように照射するのです。このあたりの回数は調節ができますので、今まで消えにくかったシミを持つ人には朗報かもしれません。

レーザーや光治療器の本場と言えば、以前にも書いたとおりアメリカとイスラエルです。完全にこの二国で市場を独占している、といっても過言ではないかもしれません。

しかしアジアの美容大国=韓国が非常に積極的に進出しようという意思が、特に最近強く感じられます。

韓国の女性はアメリカ人のように美容との付き合い方も密接で、傾向としてもアメリカのようにハイリスク・ハイリターンを求めるところが一部あるようです。そこが日本の女性のニーズと多少異なる部分があるように見受けられます。

日本ではまずリスクが低いことが大切で、リターンも他人から見てすぐにわかるようなリターンではなく、「人知れずいつの間にか綺麗になる」ことが良し、とされるところがあるように感じるのです。だからこそ「美容整形」よりも「プチ整形」、「プチ整形」よりも「レーザー」という潮流が出来つつある。

美容に対する文化の違いがあるのかもしれませんね。

今回も、果たしてこの機械が日本の市場ニーズに合っているものなのか、効果とリスクをどちらも見ながら慎重に見極めていきたいと思います。

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2007年10月20日 (土)

ポラリスとリファームの違い

「しわ」をとり、「たるみを引き上げタイトニング」する治療器としてシネロン社の「ポラリス」と「リファーム」が有名だと思うのですが、この2台いったい何が違うのでしょうか?

まず、2003年発売のポラリスはElaser_beauty昨年よりe-laserWRAという名前に変わりました。elosというシネロン独自の双極RF(バイポーラーのラジオ派)と、910nmのダイオードレーザーをあわせた施術です。

発売当時に、「小顔レーザー」と名づけられ、大変売れていました。顔を引き上げるばかりでなく、バストアップやヒップアップにも使用されてきたのです。

シネロン社は、サンフランシスコ在住の形成外科医マイケル=クーリックに治験を依頼してFDAの認可をとりました。クーリックは先日のサンフランシスコのミーティングでもゴルフをしましたよ。とってもナイスガイです。

Elight_beauty リファームは2006年の発売です。elosに加えて、ダイオードレーザーの代わりに赤外線域のナローバンドの光を利用したのがポイントです。カナダのレーザー美容皮膚科医のムルフォランドが開発に関わりました。

現在はe-lightSTという名前になっています。

ポラリスからリファームに変化して何が進化したか?

僕は3つあると考えています。ひとつ目は痛み。ポラリスのときには、「この痛さに耐えられない」という患者さんも珍しくなかったのですが、リファームの場合、驚くぐらい施術中ほとんど痛みを感じることがありません。

二つ目はポラリスに比べ、リファームは肌のより深いところまで効果が浸透するので、たるみに対する効果が上がったことです。リファームの出現後、ポラリスは「たるみ」から「しわに効果がある」とキャッチフレーズを変えました。

三つ目は即時的な変化です。ポラリスに比べると、リファームは施術直後に治療効果が分かりやすい。リファームはアメリカでもっとも人気のある施術になりつつありますが、ドクターがまず試しに患者さんの右半分を施術して、鏡を見せると、法令線が浅くなり、目が大きくなるといったあまりの効果に驚いて、続けて左半面の施術も受けたいと希望するのだそうです。

レーザーや光治療器の世界では、進化が著しいため、新しい機械がより効果的な機械になるものですが、かといってポラリスに魅力がなくなったわけではありません。二番目の効能に書いたように、シワに対する効果は依然、強いと思います。

ポラリスを導入しているクリニックは少なくなってきましたので、シワに悩んでいる人にはお勧めかもしれませんよ。

ちなみにクリニックFにはポラリスもリファームもあります。(笑)

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2007年10月13日 (土)

パールとサイトンレーザーの違い

1 PEARL(パール)というレーザーが日本デビューして二ヶ月目に入りましたが、これがクリニックFではかなり評判が良いのです。

パールは先日のブログにも書きましたが、米国カルフォルニアのキュテラ社が満を持して開発したスキンリサーフェシングのレーザーです。

スキン(皮膚)・リサーフェシング(再び平らにする)

という言葉通り、特殊な波長のレーザーによって肌の薄皮をピーリングして、肌質をきめやかに、弾力を整える方法なのです。肌の感触的老化に対抗するための機器と言えます。

ひどい毛穴や、ニキビ跡に効果があるばかりではなく、何となく老化したくすんだ肌を撃退できます。

パールが登場する前は、この分野のレーザーの主流といえば、「サイトン」と呼ばれるエルビウムヤグレーザーでした。

先月から

「サイトンとパールの違いはなんですか?」

と患者さん数名から同じ質問を受けたので、ここに簡単にその違いをご紹介したいと思います。

サイトンとパールの最も大きな違いは、波長です。

サイトンは肌を非常に薄く蒸散させる能力と、すぐれたスキャナ機能を併せ持っており、白人の肌には非常に効果的でした。「レーザーの王様」という別名があるぐらいですから、その効果は推して知るべし。

しかしながら、サイトンに使われるエルビウムヤグの波長は血液を凝固させるものではありませんので、施術後に点状出血をしてしまうという弱点がありました。

点状出血をしてしまうと、施術後に色素が皮膚に残ってしまうことがあるのです。

僕がサイトンを購入するのにどうしても躊躇ってしまった理由はここにあります。

反対にパールの波長は肌をリサーフェシングした後に、きっちりと止血ができます。止血が終わりますので、ほぼ4日で肌が剥けて、新しい肌が出てくるのです。殻が剥けたようなかんじでこれは感動しますよ。そして肝心の効果はどうかと言えば、サイトンと遜色ない、場合によってはサイトンよりもより良い効果を得られるのです。

パールの場合、4日間というダウンタイムがあるのですが、僕の患者さんの中には、「DVDをたくさん借りてシリーズものドラマを見たわ」という休暇派や、「お化粧はできたので、普通に会社に出勤した」という、行動派など、その4日間に関してはいろいろな過ごし方があるようです。

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2007年9月25日 (火)

首のシワに効くレーザー

連休の日曜日は大阪のセミナーにスピーカーとしてお声を掛けていただき、日帰りで行ってきました。僕は高いところとか飛行機が好きなので(子供っぽいですかね)、今回も羽田から行ったのですが、大阪はやはり新幹線を使う方が便利かな・・・と思いましたね(苦笑)。

今回はドクター向けのセミナーで、アファームマルチプレックスについて話をしてきました。実はこのレーザー、毛穴の改善やたるみの改善などいくつもの優れた特徴に加え、首のシワに非常に効果的なことが最近わかっています。

首や手、デコルテといった箇所は顔と代謝が異なるため、レーザーがいくら進化しても非常にアプローチが難しいのですが、これは朗報ですよね。

しかし今回もつくづく思ったのですが、僕はやっぱりレーザー(機械)が好きです(笑)。機械の説明をして、その操作を極めることが好きなんですよね。

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2007年9月22日 (土)

レーザーと化粧品の関係

昨日はクリニックFにてレーザー会社と化粧品原料会社、化粧品制作会社の方と僕・・・といった、ちょっと珍しいメンバーで、ある化粧品の素材についての打ち合わせがありました。

一部のレーザーは例外となりますが、レーザーを照射したときに、打つだけで患者さんをお帰しするのか、それともレーザーを打った後特定の原料が入った化粧品を使って、きちんとスキンケアを仕上げてからお帰しするのかで、まったく照射後の効果が異なります。

もちろんこれは日々のスキンケアにも同じことが言えます。決して安価とは言えないレーザー治療を行う上で、その効果を最大限に引き出すためには、照射後のホームケアに使う化粧品をきちんと「選ぶ」ことが必要となるわけです。

今回は、従来よりもさらに高い効果を求めるための化粧品原料についてあれこれとおもしろい話をし、研究の企画を作ることができました。

元々8月のお盆休みでクリニックを閉めた時に、クリニックFの「あるレーザー」を大学の研究室に持ち込み、肌に打ち込んだ時に発生する活性酸素の種類をESR ( electron spin resonance) -Spin trap法という方法で測定する実験をしたのですが、その実験結果が今回上がってきました。

ESR法とは皮下に照射したときに発生するフリーラジカルが、どの種類であるのか直接検出できるシステムです。

もともと化粧品原料の特色や効果を確認するために行った実験でしたが、結果は非常に興味深いものでした。僕たちは5種類のフリーラジカルの測定を行いましたが、その中でも特殊なラジカルだけが上昇したのです。(まだ学会発表前なので内容は秘密です)

この結果は、レーザーが従来提唱されてきた赤外線レーザーによる水の分子運動(熱エネルギー)の増加による組織破壊とは別のメカニズム(活性酸素誘導)により細胞変性を誘導し、肌を作り変えている可能性を示唆するもので、もしかしたら40年間レーザーの効果と考えられていたロックスアンダソンの選択的光融解理論に付随すべき、新しい解釈が新たにできるかもしれません。

この結果は、来年フロリダで行われる米国レーザー学会ASLMSか、パリで行われるヨーロッパ皮膚科学会(EADV)に発表する予定です。

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2007年9月19日 (水)

シネロン社CEOの来院

Photo 今日はオーロラ、ポラリス、ギャラクシー、リファームST、e-light、e-maxなど数々のレーザーの名機を販売してきたイスラエルシネロン社のCEOであるDoron Gerstelが来日したので、会食に行ってきました。

僕がシネロン社のオーロラ(現e-lightSR)という、シミを取り、肌を白くする機械に出会ったのは2002年のことでした。

おそらく日本で最初に輸入されたオーロラの1つを、当時僕が経営していた六本木のクリニックで購入したのです。

当時ELOSという電流(RF)と光(IPL)を相互利用した全く新しい技術を開発し、かさぶたを作ることなく、しかも痛みなく、シミやたるみをとる技術は、美肌業界に画期的な変化をもたらしたと記憶しています。

今思えば、いわば「メスの一種」というカテゴリーで認識されていたレーザーの技術を、それまでの1000倍以上の効力を持つ「強力な美顔器」というカテゴリーに変えたのが、この機械の発明だったのです。

開発から5年たった2007年でも、クリニックFで一番リピート率の高い施術はいまだオーロラ(現e-lightSR)です。アジア人の肌にとって、いかにこの技術が優れていたかの証明だと思います。ドロンとは今後の日本のレーザーのマーケットについて話し合いました。

閑話休題

皆さんは世界三大レーザー産地をご存知ですか?

1つはロックスアンダーソン率いるハーバード大学とウェルマン研究所のあるボストンです。アファームやエリートで有名なサイノシュア社をはじめ、多くのレーザー会社がボストンにあります。

もう1つはスタンフォード大学や、ベックマン研究所のあるカリフォルニアです。カリフォルニア州のシリコンバレーには、サーマクールを作るサーメージ社、フラクセルを作るリライアント社、ライムライトやタイタンを作るキュテラ社などがあります。

そして最後の三つ目、もう1つのレーザーの産地は意外かもしれませんがイスラエルなのです。

イスラエルは軍事大国ですので、レーザー発振器の技術が優れていて、今までも非常に優れたレーザー機器を開発してきました。中でもIPL(フォトフェイシャル)を初めて開発したシモン=エックハウス博士率いるシネロンは、世界各地に多くの直営の支店と52の輸入販売業者を持つ大きな企業として知られています。

会食後に、是非クリニックFを訪問したいと言ってもらえたので、夜の10時過ぎでしたがクリニックFを案内しました。細部にこだわった素敵なクリニックだと言ってもらえましたよ。

自分がクリニックを創る時にこだわった、些細な点に気づいてもらうのは、本当に嬉しいことだと思いました。

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2007年9月16日 (日)

感触的老化

「皮膚の老化を考えるとき、シミやくすみなどの“色彩的老化”とたるみやシワなどの“形状的老化”この2方向に対してアプローチが必要である」と、僕は学会に呼ばれるたびに話してきました。

しかし、今は第3の老化ファクター=「感触的老化」に対するニーズが高まっていることを日々の診療から感じています。

Photo 「感触的老化」とは、女性にわかりやすい言葉で言うと「キメや弾力」ということになりますね。英語では「キメ」を指す「テクスチャー」という言葉をよく使います。

シミやくすみがいくら改善されて白くなっても、たるみやシワがいくら改善されても、プチ整形あるいは美容整形手術で顔の形態をいくら変えても、肌自体が「弾力や瑞々しさ」を感じさせるものでないと若さを出すのにも限界があることに、美容IQの高い人たちが気付き始めた証なのでしょうね。

フラクセルⅡやアファーム・マルチプレックス、パールといった「キメを整える」「毛穴レス」のための新世代のレーザーの登場は、まさにこの時代、そしてマーケットのニーズに非常に合っていると言えます。

ただしこの「感触的老化」を真の意味で改善させるためには、皮膚の内側をまず鍛える必要があります。僕はよく、感触的老化の治療は、「ゆで卵の薄皮を剥く作業」だと表現しています。

先にほかのレーザーを利用して、シミやくすみを抜き、たるみやシワを改善させ、ゆで卵をいわば”真っ白でプリプリ”にした後に、薄皮をむくととても手触りのよい瑞々しい肌になるというわけです。

レーザーも使い方次第ですね。

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2007年9月14日 (金)

レーシック(LASIK)治療

Eye 最近レーシック(LASIK)について患者さんから質問を受けることが増えました。僕は眼科医ではありませんが、レーザー専門医としてある程度の知識はありますので、そこから出来る範囲でお話しています。

レーシック治療に使用するエキシマレーザーは希ガスやハロゲンなどの混合ガスを用いた紫外線領域の波長を持つレーザーです。希ガスにはアルゴン、クリプトン、キセノンが、ハロゲンはフッ素や塩素が使用されます。代表的な発振波長はArF(193nm)、KrF(248nm)、XeCl(308nm)、XeF(353nm)、といったかんじになります。

エキシマレーザーは産業用に開発されていましたが、組織に熱変性を起こすことなく分子レベルで切削というか、分解して蒸散できるという特徴により、医療用に利用されるようになりました。このエキシマレーザーは皮膚科領域でも、白斑症や尋常性乾癬の治療に使用されています。

Tech1  レーシック手術では数ミクロン単位の誤差も修正しなければならないので、現在のエキシマレーザーの技術は光学、工学的には、これらの治療法をクリアするぐらいに技術力が上がったと言うことになります。また、角膜の外膜(外側)は痛みを感じるのですが、レーシックはフラップ(蓋)を作って内層をレーザー照射しますので、ほとんど痛みのない施術が出来るのです。すばらしい進化ですね。

 世界の眼科専門医の間では、レーシックはいまだ賛否両論あるようです。僕は専門家ではないので明言は避けますが、反対する先生方の意見を集約すると、術式は替われど30年先の角膜の状態は誰にも予想がつかないということのようです。実際に30年前にレーシックを施術した人がいないわけですから。

 実は以前、レーシック手術を薦められたことがあります。本気で施術を考えたことがあるのですが、結局やめてしまいました。僕はメガネをかけることが多いのですが、裸眼視力は両目とも0.3ぐらい。屈折率で言うと-2.0Dぐらいなのです。理論的にはこの程度の軽度近視ですと、老視が入ったときにも近くに焦点があうので、本も裸眼で読めるのです。近くを取るか、遠くを取るか。生活習慣によっても変わりそうですね。

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2007年9月11日 (火)

新社長来日

002 昨晩、カルフォルニア Thermage(サーメージ)社の新社長が初来日し会食をされるということで、僕もお声をかけて頂きました。毎回ありがたいですね。

Thermage社はサーマクールの製造販売元として、メスのいらないフェイスリフト・・・つまり手術をしないで顔のリフトアップをする技術をいち早くアメリカFDA(厚生労働省に相当する)による認可を取り付け、この分野における「ゴールドスタンダード」を作った会社です。

アメリカのレーザー学会(ASLMS)で、最初にサーマクールがブースを出した時は、とても小さな場所でした。翌年、その翌年と機械の名前が売れるたびにブースは大きくなってゆき、今ではどの学会に参加しても、必ず社員の誰かに会うような大企業に成長しています。

1_3 この企業はもともと海兵隊出身という異色の経歴を持った、キースというカリスマ社長がリフトアップの機械を開発するためにベンチャーとして立ち上げた企業でした。2001年の11月に研究者とともに作られたプロトタイプはこんな写真のような機械だったんですよ。本邦初公開かもしれません。

キースは鉄の意志と実行力を持った非常に優秀な人物でしたが、約2年前にTermage社の株を売って引退。つい先日NYのコントロバーシーでこのキースに再会しましたが、今度は脂肪減量に関する新しい技術の会社を設立したそうで、その研究成果を僕にも見せてくれました。この会社でまた画期的な躍進を見せてくれるのでしょうか。楽しみですね。

今回Thermageを引き継いだ新社長のStephen Fanning(一番手前)は眼科領域のメーカーからの転身だそうで、Thamage社のCEOとしては初来日なのだそうです。

僕も日本で最も早い時期に当時まだ数人だったサーマクール認定医を取得し、以来何台もの機械を使用してきました。Termage社は毎年新しい照射チップを開発し、研究や学会発表に余念がない、起業の時からの精神を引き継いでいます。

昨日はアメリカと日本の教育や医療の話、テニスの話などで盛り上がりましたよ。

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2007年9月 6日 (木)

家庭用脱毛器

Img_1434 今日、クリニックに客人が訪ねてきました。

Thomas Goslau(写真中央)といって、もとオーロラ、ポラリス、ギャラクシーの開発会社であるシネロン社のアジアマーケットマネージャーだった人です。Thomasの奥さんは韓国のTV局で有名なアナウンサーで、シネロン時代も韓国のメディアには奥さんと共によく登場していたのだそうです。

最近シネロン社でトムの活躍を聞かないな・・・と思っていたら、シネロンは昨年退社して新しいビジネスを始め、僕に連絡を取ってきたというわけです。

今回は新しくホームユースの脱毛機を開発したそうで、それを日本でアジア人の肌に治験してくれるドクターを探しているのだとか。日本に来日した際に相談に乗って欲しいと3ヶ月前からメールを頂いていたのですが、ちょうど僕の海外出張と重なり、今回やっと再会が叶いました。

Img_1435今日はトム自慢の製品を初めて見せてもらいました。

この機械はフラッシュランプを使用して、ホームユースで脱毛をする機械なのですが、手に持てる、ちょうど男性のシェーバーのような大きさです。

実際照射してみましたが痛みもほとんどないので、これでアジア人に効果があり、かつもしも安全性の問題、耐久性の問題、法律の問題・・・などなどのハードルが仮にクリアできれば、魅力的なデバイスだと感じました。

ちょうど昨年の今頃に、リファームSTの講演のために日本に来日したカナダのStephen Mulholland医師など、米国レーザー学会でも有名ドクターも治験に参加しているそうです。正式に協力体制ができたら、アメリカに招待してもらい、ほかのドクターとのディスカッションに加わってみたいと思いました。

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2007年9月 1日 (土)

記者会見

1先日、 カルフォルニア CUTERA社の最新レーザー“Pearl”の記者会見に呼ばれてきました。

広尾のイタリアンレストランでライターさんを中心に行われた発表会でパールの施術経験医師の一人として呼ばれ、意見を述べてきたのです。僕はこのレーザーを使用しはじめてからこの二カ月で20人以上の患者さんに施術を行ってきました。

パールはエルビウムYSGG(イットリウム・スカンジウム・ガドリウム・ガーネット)という2790nmの特殊なレーザークリスタルを使用して作られたレーザーで、この波長は、美肌のレーザーでは初めて使用される波長なのです。レーザーおたくの血が騒ぎますね(笑)。

施術内容はと言えば、肌をゆで卵に例えると、その薄皮を光の力を使って一枚剥くような、ピーリングに近いものです。一皮“つるり”とむけるまでに4日ぐらいかかるのですが、肌の手触りがまるで変わり、経験した皆さんに驚かれました。ロサンジェルス在住で有名なDr.オバジのブルーピールという施術がマイルドになったようなかんじでしょうか。

このレーザーの適応として、ひどい毛穴や、アクネスカーなどにはてきめんの効果を発揮します。同時にお顔のリフトアップも見られます。施術は塗る麻酔を使用するため、痛みはほとんどないことは魅力的ですね。

今日9月1日より クリニックFでも正式なメニューとして登場します。

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2007年8月20日 (月)

姉妹の法則

20061227134029 レーザーを照射する場合、患者さんの顔の中には必ずレーザーショットが必要な場所があり、そこを意識してしかも正確に同じように打つようにしています。

元々麻酔科の出身だったことあって、痛みを最小限に留めつつも効果は最大限に出るような打ち方を探求するのが好きなのです。レーザーおたくなので(笑)。

顔の大きさ・骨格は人によって違うと思うのですが、レーザーを照射するときはこれを意識しなければなりません。通常、レーザーの種類によって、顔全体のショット数は数十発から数千発と変わります。以前にふと思いついて、顔を楕円と仮定して、それを積分して表面積を計算したことがあるのですが、男女の顔の面積差は1.2-1.3倍ぐらいでしょうか。でも同じ女性でも骨格と輪郭で本当にショット数は変わりますね。それはもう驚くほど。

何百人も何千人もレーザーを打ってきて照射のポイントや照射数が毎回変わるのを実際体験してきたので、僕の中では

「人間は誰一人同じ顔はないんだな」

と思ってきました。

ところが、今日その持論を覆すことが起きたのです。

とある御姉妹が今日レーザー治療に初めていらっしゃいました。使用したレーザーは毛穴とテクスチャーが改善し、さらにリフトアップものぞめる”アファームマルチプレックス”。

先に治療を開始した妹さんの方に必要な場所に必要なショットをして、顔全体を打ち終えたとき、機械のディスプレーを確認すると合計164ショット打った計算になっていました。必ずショット数は確認するようにしているのです。

次にお姉さんの番となり、同じように打ち終えたとき、ふとディスプレーを確認するとなんと全く同じ164ショットでした(!)。これには僕自身もびっくり。

やっぱり血の繋がった姉妹なんだなあ~と、なんだかしみじみとしましたよ。

顔つきなど顔の骨格や大きさがとても似ていましたので、おそらく表面積もほぼ同じだったのでしょうが、自分のレーザーのショットの正確さにもちょっと嬉しくなってしまいましたね(笑)。

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2007年8月17日 (金)

モザイク

001 今日、突然の来客がありました。

マックスピールで有名なマックスエンジニアリング社(現ルートロニック社)のアジアパシフィックディレクターのハンス=キムがクリニックFにやってきたのです。

ハンスは横浜で行われる日本美容皮膚科学会に参加するために来日したそうですが、僕の新しいクリニックを見学していなかったので、成田から直接四ッ谷のクリニックFを訪問してくれたわけです。

レーザー関係の海外の学会では、ブースでたいていハンスと顔を合わせます。昨年から数えますと、ロンドン、ウィーン、バンコク、ギリシャ、そしてもちろんアメリカ。ここ数年で、何ヵ国で彼と会ったことでしょう。会うたびに毎回食事などをしている僕の友人の一人です。

Fi1309_1e 今回は、肌を入れ替えるフラクショナルレーザーを照射する「モザイク」をいよいよ日本に上陸させたいため、ぜひデモ機をクリニックFにおかせて欲しいという話でした。

そんな「レーザーおたく垂涎の申し出」なら、いつでも喜んで受けると伝えておきました。

近日中にクリニックFに実物が届くかもしれません。いつも来てくださっている患者さんの中から10名ぐらい、無料で体験いただくモニターを抽出し、最新技術を体験をしていただこうと思っています。

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2007年8月16日 (木)

経絡とレーザー

  以前に

「リフトアップのレーザーを照射するときは、照射の技術によって効果が違う」

ダイエットでゆるんだ肌をどうするか?というブログに書いたことがあると思います。

スタッフなどと協力して、どういった照射方法がより効果を出せるか日々検討・研究するのですが、最近コツとして気づいたことがあります。それは顔の経絡に沿ってレーザーを照射すると、リフトアップの効き目が変化するということです。

マッサージもそうだと思いますが、顔に触るときにはどこから始めてどこで終わるか、痛点やツボなどを意識するものです。僕も特別に勉強したわけではなくとも、患者さんの顔にレーザーを打つことを繰り返していると、どういう順序がより効果を出しやすいか、どことどこに強弱をつけるべきか、なんとなく体で覚えていくものなのですよね。

自然療法に詳しいスタッフがいて、そういった「なんとなく」を経絡の理論と照らし合わせながら応用してみては、という話になりやってみたところ、これが実に効果的だったのです。

経絡は古代中国の医学において、人体の中の気血榮衛(気や血などといった生きるために必要なもの、現代で言う代謝産物)の通り道として考え出されたものです。調べてみたのですが、東洋医学だけでも数多くの流派があり、さらに西洋医学の解剖学と一致するものではありません。あくまで経験的になされてきた中医学の世界です。

もともと健康や美容目的の経絡マッサージはひろく行われており、気・血・水の流れを良くすることはもちろん、美容的にはたるみやむくみの解消、肌荒れ、乾燥肌、肌のくすみなどを解消する美肌効果があるといわれています。

クリニックFでは、特定の経絡に絞って集中的にレーザーを照射するプロトコールを作っています。目がぱっちりとして視界が広くなったと言われたり、わずか数ショットで法令線(鼻唇溝)をほとんど目立たなくして、感動していただいたり。

中国4千年の歴史と、21世紀の最先端美容レーザーがこんなところで結ばれるとは、まったくおもしろいですよね。

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2007年7月22日 (日)

ニキビとレーザー

先日は「アトピー性皮膚炎とレーザー」の話を書きましたが、今回はにきびについて書きましょう。

ニキビのつらさは、痛みを伴う場合は別として、なんと言っても凹凸と赤みだと思います。ニキビ自体が治っても赤みやシミが残ってしまったり「アクネ・スカー」と呼ばれる凹みが残ってしまうケースがありますからね。赤みはまだメイクでなんとかカバーすることができるものもありますが、凹凸を隠すのは限界がありますからつらい思いをされている方も多いのではないでしょうか? 今年の夏は天気が安定しないことも影響しているのか、体調を崩しそれによってニキビがひどくなっている患者さんも多いようです。

繰り返しになりますが、クリニックFは病気の治療を行うクリニックではありませんので、ニキビ治療を扱うことは基本的にありません。理由も以前に書いたとおりで、ニキビの場合はアトピー性皮膚炎と同様単なる「皮膚の炎症」と捉えるのではなく、内臓疾患や婦人科系疾患、ホルモン・レベル、生活習慣など多角的にアプローチをしなければ根本的な治療にならない場合も多く、今のクリニックではその対応が出来る設備・体制を設けていないからです。

たとえばニキビが突然出来た・・・という患者さんで実は腸の疾患を患っていた、とか、子宮や卵巣に腫瘍があった、とかそういった「ニキビが語る体のSOS信号」を皮膚科医のレベルで判断しきれないケースは実際ありうるわけです。

こうした前提を踏まえて、僕のところで何ができるかを考えていくと、こちらもアトピー性皮膚炎と同様「ニキビが出来にくい肌を作る」または「ニキビが出来ても跡になりにくい肌」を作っていくというところでしょう。これにはIPL系の光治療器を使います。具体的にはe-light やe-max、ライムライトと言ったところでしょう。、抗酸化力の強いビタミンCやEを配合した化粧品を併用するとより効果的です。

Affirm また、ニキビ跡=アクネスカーの改善も、レーザーでずいぶん出来る時代になりました。フラクセルⅡや、さらにクリニックFにも最近導入されたアファームマルチプレックスは、改善率も素晴らしく、現状では最もお勧めの治療器です。

昔はニキビと言えば「10代~20代のもの」でしたが、今は大人のニキビに悩む30代・40代も増えていますからね。特に大人になってから顎の周りにニキビが出来はじめた女性は要注意! 働きすぎ・飲みすぎ・怒り過ぎ(?)で男性ホルモンが優位になっているのかもしれませんよ。

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2007年7月12日 (木)

今年の造顔レーザー

Photo_20 巷では「造顔マッサージ」なるものが流行っているそうですね。僕の患者さんでも「毎日“造顔マッサージ”をやっているんです」という方がいて(しかも男性で)、その美意識の高さに感動したことがあります。

でも僕のクリニックにも実は「造顔レーザー」があるんですよ(笑)。

「なんとかと鋏は使いよう」

と言いますが、

これはそのまま

「なんとかとレーザーは使いよう」

と言える時代になりました。

同じレーザーなのに打つ人間によってここまで結果が変わるのか?! ということが実際に起きるのです。

ただシミをとる、ほくろをとる、シワをとる・・・といった用途で一台一台のレーザーを使うのではなく、マッサージをする指のようにレーザーを操って顔をデザインする、ということができる時代になっているのです。

時代時代に造顔レーザーは存在するものです。

2002年はオーロラ

2003年はサーマクール

2004年はタイタン

2005年はフラクセル

2006年はリファーム

そして、今年2007年、イチオシの「造顔レーザー」としては「アファーム」がある、と言えるでしょう。特にたるみとテクスチャーの施術を同時に出来る「アファームマルチプレックス」や、米国では発売され、日本でも近日公開になる「パール」はエポックメイキングになるレーザーといえます。

この2台はどちらも打ち方にコツがいるので、僕も出せるものなら「造顔マッサージ」のように「造顔レーザー」の本を出したいくらいです(笑)。

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2007年6月23日 (土)

フラクセルの本社

Riliant せっかくシリコンバレーに来たので、フラクセルの本社=リライアントに行ってきました。リライアントには昨年のAADの時にも来ましたが、元ネットスケープ社のビルを本社として使っていて、とても綺麗なところです。こういったところで僕も研究が出来たらいいだろうなとつい思ってしまいました。近くにGoogleの本社も。

今回はリライアント社の中もFraxel_clinic見学させてもらいました。組織を取れる研究所や、フラクセルの組立工場、さらにフラクセル専門のクリニックも併設されていました。その設備のすごさには驚きましたよ。まさにレーザーの本場アメリカ!というかんじでした。

リライアント社のCEOとも話すことが出来て、新しい機械についてちょっとした情報を聞くことが出来ました。残念ながらここではまだ書けませんが、新フラクセルはアファームと並んで、素晴らしい市場を開拓することを確信しました。ダウンタイムが多少あっても、肌を画期的に変えることができる、「ミニマムアブレイティブ」という新しい概念をここから両社が提案していくのです。

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2007年6月18日 (月)

フジモト・プロトコール

米国レーザー学会ASLMS American Society for Laser Medicine and Surgery)は、毎年1回アメリカで開かれます。一昨年はオーランド、去年はボストン、今年はテキサス。開催地は毎年変わります。僕はそのASLMSで演題を毎年発表してきましたが、2005年に発表した「アジアンスキンの肝斑に対するQスイッチヤグレーザーピーリングとLEDの併用治療法」はありがたいことに高い評価を頂き、その後その治療法は「フジモト・プロトコール」と命名され、ヨーロッパ・アジア諸国の肝斑治療で使われるようになりました。

前回ヨーロッパの学会に参加したときに、「フジモト・プロトコールのフジモトか?」と何人かのドクターから聞かれ、そうです、と答えたところ、それぞれの先生方は肝斑治療で僕が提案した治療法を使ってくださっているそうです。それを聞いてとても嬉しかったです。

それまでレーザー(フォトディストラクション・光破壊)を中心としていた学会の意向に、LED(フォトバイオモデレーション・光学的生体内変性)を加えた「併用療法」を提案したことに意義があったのだろうと思います。

Photo_13 ところでLEDとはなにか、ご存知ですか? 美容医療現場で使われるLEDは知らなくとも、信号機で使われたり、最近では蛍光灯の代わりに使われたりするので、普段の生活の中では馴染みのあるものだと思います。「青色発光ダイオード」の話題で覚えている方もいるかもしれません。

では、美容医療現場で使われるLEDとはどんなものなのか? それを考える前に、まずは美容医療現場のトレンドの話をしましょう。

美容医療の現場では、レーザーを主体としたアンチエイジング治療がそれまではずっと脚光を浴びてきました。レーザーの光によって表皮と真皮両方に刺激を与えることで、メラニンやヘモグロビンなどの色素を破壊し、コラーゲンの活性を図る事で抗加齢に取り組んできたのです。ところがその後「光治療」と呼ばれる、レーザーのように単一の光でなく、光の波長に幅をもたせた治療法が登場し、注目を浴びるようになりました。レーザー治療のように強烈な変化を一度で求めるのではなく、光治療によって穏やかながら確実な変化を求めるクライアントが増えてきたこともその背景にあります。

LEDはこの光治療に分類されます。LEDでは緩やかな光によって、細胞の中のいくつかの器官を活性化する効果があることが医療現場で明らかになり、学会の演題でも近年多く取り上げられるようになりました。この細胞器官活性効果を、フォトバイオモデレーション(光学的生体内変性)と言います。また、LEDが持つ創傷治癒過程を早める性質が、医療の分野では特に注目されており、LEDを利用した治療器は現在確実に増えています。

1. LEDの光がマストセルを活性化させる。マストセルは肌のコントロールタワーであり、皮膚の細胞の化学伝達物質をつくる他細胞のコミュニケーションの要である。

2.マストセルが放出した化学伝達物質の影響で肌のコラーゲンをつくる線維芽細胞や筋線維芽細胞や、皮膚の中の老廃物を食べ掃除をするマクロファージ、白血球などが活発になる。

3.光の波長で影響をうけた細胞が活化することで、細胞レベルから肌の新陳代謝が高まる

よって→→→たるみ、シワ、くすみ、シミなど総合的な肌効果をもたらす

LEDによって多くの細胞が活性化され、それによって肌の入れ替わり(ターン・オーバー)が早くなるというわけです。レーザーのような痛みを伴わず、穏やかでしかし確実な効果を期待できるLEDは、「スローライフ」を好む世代に受け入れられる次世代的な「スローデバイス」と言えるでしょう。

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2007年6月14日 (木)

アメリカ CUTERA社の CEO来たる

 Kevin 先週の話になるのですが、米国カルフォルニアに本社のあるレーザー会社CUTERAのCEOであるKevin Conorsが クリニックF を訪ねてくれました。クリニックFにはキュテラのXEOという最新鋭のレーザーが導入されており、その効果と、評判、さらには日本のレーザー医療の市場について聞きに来たのです。

Products_lineup_100 このXeo という機械は、タイタン(リフトアップ)、ライムライト(ホワイトニングや肝斑)、アキュチップ(しみ取り)、ジェネシス(目の下のたるみやクマ)、プロウェイブ(脱毛)などのすべての症状に対応できる機械です。

この機械は元来青い色の機械なのですが、クリニックFには日本で初の、米国仕様のグレーとグリーンの機械が導入されています。

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2007年6月13日 (水)

レーザーの歴史 その拾 最新のミニマムアブレイティブのレーザー

このフラクショナルレーザーリサーフェシングの市場で、私が注目するのは、やはり2007年の春にデビューした本家本元のReliant 社フラクセルⅡと、Cynosure 社のアファームです。フラクセルⅡとアファームは両方使わせていただいていますが、全く違った機械と考えてよいと思います。今までのノンアブレイティブの治療では満足できない方に、数日間なら赤みが残ってもよいという、ミニマムアブレイティブなレーザーのニーズがあり、これらの機種は、ちょうどそこの枠にきっちりとはまったレーザーだと思います。

1550nmのフラクセルⅡに対して、1440nmのアファームは、光の浸透の深さが違います。両者の波長の、水に対する吸収率が違うからなのです。アファームの採用している波長は水の吸収率が高いので、お椀のようななだらかな浅い熱変性を起こしますが、フラクセルⅡは逆に、組織が針や鉛筆のような、細長く深い熱変性を起こします。毛穴はアファーム。アクネスカーはフラクセルⅡが効果的でしょう。

Fraxeld フラクセルⅡはフラクセルⅠよりも痛みが少なくなり、施術の深さも深くなりました。また青い色素も必要なくなり、ニキビ跡のような、深い皮膚疾患には効果が高いと思います。スタンフォード大学(Stanford University)の皮膚科の女医であるZakia Rahmanが日本に来日した時のフラクセルの講義は素晴らしかったです。講義の後に、ディストリビューターであるJMEC社の好意で一緒に会食をしましたが、彼女の研究熱心さが非常に伝わりました。フラクセルを体のどこにどのくらいの深さで、どのくらいの密度で打つかを全て調節できるようになっていて、現状のフラクショナルレーザー市場では明らかに一歩先んじています。

Affirm アファームは1440nmの近赤外線および、CAP(The Combined Apex PulseTM)システムを使用した、最新フラクショナル・レーザー・リサーフェシング機器です。1440nmという光は、その水への吸収効率から、光老化の対象である300μm以下までしか届きません。その点痛みも弱いし、効果も浅いと言えるのですが、一般的に紫外線の効力のある部分の肌の入れ替えは出来ます。さらに米国ではランチタイムリジュビネーション(ランチタイムを使った肌の若返り)と言われているほど、約15分という短期間に施術を終えることが出来るのが魅力です。

アファームには1320nmの赤外線を同時に照射するアファームマルチプレックスという新機種が近々デビューする予定です。この機器はアファームの能力にプラスして、さらにたるみ引き締め効果を取り入れた機器で、大変期待が持てます。現在ワシントンDCのロバート=ワイス(Robert Weiss)医師、カルフルニア州サクラメントのエミル=タンゲッティ(Emil A. Tanghetti)医師、ロサンジェルスのロナード=モイ(Ronald Moy)医師、テネシーのブライアン=ビースマン(Brian Biesman)医師、ニューヨークのブルース=カッツ(Bruce E. Katz)医師の5人の医師(彼らは米国レーザー学会で私ともよく話をする仲です)が選ばれ、治験をしているところです。クリニックF院長の藤本は、フラクショナルレーザーの経験が日本で最も多い医師の一人であるため、日本で一番最初のアファームマルチプレックスをクリニックFに導入することを米国サイノシュア社から約束されています。

FDAFood and Drug Administration of the United States Department of Health and Human Service)米国食品医薬品局=日本の厚生労働省

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2007年6月11日 (月)

レーザーの歴史 その九 Fractional Laser Resurfacing

Fractional Laser Resurfacing 

2004年、ダラスのASLMS(米国レーザー学会American Society for Laser Medicine &Surgery)で、カルフォルニアのリライアント社が発表したFractional Laser Resurfacingは画期的な技術開発でした。ちょうど初めての技術発表のそのときに私は学会会場にいて、この講演を聞いていました。肌に細かい穴を開けて(正確には1550ナノメーターのエルビウムグラスレーザーを使用してミクロン単位で上皮を凝固させるのですが)肌を入れ替えるという全く新しい考えで、会場内に衝撃が走ったのを鮮明に覚えています。色素沈着が起こりやすいアジア人にとって、リサーフェシング(肌を入れ替える)施術ができることはまさに福音でした。私は日本の一台目のフラクセルを輸入し、多くの患者さんに使用し、とても感謝されました。

翌年の2005年以降、このフラクショナルリサーフェシングの技術を応用した器械が多く発売されました。基本的な情報と、FDAでの認可された適応疾患を書きますと

       Fraxel SR Laser:          

      1550nm Fiber Laser

      IOTS

      FDA: Pigmented lesions, resurfacing, melasma, periorbital rhytides, acne scarring and surgical scarring, coagulation of soft tissue.

       Affirm Laser:

      1440nm

      CAP, not fractional

      FDA: Periorbital wrinkles, pigmented lesions

       Lux IR Fractional:

      IPL 850-1350nm

      Stamping

      FDA: Coagulation of soft tissue

       Lux 1540nm:

      1540nm

      Stamping

      FDA: Coagulation of soft tissue

       Pixel Laser:

      2940 ablative Erbium

      Stamping

      FDA: Wrinkles, Skin resurfacing, epidermal nevi, spider veins, keratoses

       Mosaic Laser:

      1550nm

      Stamping (1 tip), Stationary Scanning [CHAOS] (3 tips)

なります。(写真はMosaic)私も20075月のオーストリアで行なわれたヨーロMozaic ッパ皮膚科学会に参加しましたが、イスラエルのシネロン社も、フラクショナルなポラリス(e-laserWR)を発表していました。多くのフラクショナルレーザーの販売が、この市場を作っているといえます。

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2007年6月 6日 (水)

レーザーの歴史 その八  肌を入れ替えるレーザーの登場

肌を入れ替えるスキンリサーフェシングレーザーの登場
波長が10600nmの炭酸ガスレーザーは、集光度合いの標的が水にあるため、生体組織には吸収されやすいのです。このレーザーは組織選択性が低いので、いぼや、盛り上がったほくろのような編成した組織を蒸発させることで簡単に除去ができました。この性質を利用して、焦点をぼかして肌に照射すると、正常な肌と病変の肌に差がなくほぼ同一の深さに影響を与えることができるのです。ダウンタイムはあるが、特に白人種では肌を入れ替えることができ、夢の肌の入れ替えレーザーとなりました。しかし、過度に熱変性を加えてしまうと真皮まで編成してしまうため、炎症反応が強くなってしまいます。また創面も炭化するため、治療が長引いてしまう性質があり、特にメラニン色素の多いアジア人には施術後の色素沈着症が問題となりました。
蒸散系のレーザーとしては、次にエルビウムヤグレーザーが生まれました。このレーザーは炭酸ガスレーザーよりも水への吸収率が高く、肌が均一に薄く削れる特長があります。また施術面が炭化しないため、創面がフレッシュになるため、その後に加工がしやすかったのです。 サイトンというレーザーが有名で、レーザーの王様と言われており、日本以外の東アジアでは最も売れているレーザーのひとつですが、色素沈着が多Saiton く、日本人の肌には馴染みませんでした。

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2007年6月 5日 (火)

レーザーの歴史 その七 リフトアップレーザー

Poralis_2 このサーマクールの成功を受けて、たるみすなわち形態的な老化に対しての治療法が模索されるようになりました。その対抗馬として、2003年にイスラエルのシネロン社がelosシステムをダイオードレーザーと組み合わせたポラリス(現e-laser WR) を登場させました。私は日本に初めに入った3つのポラリスのうち、ひとつを当時の六本木のクリニックに導入しました。このポラリスは痛みが少ないため、体のどの部位にも使用することができました。バストアップやヒップアップの体験症例も多くありました。

Taitanまた、痛みのないサーマクールとして脚光を浴びた同じくカルフォルニアのCUTERA社からタイタンTitanという機器が2003年に発売されました。このタイタンは1100-1800nmという赤外線(IR)域の光が皮膚深くまで浸透するという性質を利用して開発されたたるみ治療機です。以後、タイタンとポラリス、サーマクールは学会会場でもたるみ効果の判定で、頻繁に比較されるようになりました。

Emax_2 2006年 シネロンはelosシステムとIRを利用した、リファームST(SKIN TIHGTNING)という機械を開発しました。カナダのトロントから2006年9月にDr. Stephen Mulhollandが来日し、この発表会があり、私も立ち会いました。リファームSTの効果は波長に比例します。つまり、同じ理論のポラリスよりも深い部分にエネルギーが照射されるのです。引き上げ効果はかなりのものです。 しかしながら、サーマクール、タイタン、ポラリスWR、リファームSTともに、それぞれ効果も得意とする分野も違います。患者さんのお顔の特性を生かしながら、それに合った施術を選択する必要があるのです。 クリニックFでは、このサーマクール、タイタン、ポラリスWR、リファームSTのどれもが体験 できますのでぜひご相談ください

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2007年6月 4日 (月)

レーザーの歴史 その六 サーマクールの登場

形態的老化(たるみ、しわ)へのアプローチ R F の登場 

2002年にはラジオ波(Radio freaquency)という電流を使用した治療法がASLMS(米国レーザー学会アトランタAtlanta)で発表されました。光やレーザーを利用するのではなく、電流を使用する治療を提示したのです。この治療はたるみに代表される「形態的老化」に効果を発揮します。単極(モノポーラ)RFであるサーマクール(ThermaCool)がカルフォルニア州のサマージ(Thamage)社より発売され、話題騒然となりました。

Thamage サーマクール(ThermaCool)は、電気メスのRF技術を利用した、顔のたるみを治療するために作られた機械でした。キースというアメリカ海兵隊上がりの50歳過ぎのCEOが、何年という開発期間を経てこの機械を市場に出したのです。サーマクール=サーメージには、大きく分けて二つの効果があります。

ひとつは、しわやたるみを改善し、肌を引き締めながらリフトアップする効果です。真皮層内のコラーゲンがRF(高周波)の熱により収縮することで、即効的に引き締め効果が現れます。

もうひとつは、コラーゲンの活性化による美肌生成。RFの熱で壊れたコラーゲン繊維が修復される過程で、大量のコラーゲンが作られ活性化していきます。

施術を受けた患者さんの感想は

・肌の張力を感じる

・頬が痩せたような気がする

・頬に張りが出てきた

・額に張りが出てきた

・鼻唇溝(ホウレイ線)が浅くなった感じ

・皮膚の内側に張りがある感じ

・額がつるつるした感じ

2週間後から毛穴がしまった感じ

・子供から皮膚感が違うと言われた 

・痩せたと言われた ・アゴのラインがきれいになった

・直後からピーンと張った感じ

12週間で効果が出てきた

・頬からアゴにかけて小さくなった

・頬の小じわが改善されてきている

・眉が上がって目が大きくなった気がする

・皮膚にツヤが出てきた

・自分自身でも頬の変化を感じる

・痩せたと言われる

・口角が上がったと人に言われる 

・・・というように上々でしたが、反面決定的な弱点として施術中の痛みがあり、これが特にクローズアップされることになります。痛みを軽減すべく多くの医師たちの努力によって、サーマクールの施術方法は下記のように毎年変わってきました。

2003年 アトランタ開催の米国レーザー学会(ASLMSサーマクール・デビュー 全顔ハイパワー照射法が奨励されました。

2004年 ダラス開催の米国レーザー学会(ASLMS) 

    ルイスエスパーザー医師によるアンカリングメソッド法の発表。痛みの少ない照射法が検討されました。 

2005年 オーランド開催の米国レーザー学会(ASLMS

    全顔マルチプルパスおよびベクトル法の発表。アンカリングメソッドを生かして、患者さん個々に合わせた、テーラーメードの照射法が検討されました。

2006年 ボストン開催の米国レーザー学会(ASLMS

    照射面積3cm2 従来の三倍のビッグチップ

    照射面積0.25cm2 のまぶたスモールチップ

    2つのチップの登場により、顔だけではなくて、ボディーに対しても効果的な治療法が検討されました。

2007年のAAD(米国皮膚科学会)ではより進化したThamage NXT (サーマクールネクスト) が登場し、照射スピードと操作性が格段に上がりました。 

Thamage_nxt_2

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2007年6月 2日 (土)

レーザーの歴史 その五 スキンリジュビネーション(肌質の若返り)のためのレーザー

スキンリジュビネーション(肌質の若返り)のためのレーザー

もともとレーザー光線には、肌の下のメラニンやコラーゲン、ヘモグロビン、水に作用する効果があります。IPLが開発されて、施術後すぐにメイクをして帰れるという「non-ablative skin resurfacing」の治療が始まって以来、レーザーを低いパワーで顔全体に照射することで、スキンリジュビネーション(肌質の若返り)を行なう治療が始まりました。この治療法は、Laser facial と呼ばれています。

Laser facialは通常のシミを取るレーザーに比べて低出力ですが、顔全体に数百ショットの照射を施すことで、痛みなく肌の茶色いシミや赤みが減少し、さらにテクスチャーでも「肌の張り」が出るため、非常に人気のある施術になりました。CUTERA社のジェネシスや、CYNOSURE社のEliteなどを使用したロングパルスのレーザーフェイシャルは定評があります。

2002年にJMEC社が日本にディストリビュートしたMAX engineering(現Lutronic)社のQスイッチNd:YAGレーザーであるSPECTRA VRM を使用し、マックスピールと呼ばれる黒いカーボンローションを使用したレーザーピーリングを紹介しました。 Max01 この手法はGoldberg Dermatol Surg という雑誌に2001年に発表した方法を参考に開発されました。当初は世界的なスタンダードだったQスイッチNd:YAGレーザーはHOYA社のMEDLITEという製品でしたが、もともと、QスイッチNd:YAGレーザーはアメリカで刺青をとるために開発されたものでしたので、それに適したように、安定した出力と5mmのスポット径、さらにビームプロファイルが山のような形をしたガルシアンと呼ばれるモードになっていました。

レーザーピールという観点では、SPECTRA VRMには、MEDLITEを上回る性能が二つありました。ひとつは照射径の大きさが大きいこと。もう1つはレーザーのビームプロファイルがトップハットと言われる出力が均等なものであることでした

Beam_mode レーザーのスポット(照射半径)に必要なエネルギーは、その半径の二乗に比例します。すなわち、7mm の径と5mmの径で、同じパワーの出力を求めたい場合、半径を二乗しますと一方では7×749 5×5255mm径を7mm径にするためには機械的には、ほぼ倍(2549に)の出力を持つ製品でなければならなかったのです。SPECTRA VRMは当時のQスイッチNd:YAGレーザーとしては珍しく、7mmの径の照射が可能でした。同時にレーザーのビームプロファイルも、先端のパワーが均一のトップハットのものでした。

このレーザーは当時としては「なすすべがない」と言われていた毛穴の治療に効果があったためマックスピールの名前で広まり、私も何編か論文を書かせていただきました。

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2007年6月 1日 (金)

レーザーの歴史 その四 IPL(フォトフェイシャル)の登場

画期的な色彩的老化(シミ、くすみ)の治療法 

IPL(フォトフェイシャル)の登場

1999 シモン=エックハウスが提唱した光治器=intenced pulsed lightフォトフェイシャルが米国ルミナス社で発売されました。 レーザーのような単一波長ではなNatulight く、カメラのフラッシュに似た、ある程度の光のバンドを持った治療器です。照射直後からメイクができるというコンセプトの元、かさぶたを作らないノンアブレイティブ治療というあらたな概念を作り、日本でも一世を風靡しました。

いわゆる「フォト治療」や、「フラッシュランプ治療」というのはこのIPLを指します。フォトフェイシャルというのは、戦闘機の塗装をはがすために発明された軍事機密の一つだと聞いたことがあります。戦闘機やジェット機は機体が大きいため、塗料の重さもずいぶんと多くなってしまうようなのです。当初この治療機が紹介された時は、医師の間では全く効果がないといわれていましたが、効果は医師ではなく世の中が判定します。エックハウスはこの発明によりビリオネアになりました。

2002年には、オーロラ(現e-light SR)という、IPLの技術と双極RF(後述)技術を合わせたイスラエルのシネロン社elosシステムが開発されました。

シネロン社のオーロラ(Aurora) は、シモン=エックハウスが技術者 としてスピンアウトし、カルフォルニア州の開業医であるパトリックビターJr.医師が開発にか関わりました。私自身も日本におけるもっとも初期のオーロラユーザーの一人ですが、シミだけが浮き上がり、ぼろぼろととれてしまう仕組みに感動し、患者さんにより満足できる施術が開発されたと、感心しました。日本では300台以上が売れたヒット商品となりました。

Aurora 光治療機はシミを消すために様々な機器が開発されてきましたが、2004年にシネロン社から発表されたオーロラプロ(スーパーオーロラ、オーロラ SRAともいわれます)は、それまでのオーロラの波長を100nm紫外線域に振り、パルス幅を半分にすることで、シミへの効果をあげたものでした。今までのオーロラを“やすり”と表現すれば、オーロラプロは“ナイフ”のようにシミを切り取る効果がありました。使用方法に気をつけなければ、火傷のリスクも上がるのです。今までのオーロラでは取れなかったシミが浮かびパラパラと落ちていく様は、まさに驚きでした。

ちょうど同じころ、カルフォルニアのCUTERA社ではアキュチップ(AcuTip 500)という直径6.35mmのチップを使用したフラッシュランプのシミ治療器を開発しました。小さい径ですが、非常に切れ味のよく、使いやすい治療機となりました。

Xeo_1 2006年には同じCUTERA社よりライムライト(LimeLight)という光治療機が登場しました。この治療機は、520-1100nmという、赤いヘモグロビンにも、茶色いメラニンにも反応する波長を使用し、より改良したIPL です。

 

オーロラ(現e-light SR)、オーロラプロ(現e-light SRA)、ライムライト、アキュチップは、それぞれ効果も得意とする分野も違います。患者さんのシミの特性を見ながら、それに合った施術を選択する必要があるのです。

クリニックFは、色素系疾患へのアプローチとしてオーロラ(現e-light SR)、オーロラプロ(現e-light SRA)、ライムライト、アキュチップのすべてが選択できる数少ないクリニックとなっています。

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2007年5月30日 (水)

レーザーの歴史 その参 あざやほくろに効くレーザーの登場

あざやほくろに効くレーザーの登場

レーザー光線は、波長によって肌の下で反応する物質が変わる・・・という話はロックス=アンダソンによって指摘されましたが、肌の下の組織は、水・メラニン・ヘモグロビン・タンパク質の4つになります。 脱毛レーザー開発とほぼ同じ時期Photo_6 に、あざやほくろをとるためにメラニン吸収を主体にしたレーザーが開発されました。

主に初期に使われたのが波長が694nmのルビーレーザーでした。 この波長はメラニンへの吸収性がよく、それに比較してコラーゲンやヘモグロビンへの吸収率が低いため、茶色いメラニンには使用しやすかったのです。

Stones_ruby2 この種のレーザーでも技術革新が進みます。実際にレーザーを照射する時間を「パルス幅」というのですが、この幅が短ければ短いほど、組織に対して熱が伝わる時間が短くなり、標的組織を破壊する能力が高くなるため、メラニン色素をとるためのレーザーはこのパルス幅を短くする技術の競争になりました。

パルスの幅がミリセコンド(1/1000秒)単位のものをロングパルスレーザー。その1,000分の1単位のマイクロセコンド(1/1000000秒)単位のものをノーマルパルスレーザー。そのまた1,000分の1単位のナノセコンド(1/1000000000秒)単位のものをQスイッチレーザーと言います。

Photo_7 Qスイッチレーザーは694nmQスイッチルビーレーザーを初めとして、755nmQスイッチアレキサンドライトレーザー、さらに1064nmQスイッチNd-YAGレーザーが開発されました。これらのレーザーは、いったんあざやほくろにレーザーを打ち込むと、この写真のように、まず色が白く変化し、じわじわと出血が始まり、色が変わり、3週間ぐらいでかさぶたととにもあざやほくろが取れるというものでした。

レーザーの歴史上、ここまでをablative resurfacingと言います。肌にいったんかさぶたを作って数週間後に肌を治そうという考えだったのです。しかしながら、施術後にすぐにメイクをして帰れるというnon-ablative skin resurfacingの技術が開発されたことによって、光治療器やレーザーを使用した肌の若返り療法は一気に加速します。

いわば、レーザーや光治療器は、ほくろやシミを対象とした手術室の“メス”から、顔全体のホワイトニングやリフティングを行う“進化した美顔器”的な存在に変化してゆくわけです。

明日のお題は「画期的な色彩的老化(シミ、くすみ)の治療法・IPL(フォトフェイシャル)の登場」です。 

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2007年5月29日 (火)

レーザーの歴史 その弐 東洋人における脱毛レーザーの応用

東洋人における脱毛レーザーの応用

Lpir 1996年、アメリカのフルモト(日系人)が、有色人種にも対応できる最初の脱毛レーザー、サイノシュア社LPIR(ロングパレスアレキサンドライトレーザー)を開発しました。

それがアレキサンドライトレーザーです。アレキサンドライトという人工宝石を用いて755nmという波長を出すレーザーでした。日本にも、その翌年である1997年に株式会社JMEC により輸入されました。

その後、よりパルス幅(照射時間)が短いキャンデラ(Candela)社のアレキサンドライトレーザージェントルレーズ(GentleLASE =冷却ガスとともに照射さGentlelase れるレーザーが日本に入ってきました。パルス幅が短いことによって、より細い毛にも対応可能となったのです。

さらに、ルミナス社(旧コヒレント社)より、半導体を使ったダイオードレーザーライトシェア(Light Sheer が登場しましLightsheer_sm た。ライトシュアは先端のハンドルピースに冷却装置がついているため火傷を起こしにくく、パルス幅も1秒当り530ミリと広くなっています。レーザーの性質上、不得意分野とされているうぶ毛の脱毛にも効果を発揮し、男性のヒゲの脱毛にも利用されています。このダイオードレーザーは、19994月に世界初の「永久減毛(Permanent Hair Reduction)」のFDA承認を受けました。

次に脱毛の世界に入ってきたレーザーが、ロングパルスヤグレーザー(波長1064nm)です。 肌の色の濃いApogee_elite 部位や毛根の深い場所の脱毛に最適なレーザーで、メラニン色素への吸収率は波長が長いほど低いため、1064nmのヤグレーザーは色素が多い肌には有利になるのです。日焼けした方の細く薄い毛を処理することもできます。メラニンに対する吸収率が高くないので、照射エネルギーをあげてもヤケドを起こす可能性はずっと減少します。最近アメリカでは、黒人やヒスパニッシュの脱毛に多く用いられています。

明日は、あざやほくろに効くレーザーの歴史について書きます。

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2007年5月28日 (月)

レーザーの歴史 その壱 レーザー発想の誕生と黎明期 

今日から数日間にわたって、自分の専門でもあるレーザーの歴史についてこのブログで触れたいと思います。今日はレーザーの理論の誕生と、脱毛レーザーについてです。

レーザー発想の誕生と黎明期

ノーベル物理学賞を受賞したアインシュタイン1920年代半ばに行った「誘導放出の研究」という論文がレーザー発想の原点です。

Index15_02 1954年に、CTownes(タウンズ)Schawlowらが、電波の一種のマイクロ波を強力にまっすぐに送り出す装置である水素レーザーを開発しました。1960年にはアメリカのT.H.メイマンがルビーの結晶を使い、“光を強力に直線的に送り出すレーザー発振装置を開発しました。これが近代レーザーの発祥です。1960年代にはレオン・ゴールドマンが世界初のルビーレーザーで子供の皮膚の血管腫の治療を行いました。彼はこの功績から「レーザー治療の父」と呼ばれています。  個々数十年は、皮膚科領域だけPhoto_11 ではなく、外科手術などの他の医学領域や、工学部門でレーザーが活躍する時代となりました。いわばレーザーの発展期と言えます。

レーザー脱毛器の誕生

1983年、ハーバード大学皮膚科ウェルマン皮膚研究所のロックス・アンダソンとJ.A.パリッシュが「Selective Photothermolysis(選択的光熱融解理論)」という論文を著名な科学雑誌サイエンスにアクセプト(採用)させました。

Covermed_2 この理論は、「光は、生体における特定の色素顆粒のみに光熱融解を起こさせる」というものでした。周囲組織には、なんら熱変化を与えることなく、茶色いメラニンや赤いヘモグロビンといった特定の色素細胞だけを選んで破壊するという理論です。この際、R.アンダソンのチームが、レーザーを使用して目の周りのアザの治療を行っていた時に、眉毛が生えてこなくなったという事実に着目しました。この事実から、「レーザーを使っての永久脱毛の可能性」を見出したとされています。

そして1996年、M.グロスマンによって、ルビーレーザーを用いた 世界初の脱毛機が誕生する運びとなったのです。このレーザーは、皮膚表皮にメラニンが少ない白人にのみ対応可能で、有色人種の皮膚の表面に含まれるメラニン色素に過剰反応してしまい、光が毛根まで届かなかったり表皮に火傷を負わせてしまうなどの結果を招きました。

東洋人における脱毛レーザーの応用については明日書きます。

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2006年11月24日 (金)

CYNOSURE AFFIRM

Image00300 フラクセルの進化版といわれているCYNOSURE社のAFFIRMのデモ機を使える機会がありました。会社のご好意で数日貸していただけたのです。

これが、スタイリッシュでなかなかかっこいいのです。アファームは針を打ち込むように表皮の一部を凝固させる方式をとりますが、青い色を顔に塗って光学マウスの原理を使用するスキャナ方式のフラクセルと違って、スタンプ状に肌に打ち込む形式です。

使用する波長も、エルビウムグラス(1550ナノメーター)レーザーのフラクセルとは違う、エルビウムヤグ(1440ナノメーター)のものです。前評判では、波長の関係上、アファームのほうが浅い部位(300マイクロメーターで、フラクセルの半分です)にしか届かないので、効果が弱いのではということでした。

Image00200

 ところが、実際にフラクセルを体験したことのある患者さん数人に施術をしてみると、非常に評判が良いのです。痛みはフラクセルより弱いし、青い色素を塗らないのが楽。効果もほとんど変らないと。

いやー、新しいクリニックで導入したくなっちゃいました。高瀬さん、スペシャルプライスを出してくれないですかね??

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2006年9月27日 (水)

ギャラクシーを超えた最新医療機器

オーロラ、ポラリス、ギャラクシー、オーロラSRA、オーロラプロ、シェイパー、コメットなどの機器を開発してきたイスラエルのシネロン社の最新機器がとうとう上陸しました。実はイスラエルは、アメリカと並ぶ、レーザーの先進国です。元々軍事目的で開発されてきたという背景があるのです。シネロン社は、バイポーラRF とほかのエネルギーの組み合わせに代表される、ELOS™テクノロジーの開発に特化している会社なのです。


その最新機種の名前はe-MAX(イーマックス)
eMax は、このELOS™テクノロジーの集大成ともいえるマシンです。



この機種は、正確にはギャラクシーの後継機種にあたり、医療レーザー(Laser=Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)と高周波のRF(radiofrequency)、光のIPL(Intense Pulsed Light)、赤外線治療のIR(InfraRed)の四つのエネルギーを駆使した科学技術での施術を可能にしたものなのです。

Fi1285_1e この機械は、フラクセルや、サーマクールが痛みが強いのであきらめていた方にとって、さらに予算的にちょっとキツイと思っていた方にとって、また、月に一度のレーザー機器で肌をメンテナンスにいらして下さっている方にとって最高の選択肢となると思います。


e-max(イーマックス)は、

オーロラの後継機種であるe-light(イーライト)の使用できる

SR(スキンリジュミネーション) 赤みと茶色みといった肌の色を薄くする
SRA(SRアドバンス) SRの茶色のメラニンを取る能力の切れ味をよくした
ST(スキンタイトニング) IR(赤外線)を使用した最新たるみ治療器リファーム
DR(RFを使用した脱毛機)


の四つのヘッドを備えて、患者さんの願いをかなえます。


さらに、ポラリスの後継機種であるe-laser(イーレーザー)
WR(リンクルリダクション) シワに効果があるレーザーです
LV(レッグベイン) 下肢の静脈を治療します


これらのすべての治療を行えるのです。


新しい機器によって患者さんに新しいサービスが出来るのは本当に嬉しいことです。coming soonです。上陸を請うご期待。

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2006年8月16日 (水)

次世代のメス? ダイヤモンド・レーザーメス

Fi1155_0e カルフォルニアには、レーザー開発のベンチャー企業なるものがいくつかあります。


そのうちの一社を今回、訪問してきました。


この会社はダイヤモンドレーザーメスなるものを作っているのです。
デビアス社から直接仕入れ、特殊な角度でカットされたダイヤモンドをCO2レーザーの先につけ、電気メスのように使用するというものです。


電気メスには、切る役割と、血管を凝固する役割があります。電気メスは一部の上皮を蒸発させることで皮膚を切るため、傷を合わせたときに、跡が残りやすいのです。ですから、通常の手術では、まず普通のメスで皮膚を切った後、電気メスで凝固します。


しかし、このダイヤモンドレーザーメスを使うと、25ナノメーターという非常に細かい切れ味があると同時に、同時に血管が凝固できるのです。


今まで、手術の時には切開と、凝固という二つの工程で時間がかかっていたので、これにはビックリです。顔や頭といった、出血の多い部分での効果は非常に良いと思います。

Fi1155_1e 実際にチキンの肉を使って、研究所のような倉庫??で、実践してくれました。


通常、メスを使うときには肌の抵抗を感じながら切るものなのですが、実際にやってみると、なんと表現したらよいのか、バターを温めたナイフで切るような、いわゆる名医になった気分になれると思いますよ。


実際に売れるかは数年後ですね。

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2006年7月27日 (木)

背中のニキビを退治する

Fi1076_0e 背中のニキビ、気にしている人多いですよね。


この季節、特に水着になる人も多いので、背中のケアを考える人が多いと思います。


でも、何で背中にニキビって出来るんでしょうか?

原因はいくつかありますが、まずは洗い方の問題。皮脂が出ないのにナイロンなどの素材のタオルや硬すぎるブラシで洗いすぎてアクネ菌が繁殖したり、合わない石鹸を使っているためにニキビが出来ている場合があります。これは清潔好きな日本人特有かもしれません。

次に肝臓機能や消化器機能が低下しているなど、内臓の弱まりにより出来ているニキビもあります。患者さんに聞くと、けっこうお酒が好きな人が多かったりするんですよ。こういった場合は生活習慣の改善も視野に入れつつ、一度医師の診察が必要です。

それから、もうひとつ。最初の「洗いすぎ」とは逆に、洗い方が足りなくて、角質がたまってしまっていることが原因で背中にニキビができてしまうことも多いですね。


こうした方には、ピーリング石鹸というものをお出しできます。割とリーズナブルな石鹸ですが、たまった角質を削ることで、肌をすべすべに出来ます。


これで治りが悪い方には、写真のクラリソニックという器械がお勧めです。値段は34800円なのですが、これが、いわゆる電動歯ブラシの背中版なのです。


完全防水ですので、洗いにくい背中を流したり、化粧を落とすときに本当に便利です。ニキビの原因であるポルフィリンの除去作用も強いので、ニキビが出来にくい肌になるのです。

このクラリソニックはクリニックFで、体験も購入もできますので、ご興味のある方はいらしてください。

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2006年7月16日 (日)

新しいレーザーテクノロジー

Fi1038_0e 今日は連休の中日ですが、赤坂プリンスで行われたCYNOSURE社の新製品のAFFIRMの発表会に参加してきました。


韓国から9名、香港から2名のドクターが参加して、総勢40人近かったでしょうか。新製品の発表会としては、比較的大きな会でした。


AFFIRMは、フラクセルの対抗機種としてデビューした製品ですが、フラクセルが照射線をスキャナ方式で照射するのに対して、アファームはスタンプ方式で行う点、使用する波長が1440と1550NMとわずかに違う点、そして皮下に侵達する深さが、アファームのが浅いため、痛みが少ない点などが違います。


実際に使用してみましたが、フラクセルのように色や麻酔を塗らなくて良いのが、施術時間を半分以下にします。効果が同じように効くのであれば、非常に良い製品だと思いましたよ。


レーザーマニア?オタク?としては、使ってみたいですよ。来月サンディエゴで行われるハーバードコントラバーシーというレーザーの学会で、実際に二機種を使用した先生に話を聞いてみたいと思います。

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2006年6月23日 (金)

フラクセル開発会社の役員の訪問

Fi936_0e 昨日、フラクセルを開発しているReliant社のアジア地区統括マネジャーのMr. Lee Fagot氏とvice president of salesのMr.Keith Sullivan氏が、今週25日の日曜日に開催されるフラクセルユーザーズミーティングに合わせて来日しました。フラクセルの日本のキークリニックである僕のクリニックを訪問してくれました。

Mr. Lee Fagot氏は、これまで18年間Johnson &Johnsonの医療機器や医薬品の国際セールス&マネージメント(特にアジア地区)など国際ビジネスにおいて豊富な経験を持っている人です。

サロンから見える清水谷公園の美しい緑と、施設の木目の美しさに、非常に感動してくれました。海外からの訪問者は嬉しいものですね。

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2006年6月15日 (木)

レーザー最新情報

 
Fi873_0e この土日に、フェムト秒テクノロジーという工学用のちょっと難しい本を読みました。値段は8400円。こういう専門書は高いですよね。でも、この本は、フェムト秒(10-15~10-12秒)という非常に短い時間領域で光と電子の状態を制御する技術の研究開発つまり、フェムト秒というごく短い時間に照射光が出る最新型のレーザーの話が書いてあるのです。


ちなみに時間の単位を長い方から短い順に書くと、
年、月、日、時、分、秒、ミリ秒(1/1000秒)、マイクロ秒(1/1000ミリ秒)、ナノ秒(1/1000マイクロ秒)、ピコ秒(1/1000ナノ秒)、フェムト秒(1/1000ピコ秒)、アト秒(1/1000フェムト秒)となります。
今話題のナノテクの100万分の一の単位の話。とにかくとてつもなく短い秒数なのです。


1960年に発明されたレーザーは、半導体レーザーや超短パルスレーザーの進展に伴い、産業用だけでなく、家電製品や医療などわれわれの暮らしのなかにも入って来ました。


美容皮膚科で使うレーザーとしてはYAGレーザー、CO2レーザー、ルビーレーザー、半導体レーザーなど多岐にわたりますが、このうち、ND:YAGレーザー、アレキサンドライトレーザー、ルビーレーザーなどがナノ秒単位の照射時間を持つレーザーとなります。これが臨床利用されているレーザーの中で、最も照射時間が短いものとなります。


この本で紹介されているのは、今後の発展が最も期待されている超短パルスレーザーである、このフェムト秒レーザーテクノロジーなのです。照射時間が短いといったい何ができるのでしょうか?


組織に熱を全く加えずに、狙った物質だけを蒸発させる、もしくは破壊することが出来るのです。まさに科学最先端技術のメスを持てるわけですね。これらの技術が臨床利用されるのはもう少し先ですが、とても楽しみです。

次世代はナノテクならず、”フェムトテク”なのです。

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2006年6月13日 (火)

首のしわを浅くする新しい治療器

Fi874_0e 婦人画報の7月で首のしわを浅くする治療器としてサーマクールのニューチップを取材していただきました。

サーマクールのニューチップとして

照射面積3cm2 従来の三倍の面積のビックチップ
照射面積0.25cm2 のまぶた専用スモールチップ

というのが出たんですよ。このうちのビックチップが首の施術に用いられます。


いくら顔を美しくメンテナンスしても、首と手を見れば女性の年齢は一目瞭然だといわれています。化粧品業界でも一緒だと思いますが、美容医療の世界でも首と手のアンチエイジングは長年のテーマであり、至難の業でした。


手のアンチエイジングについてはフラクセルで決着がつきそうですが、[関連した日記LOG]


今年(2006年4月に)ボストンで行われた米国レーザー学会(ALMSM)では、首のしわがポラリスやギャラクシーによって改善するという報告がありましたが、僕自身は首のしわをなくす第一選択として、なによりもサーマクールを挙げたいと思います。

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背中を人に見せられますか??

Fi852_0e Chou Chou 主催のアンチエイジングセミナーの最後に、その場でレーザー治療の見学をしたのですが、これがなかなか好評でした。


 これが、背中の毛を全く痛みなく、瞬時に金髪にするレーザーなのです。右の写真をクリックしてください。

Fi852_1e このレーザーを使って左半分の毛を金髪にしたらこうなります。左半分だけ、きれいに金髪になっているのが分かりますか?クリックして拡大すると良く分かります。施術後に見学している皆さんに見せたら、あっという間に金髪に変わるので、驚きの声が上がっていました。


通常の脱毛レーザーは、完全脱毛まで数回施術がかかりますし、痛みもあります。さらに今からやっても、水着のシーズンに間に合いません。


このレーザーなら目立つ毛を一瞬ですべて金髪にできるので、背中がきれいになる上に、今年の夏、ひと夏きれいな背中でいられることが出来ます。


このレーザーのもう1つのメリットは、レーザーを照射することにより、背中のニキビが減り、さらに出来にくくなることです。背中だけでなく、うなじとか、腕とかお顔とかの施術も当然可能です。


肌に刺激がほとんどないので、明日、明後日に結婚式を迎える人だって、施術が可能なのです。これはすごいことですよ。

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2006年5月30日 (火)

背中のムダ毛が金髪に変わるレーザー!!

Fi811_0e

先週の土曜日、NIKTAの取材がありました。お題は”背中の手入れ”についてです。


背中のニキビや濃いうぶ毛に悩んでいる方も多いと思いますが、実はこれを一気に解決するレーザーが僕のクリニックにあります。


NIKTA風に名づけて”背毛が金髪に変わるレーザー!!”


 MAX PEEL でも有名な、マックス社の Spectra VRM Ⅱというレーザーを使うものです。マックスピールで使用するときと、パラメーターとアプリケーターを少し変えて、使用するのです。



 通常の背中の毛を目立たなくするためには、ダイオードやアレキサンドライトなどの脱毛レーザーを使用します。しかしこれらのレーザーは日焼けした時の肌には照射できませんし、しかも結構な痛みがあります。


このレーザーを使用すると、施術中にほとんど痛みも無く、しかも背中の濃い毛は当てた直後に金髪のようになるのです。同時に、背中のニキビが消えてしまい、出にくくなるので、スタッフの間ではとても人気があったのです。ちなみに副院長の小山先生も、このレーザーを使ってうなじの毛を薄くしていたと言っていました。背中に限らず、応用範囲は広そうです。

今回これをメニューに上げるに当たり、値段は通常脱毛料金(セット料金含む)の三分のニにすることになりました。


今日電車に乗っていてふと思ったのですが、背中が露出する季節になりましたね。

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2006年4月25日 (火)

首のしわに効くレーザー

Fi708_0e 今日は朝から婦人画報の取材がありました。テーマは首のしわについて。


いくら顔を美しくメンテナンスしても、首と手を見れば女性の年齢は一目瞭然だといわれています。化粧品業界でも一緒だと思いますが、美容医療の世界でも首と手のアンチエイジングは長年のテーマであり、至難の業でした。それが最近になって首のしわの改善を期待できるレーザーが登場しているのです。


今年ボストンで行われた米国レーザー学会(ALMSM)では、首のしわがポラリスやギャラクシーによって改善するという報告がありましたが、僕自身は第一選択としてなによりもサーマクールを挙げたいと思います。婦人画報の取材ではサーマクールを使って受けました。


サーメージ日本公式サイト
http://www.thermage-japan.com/index.html

 
Fi708_1e レーザーというものは、同じ器械でも照射の仕方ひとつで効果は全く異なってくるものです。サーマクールは、その典型的な器械のひとつで、ここ数年の学会で照射の仕方がどんどん変化しています。


僕は医者として、そして研究者として諸外国の学会に参加し、常にアップ・トゥ・デイトの情報を掴む意義は大きく二つあると思っているのですが、

ひとつは数年後の新型レーザーのプロトタイプの研究発表を聞けること。これで数年後のレーザーの進化のトレンドが読めます。

もうひとつは、既存のレーザーを用いて、より効果的な照射方法を検討することです。まったく同じ名前のレーザーでも照射方法の違いで、効果は大きく変わってくるのです。


ちなみにサーマクールの施術方法は下記のように変わってきました。


2003年 アトランタ開催の米国レーザー学会(ASLMS)
 サーマクール・デビュー 全顔ハイパワー照射法が奨励されました。

2004年 ダラス開催の米国レーザー学会(ASLMS) 
 ルイスエスパーザー医師によるアンカリングメソッド法の発表。痛みの少ない照射法が検討されました。 

2005年 オーランド開催の米国レーザー学会(ASLMS)
 全顔マルチプルパスおよびベクトル法の発表。アンカリングメソッドを生かして、患者さん個々に合わせた、テーラーメードの照射法が検討されました。

2006年 ボストン開催の米国レーザー学会(ASLMS)

 照射面積3cm2 従来の三倍の面積のビックチップ
 照射面積0.25cm2 のまぶた専用スモールチップ
 2つのチップの登場により、顔だけではなくて、ボディーに対しても効果的な治療法が検討されました。


医者も日々勉強ですね。こうして仕入れた情報や技術こそが僕が医者として患者さんに提供できる財産なのだなと、最近つくづく実感しています。来年の発表が今から楽しみです。

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2006年4月22日 (土)

新兵器

Fi699_0e 今日サーマクールの新しいチップが届きました。なんと目ぶたの上に直接照射し、目のたるみをとるというものです。

 人間の顔が齢を重ねてゆくと、まず鼻の横にほうれい線(鼻唇溝)が出来ます。これは30歳ぐらいから目立ち始めます。

次に下口唇の横に、マリオネットラインと言われる操り人形や腹話術の人形の口元のようなラインが出ます。これが40歳ぐらいからでしょうか。

そして、同時にまぶたの外側がたるんで、下がってくるのです。

上記の二つは従来のサーマクールで対応出来たのですが、目の上のたるみばかりはちょっと対応が難しかったのです。

 この新チップ、現在までのチップの四分の一の大きさのチップを用いるのですが、これは昨年のオーランドの米国レーザー学会で研究が発表されたものでした。まさかこんな短期間に実現するとは。



技術の進歩はすごいものです。

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2006年4月 9日 (日)

たるみとシワに効くレーザー

 

Fi666_0e 学会最終日はたるみとしわのためのセッションでした。この分野は米国サーメージ社のサーマクールが3年前に切り開き、次いでイスラエルのシネロン社のポラリス、キュテラ社のタイタンなどが講演の中心になりました。

Fi666_1e サーマクールのサーメージ社での記念撮影です。

Fi666_2e_3 学会も最終日です。展示会場で、マックス社の営業部長のハンスとの写真です。

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2006年4月 8日 (土)

Aesthtic Buyers Guide

Fi654_0e今回とても名誉なことがありました。Aesthtic Buyers Guideというレーザー治療を始める医師向けの、最も売れている雑誌があるのですが、(アメリカ版とヨーロッパ版があります)その5月号のアメリカ版とヨーロッパ版に各々違った記事で僕のQスイッチヤグレーザーの文章が僕の写真入りで紹介されるのです。

今回機内で最終チェックのメールが送られてきて、会場で再校正しました。おそらく日本人でこの雑誌に記事が載ったドクターはいないと思います。これ、本当にすごいことなんですよ。

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2006年3月19日 (日)

たるみを引き上げる「秘策」

Fi544_0e 今日はクリニックの治療方針について、技術スタッフとディスカッションをしました。テーマは、サーマクールというRF機器について。たるみを引き上げる機器として、美容医療界では有名なものです。この機器が出来たばかりの頃は扱いが何かと難しく、使いこなせず苦労した医師も多かったと聞いていますが、僕は以前からこの機器が好きで割と得意としています。
特にチップが大きくなってからはサーマクールにつきものの痛みが軽減され、効果と安全性も劇的に上がり、クライアントに自信を持って薦められるようになりました。ただ、このサーマクールにはひとつ難があって、効果を実感できるのにすこし時間がかかるのです。
一般的には施術をしてから4ヵ月後に一番効果がわかると言われています。RFには施術中多少痛みがつきものですから、痛い思いをして、お金を払って、でも効果がわかるのは4ヵ月後・・・それじゃあ、患者さんもあまりおもしろくないだろうな、できれば施術後すぐに効果=ハリを実感できるほうがいいだろうな・・・と、思ってあれこれ試行錯誤を繰り返してきました。
 医療はサービス業。この仕事をしていて一番嬉しいときは、やっぱり「来て良かった!」とお客さんに喜んでもらえたときです。そのためにも、「藤本先生のクリニックはやっぱり違う!」と、患者さんに思ってもらえるようなサービスを提供したいな、と思っています。
 現場スタッフ同士で話をすると、医師・看護師・ビューティセラピスト・・・とそれぞれ立場は違うだけに、患者さんを見る目線や気になる箇所も違って非常に有意義なディスカッションができます。今日は僕がずいぶん前に提案し実績を上げている方法に、ナースやビューティ・セラピストからの提案も加わって、効果を実感できつつ、痛みも最小限に抑える・・という画期的ですばらしい秘策が出来上がりました。
 内容は・・・それは「秘策」なので、ここで明かすわけにもいきませんので、お知りになりたい方は、ぜひ クリニックF までいらしてください(笑)。

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2006年3月 4日 (土)

キュテラ社本社工場見学

Fi516_0e 3月4日の学会後はキュテラ社の訪問に行ってきました。日本ではタイタンという機械がつかわれているレーザー機器メーカーです。

Fi516_1e 出荷前のレーザーが並んでいます。一台20万ドル(2000万円)前後で取引されますので、宝のヤマです。

Fi516_2e_2 この会社5年前に、レーザー会社のコヒレントの技術者がスピンアウトして独立して作った会社です。技術畑で育った人ばかりなので、こだわった機能やコンセプトはすばらしいです。パワーサプライを自社で開発しているところや、センサーのキャリブレーションにもこだわって、一回あたりの照射をフィードバックするなど、新たなシステムが満載されています。

ビームプロファイルを検査する場所で。一発あたりのレーザービームの均一性を確認します。

最後に技術者のプレゼンテーションがありました。これは役立ちました。彼らの機種はまだ日本に多くは入っていないですが、非常に良質な製品を作っていることが良く分かりました。こういうのは、会社に訪問しないと分からないですよね。良い経験でした。

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2006年3月 2日 (木)

リライアント(フラクセル開発)社訪問

Fi512_0e サンフランシスコで行われたAmerican Academy of Dermatorogist アメリカ皮膚科学(AAD)に参加してきました。会期中にフラクセルを使用するDrたちを本社に招待する企画がありましたので、いってきました。大きな観光バスが二台、SFOのホテル日航に横付けされ、数の多さに驚きました。
そこからシリコンバレーまで約一時間のバスの旅で、リライアント本社に着きました。リライアント社は引っ越したばかりで、ここはなんと元あのブラウザーのネットスケープ社だったそうです。

本社玄関前で記念撮影です。

招待セッションは約4時間かけて行われました。リライアント社長の挨拶の後、二人の米国医師による公演とテクニックの披露。その後は世界中のフラクセル使用医師との懇親会です。

Fi512_3e ワインと軽食による懇親会は、本社の中で行われましたが、このように活況です。昨年に僕がシンガポールやタイ招待講演に行ったときに知り合ったの先生たちにも会場で再会し、世界は狭くなったんだなと体感しました。思ったよりアジアの先生が多かったです。日本人医師の参加は僕も含めて二人だけでした。日本ももっと、がんばらないと。

Fi512_4e リライアント本社の展示場です。三台のフラクセルがデモ用に並んでいます。

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2006年1月21日 (土)

フラクセル

Fi339_0e フラクセルという機械の理論が初めて発表されたのは2004年のダラスの米国レ-ザ-学会でした。毎年4月の上旬に開催される米国レーザー学会では常に多くの新技術が発表されるため、ダラスの学会ではどのような新しい技術が発表されるのだろうと思っていたところ、開発されたフラクセルの話を聞いたときは衝撃でした。

 美容レーザー分野では、1983年よりレーザーの技術の追求ばかりがなされてきましたが、レーザーや光治療は茶色や赤の色素に対して効果が認められています。つまり色彩的な老化に対しては治療効率が高いといえるのです。反対にシワやたるみなどの形態的老化に対してはあまり効果がないと考えられていました。

 2002年にシワやたるみなどの形態的老化に対して効果があるRF機器(オーロラやポラリス、サーマクール)が発売され、その後もLEDやプラズマといった新しい技術が開発されたため、ちょうど2004年のこの時期は、業者のレーザー離れが始まりつつあったのです。

 今までも肌を入れ替えようとするレーザーリサーフェシングという治療が施術されてきましたが、これは半年間以上も治療期間がかかるという一般人には程遠いものでした。かのエリザベステーラがスイスのレマン湖のほとりに半年間こもって、肌を入れ替える治療をしたという話は伝説です。

 フラクセルは肌に70マイクロメーターという小さな穴を空けて、肌のターンオーバーを改善することで、14-17%の肌を入れ替えてしまおうという考えなのです。しかも5日間ぐらいのダウンタイムで肌の入れ替わりの治療が可能になります。この治療を6回ぐらい繰り返せば、肌が一通り生まれ変わることになります。

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